Macで画像生成AI、比較してみる Mochi,Draw,Stable,Seaart
前回の記事の続きです。
前回の記事はこちら。
前回は、プロンプトなどバラバラの条件で生成した画像の紹介だけでしたので、今回はプロンプトを同じにして、その他の環境もなるべく揃えて画像を生成してみました。
比較したもの
Mochi Diffusion(以下、Mochiと略しているかもね)、DrawThings(以下、DTと略しているかもよ)、Stable Diffusion(以下、SD)、Seaart
揃えた項目と内容
プロンプト:いわゆるOL(ジャパニーズイングリッシュのOffice Lady)」を求めました。が、具体的なプロンプトは、省略させてください。完全にオリジナルではなく、拝借してきたものに手を入れた内容です。なので、ご勘弁ください。すんません。
モデル:Beautiful Realistic Asians (Brav5)
Seed値:同じ数値にしましたが、具体的な値はこれもご勘弁ください。
Sampling method:DPM++2M Karras(ただしMochiは選択肢になかったのでDPM-Solver++)
Sampling steps:20
Mochi Diffusion
生成に要した時間は20秒。
生成された画像ファイルのサイズは7.6MB!(無駄に大きい・・・)
「HD」という設定をONにしています。
OLというより大学生という感じ。メガネは指定していないのですが、なぜかくっついてきました。
DrawThings
生成に要した時間は22秒。
OLっぽさが出てきました。
SD(Stable Matrix)
所要時間は45秒。「Hires. fix」はオフにしています。オンにしていたらもっと時間がかかり、高品質になります。
Seaart
今回初登場。無料版のままで生成してます。無料の場合、処理がスタートするまで待たなくてはならないという制約はありますが、今回(平日の日中)はまっている時間はほとんどありませんでした(2〜3秒)。
この画像の生成にかかった所要時間は25秒。待機の3秒を含めて、なので、純粋に生成に要した時間は22秒ほどということになります。
感想
みなさんはこれらの画像にどのような感想を持たれたでしょうか。品質や、個人の嗜好(好み)もはいりますので、一概に優劣はつけられないです。
私なりの感想を書いてみます。
Macは画像生成AIに弱い、と言われてきているらしいが、ツールを選べば問題無し。
機械的な処理を命令しているにも関わらず、出来上がる結果はいろいろ。好み。
Mochiのおもちゃ的な存在感は際立つ。
Mochi以外は、Seed値を同じにしているためか、顔はかなり似ている。
胸元をどう処理するか、は過去の生成履歴が影響しているのかなぁ。
余計かもしれない情報
MochiとDTは、それぞれのコミュニティ(Discord)にも参加してます。参加人数や投稿・返信などの様子の活発感は後者が多い。Mochiは静か。もしかして、もう開発やらメンテナンスも収束してるのかな、と心配になります。
環境
わたしの環境です。
MacBook Pro 14インチ M4
24GB(増設なし)
SSD:512GB
私はMacでの画像生成を続けていきますが、画像生成AIのどれを使うかは取捨選択していきます。このまま改良・発展がないままだとMochi Diffusionは危ういな。
Macユーザーのみなさん、ぜひ応援をよろしくお願いします。(と言ってみたものの、noteってヤフコメみたいなコメント機能とか、チップみたいなのとかなかったですね、失礼)