「コミュニティ・ワーカー」という働き方の新しい選択肢
「このままでいいのかな」「現状を変えたい」と思いつつ、「何をやったらいいかわからない」と思ったことはありませんか?
まさに、私自身が「やりたいこと」がないのが長年の悩みでした。日々の生活のなかの小さな「やりたいこと」はたくさんあるのですが、大きなビジョンがまったく思いつかないのです。
そんななかで、最近読んだ『自分の居場所をつくる働き方』という本に、すてきな考えが書いてあったので、ご紹介します。
著者の中里桃子さんってどんな人?
株式会社女子マネ代表取締役。オンラインサロンの立ち上げ&運営パートナー。コミュニティマネージャー。
会社員を続けながら、2013年に社外コミュニティ運営に関わったことが転機となり、100名規模の読書会の運営や3年間の貸し会議室運営を経験。
2016年に創業。2019年に著者自身の妊娠で働く時間を3分の1にするも、売上は2倍になるなど安定して会社を成長させています。
「コミュニティ・ワーカー」としての働き方とは?
この本では、
「居場所」 とは、 “自分らしさ"を大切にしながら、仲間とつながり、協力しあって成果を出せる場所
そんな居場所をつくり出せる人を「コミュニティ・ワーカー」
と定義しています。
居場所を複数もつことができると、ひとつの場でうまくいかないことがあったとしても、自分を全否定することなく、気持ちを切り替えることができます。また、いまの居場所を大切にしながら、新たな場でさまざまな役割を試してみることができます。
そうして、複数の居場所で自分の可能性を広げていくのが「コミュニティ・ワーカー」としての働き方です。
この本のなかでとくに響いたのは?
「やりたい」と思えることが思いつかなくても決して悪いことではない
大切なのは、「応援したい」と思える「やりたいこと」をもつ人と出会うこと
という考えです。
これまでの私は、やりたいことが明確な人が羨ましく思えたこともあるし、他人の夢に乗っかることをなんとなく恥ずかしく思うようなこともありました。
だから、この考えに救われました。
これからは、堂々と共感する人を応援しながら、その人を応援するためにできることを増やしていこうと思います。
どんな人に読んでほしい?
・やりたいことがなく、自信がない人
・何かやりたいと思いつつ、何をやったらいいかわからない人
・自分はもっとやれるはず!と思っている人
そんなモヤモヤしている人におすすめします。
人生の満足度を上げるヒントが満載の1冊です。