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【Ninjutso Sora V2】前作よりも形状が変化。軽量マウスもここまで来たか...

こんちゃ、まっくちゃんです。

今回はNinjutsoから、レビュアー用に提供を頂きました「Ninjutso Sora V2」をレビュアーしていきます。

Ninjutsoはこれまで「Katana」や「Sora」(以降Sora V1と呼称)など、穴無しでも軽量でかつ安価な高品質なマウスを販売してきました。
今回レビューする「Sora V2」は前作から内部構造のアップデートのほかに、形状の変化も行われています。
そこの辺りも含め詳しくレビューしていきます。


最初に宣伝だけさせてください!

note記事のほかにYoutubeでデバイス関係の動画を出しています。
良ければチャンネル登録お願いします。


1.基本情報


  • 形状:119.2×59×37.3mm

  • 重量:39g±2g(実測値ソール込み40.7g)

  • メインスイッチ:Omron 光学式スイッチ

  • ホイールエンコーダー:TTC

  • センサー:PAW3395

  • ポーリングレート:1000Hz(将来的に8Kに対応)

  • 価格:99.99ドル

  • 発売予定時期:2月下旬

販売サイト↓(公式サイト)


2.ビルドクオリティ


2-1.メインスイッチ

Ninjutso Sora V2に搭載されているOmron Opticalスイッチは、クリック感はやや軽めながらしっかりとしたクリック感を感じる。

プリトラベル・ポストトラベル共に少しあり、いたって標準的な遊びになっている。

この手の軽量マウスに見られがちな、クリックした際にマウス全体に響くような不快感のある跳ね返りも無く、非常に心地いいクリック感に調整されている。


2-2.サイドボタン


スイッチ自体の型番は確認してないので不明だが、恐らく通常のメカニカルスイッチだと思われる。

クリック感は、はっきりとしていてプリトラベルはほぼ無し。
ポストトラベルは他のマウスと比べて短くなっている。これによりサイドボタンを押し込んだ際のグニャグニャ感が小さくなり、他のマウスと比べてサイドボタンのビルドクオリティが高く感じる。


2-3.マウスホイール

TTCのエンコーダーは品質が良いことで知られているがこのマウスの物も例外ではなく、ノッチ感をはっきりと感じられやや軽い回し心地となっている。

ホイールクリックも普通からやや軽めで、クリック感がはっきりしている為連続したクリックでも簡単に行える。

ホイールにはGPROと同形状のゴムが巻かれており、使用しているうちに手垢などが付着すると滑りやすくなってしまうので、定期的なメンテナンスが必要になると思われる。


2-4.その他全体的なビルドクオリティ


シェル全体はもちろん、ボトムシェルまで穴無しで構成されている。

ボトムを見ると、Sora V1ではDPIの変更ボタンとUSBレシーバーの収納があったが、Sora V2では削除されており電源のON/OFFスイッチのみになっている。
また、Sora V2では当たり前にある初期マウスソールが貼られていない。これはミスなどではなく、同梱されている中型ソールと小型ソールを選んで貼るようになっている。
筆者の場合、マウス前部は小型ソールで後部は中型ソールと分けて貼るので、初期ソールが貼られていないことは大変ありがたい。

シェル全体はかなり頑丈で握力60kgの筆者が握っても軋まない。
Sora V2を分解レポートしている人のXを拝見したが、内部構造的にかなり優れておりこれが軽量化と頑丈さを両立しているのだと思われる。

マウスコーティングはそのままでもかなり滑りにくくなっており、人によってはグリップテープが不要になると思う。他のマウスだと有線版のRazer DeathAdderV3やVAXEEのマウスなどが近いコーティングになっている。
筆者が頂いたSora V2は白色の為指紋も目立ちにくい。


3.マウス形状


最初にも書いた通りSora V2は前作のSora V1から形状変化している。

具体的な変更点は下記の通り。

  1. サイドのくびれが深くなった

  2. シェルのケツが少し低く若干前に移動した

  3. サイドの窪み部は逆ハの字が少し強くなった

  4. 全長が若干短くなった


Sora V1(赤)/Sora V2(シアン)
Eloshapes上で比較すると怒られそうだが公式サイトでは変化が分かりずらい。

この形状の変化で最も感じたのは、マウスサイドにかける指が置きやすくなった事。
前作のSora V1ではサイドの形状がストレートになっており、どこにでも指を配置できる反面指の掛かり位置が分かりずらく、フィット感が薄くなりマウス操作が行いにくかった。
しかし、Sora V2でこの点が改良されており、指を掛ける位置に明確に引っ掛かりができた上、逆はの字も少し強くなっているので操作感がかなり上がっている。

続いて、シェルのケツの形状が変化したことでSora V1では手首から手の平中央ぐらいまでマウスに当たっていたのが、Sora V2では手首近くがマウスに当たるようになり、前述のサイド形状の変化も相まって指の付け根を当てないつかみ持ちがかなり行いやすい。

他のマウスで例えるならば、ケツが小さくなったX2h。もしくは高さの最高位置が後ろにずれたViper。

全体的に平べったい形状ながらも手首付近へのフィット感はかなりあり、前述のとおりつかみ持ちには最高のマウスになり得る形状になっている。

他のかぶせ持ちやつかみ持ちに関しては相性が悪い。
手の大きい人ならばつかみ持ちは可能だが、かぶせ持ちに関しては背が低い為、マウスと手の平の間にどこかしら空間が生まれてしまう。


4.総評


Ninjutso Sora V2はつかみ持ちにより適した形状に変化しており、個人的に前作の問題点であった持ちづらさが改善されており非常に良いマウスになったと思う。

それに加え、光学式スイッチの搭載や更なる軽量化、将来的ではあるがポーリングレート8Kの対応など最新のトレンドも取り入れ、消費者のニーズも受け止めたマウスになってると思う。

穴無し軽量マウスでここまでの剛性を持たせることができる設計に素直に脱帽。他メーカーも軽量化に際しこだわっているが、Ninjutsoのこだわりを見せられると少し霞んでしまう程に完ぺきに近い。

ここまでくると逆にダメな個所を探そうとするのだが、今のところ発見できていない。
Sora V2はまた革命を起こしたマウスの1つとして記憶に残るだろう。


「Ninjutso Sora V2」レビューまとめ

〇ソール込み40.7g
〇マウス剛性◎
〇V1から改良されたつかみ持ちに適した形状
〇初期ソールが貼られておらず好みのソールを最初から使用できる
〇Webソフト管理
〇滑りずらいコーテイング

△現状はポーリングレート1Kで将来的に別売りドングルで8Kに対応予定

以上、Ninjutso Sora V2レビューでした。


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