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【LGG SaturnPro】Artizan零のクローン？思ったよりもコントロール寄りなマウスパッド

まっくちゃん『ゲーミングデバイスの人』

こんちゃ、まっくです。

今回は海外の大手販売サイトであった「Lethal Gaming Gear」が、自身で作成している惑星マウスパッドシリーズの一つである「Saturn Pro」をレビューしていきます。


今回の「Saturn Pro」は国内代理店である「HID-Labs」から購入しました。
購入当時は人気サイズのsquareが売り切れていました。入荷時期に関しては、昨今の情勢上不安定なので気になる方はHID-Labsに直接問い合わせてみてください。


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1.基本スペック

1-1.サイズと価格

「Saturn Pro」は黒・赤の2色と、XL size・Square sizeの径4種類展開です。

XL size：490×410×3.5mm ￥6,710(送料別)
Square size：500×500×3.5mm ￥7,370(送料別)

画像はHID-Labsに用意されていた黒色のsquare size.。
画像クリックで販売ページへ飛べます。

現在は国内販売はHID-Labsのみ。どうしても売り切れ中のサイズや色が欲しい場合は、直接Lethal Gaming Gearのサイトへアクセスするのもいいと思う。


1-2.滑走面・中間層・裏面


今回購入したのはXLサイズの赤色

・滑走面

滑走面はかなり滑らかな手触りで、ほんのわずかに毛羽立ちを感じます。持っているマウスパッドだとXtrfy GP4の毛羽立ちを抑えた感じが近いです。


・中間層

中間層はかなり柔らかいです。ArtizanのXsoft並みに柔らかく、これもまたXtrfy GP4の様な感じに近いです。


・裏面

裏面の滑り止め加工はArtizanと同じで吸い付くような滑り止めを発揮します。文字通り本当に吸い付いているので、使用していてズレることは無いですし、マウスパッドを交換する際にもズレなさ過ぎて交換しにくいぐらいです。


・スティッチ加工

端のスティッチ加工は優秀で、滑走面よりも高さが低く編んでいる糸も柔らかく細い為、手が擦れても痛くなりにくいです。
ただ、Twitterでは仕様2週間程度でほつれ始めたという報告もありますので、耐久性に関してはやや難を抱えている可能性があります。


全くの余談だが、マウスパッドの梱包は二重になっておりArtizan以上に丁寧な梱包になっていた。



1-3.防湿・耐水性能


防水性能自体は無く、水を垂らすと吸水します。ただ、水を吸収した箇所でマウスを滑らせてみても滑走スピードの変化はほぼ感じませんでした。

上記のことから耐湿性能に関しては優秀だと判断しました。

実際、1ヵ月近く使用しましたが日によって滑りが変化すると感じることはありませんでした。


2.実際の使用感


PC音ゲーで有名な「Osu」と大人気FPSの「ヴァロラント」「OW2」で1ヵ月ほど使用しました。
使用マウスは主に「Finalmouse Starlight12-M」「Finalmouse Starlight12-S」「Ninjatso Sora」「GPROXSL」で、使用ソールは左のマウスから順に「sapphireskate」「Corepad GPROX用」「ESPTiger Arc2」です。


・滑走スピード

有名どころのマウスパッドの比較では下記の様になりました。

Artizan零mid＞VAXEE PA＞Razer GigantusV2＞Qck＞Saturn Pro＞G-SR

自分の持っているマウスパッドの中ではG-SRより少しだけ滑りやすい結果となります。

全体の評価としてはがっつりコントロールタイプとなります。

前評判のArtizan零のクローンと聞いていた滑りとは全く違うと感じました。

使用感として、沈み込みやすい中間層のおかげで力を掛けない時の初動は軽く、滑走スピードもやや速くなるので、力の掛け方次第でかなり扱いやすいマウスパッドだと感じました。

G-SRの様などんなシチュエーションでも重たい感じではなく、状況次第である程度のスピードをコントロールできるので、普段からマウスパッドに力を調整しながら使用している方にはちょうどいいと思います。


3.結論


総合的な評価としては、トラッキングがある程度楽なコントロールタイプのマウスパッドです。

特に下記3点が筆者が思うこのマウスパッドが優れていると感じている箇所です。

  • がっつり止まる割には軽い初動とトラッキング

  • 力の掛け方次第で滑走スピードを調節できる

  • スティッチ加工が滑走面よりも下で干渉しにくい

特に上2つが他のコントロールタイプのマウスパッドにはない特徴だと感じました。

普通コントロールタイプのマウスパッドは、トラッキング性能を犠牲にしてフリック性能を上げていますが、このマウスパッドではどちらも犠牲にすることなくいい感じのバランスで共存できます。

筆者の持っているコントロールタイプのマウスパッドでいつも、滑走スピードと止め性能で天秤にかけていたので、どちらもできるこのマウスパッドはとても優秀だと感じました。

筆者の中ではコントロールタイプTier1です。

ただ、値段が海外輸入ということもあり、マウスパッド全体から見ても高めです。そこだけが唯一惜しい所です。

それでも、G-SRでもう少しトラッキング性能を上げたい方、GigantusV2よりも止め性能が欲しい方にはぜひ試してほしいマウスパッドでした。


「Saturn Pro」レビューまとめ

〇優秀な耐湿性能
〇優秀な滑り止め性能
〇コントロールタイプなのに軽い初動
〇トラッキング性能・フリック性能両方を兼ね備えている

✕スティッチ加工は耐久性が心配
✕マウスパッドにしては値段が高い

https://shop.hid-labs.com/product/lgg-saturn-pro/


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