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【DR-1】恐らく世界初。ジュラコン素材で出来たマウスソール

こんちゃ、まっくちゃんです。

5/20開催の大阪ゲーミングバザーお疲れ様でした!
おかげ様で持ち込んだデバイスが完売するという嬉しい事態になりました。
リスナーさんとも絡めたのでとても楽しかったです。

今回は個人的に大阪ゲーミングバザーで一番の目玉だと思っている、ジュラコン製のマウスソール「DR-1」のレビューをしていきます。


※DR-1はNitro Factory-deviceさんが大阪ゲーミングバザーで先行販売したもので、一般販売はまだ先になるそうです。


1.ジュラコン素材の特性


まず簡単にジュラコン素材の特性を説明します。

・長所

  • 吸水性が小さく、寸法安定性に優れる。

  • 耐摩耗性・摺動性(特に金属)に優れる。

  • 自己潤滑性がある。(PTFEと同じ)

  • 静電気を帯びない。(これ大事)

一般的なマウスソールの素材であるテフロンと比較すると、いくつかジュラコンの方が優れている箇所があります。

特に優れている箇所は、「静電気を帯びない」こと。

テフロン素材は、素材自体は絶縁性能が高い為電気を通しませんが、逆に自身に溜まった静電気を他に逃がすことができません。

その点、ジュラコンはそもそも静電気を発生させないので静電気でくっついて滑り具合が変化するといったことがありません。

湿気など滑りの変化を抑えるために除湿器などを置いていても、静電気で滑りが変化しては元も子もないので、この素材的特性は現時点で他のソールよりも優れていると言えるでしょう。


さらに、PTFE素材より優れている箇所として、ジュラコンはテフロンよりも耐摩耗性が優れています。ですので、経年による滑りの変化もごく少なく使用することが可能です。

混ぜ物ありのコントロール系のテフロンマウスソールも耐摩耗性に優れていますが、そもそもの素材の摩耗性がジュラコンの方が優れているので、摩耗の面からも滑りの変化はごく少なく済むと思われます。

後述しますが、2番目の項目の摺動性もPTFEとは若干異なるようです。
金属に対しての摺動性が良好ということで、恐らく硬度が高い物に対してはテフロンソールよりも滑りが良くなることが予想されます。


2.DR-1詳細と使用感


左はテフロン製のPL-1、右が今回紹介しているDR-1

冒頭にも書きましたが、DR-1は大阪ゲーミングバザーでの先行発売となっており、細かい仕様や値段は変化する可能があることを念頭に置いて欲しいです。

・大阪ゲーミングバザーでのDR-1
値段 ¥2,500 8個入り
素材 ジュラコン
形状 汎用丸形
成型方法 削り出し


今回紹介しているジュラコンは先ほども説明した通りテフロンよりも硬い為、従来の打ち抜き成型ではなく、削り出し成型となっているのがポイント。


Nitro Factory-device公式Twitterより

削り出し加工にすることで、表面・エッジ加工共に均一でより精度の高い仕上がりになっています。

精度が高いことで、テフロンソールでは不自然に中央部分が浮き沈みすることが無く、マウスパッドへの当たりが常に均一なので滑りの変化のストレスが少ないです。


・使用感


ゲーミングバザーで色々売ってしまったのですが、手持ちのマウスパッドで出来る限り試してみました。

装着マウスはG-wolvesのHSK plusで各所1個貼りの4点貼り。
マウスパッドは疾風乙クローンのESPTigerの「KOVAAKS TRGP」、中間層激固マウスパッド「FREE FALL」、「PARA BRAKE」、「VAXEE PA&PA black」、「Zowie G-SR-SE rouge」、「Xraypad MinervaDNA」で試しました。


結論を先に書くと、「FREE FALL」以外のマウスパッドではコントロール系のテフロンソールであるCorepad CTRL(GPROXSL用)よりも遅くなりました。

唯一テフロンソールの方が遅いと感じたFREE FALLですが、これは中間層が布マウスパッドにしては恐ろしく硬く、もはやハードパッドともい言えるぐらいなので設置面積の違いが出たと思います。

従来の点ソールと同じような感じで、中間層が柔らかいマウスパッドでは沈み込みでストッピングアシストを得られるのですが、エッジの加工かソールの硬度のせいなのか、切り返しの際の引っ掛かり感はテフロンよりもやや少なく感じました。

さらには、開封後2時間ほどバリ取りの為使用した後、1週間ほど使用しましたが、今のところソールの削れはほぼありません。


滑走中の滑りもテフロンに比べて一定に感じたので、テフロンの操作感を残しつつ、ガラスソールの一定の滑りを合わせて良いとこ取りをしたようなソールにも感じます。



3.結論


布・ハイブリット系のマウスパッド上では、既存のコントロール系のマウスソールよりもさらに1段か滑りを落とした滑りになります。


個人的にトラッキング系のAPEXやBF系に向いているのは疾風乙から上の滑りを持つバランススピードタイプのマウスパッドで、止めを重視するヴァロラント系はVAXEE PAよりも滑りの遅いマウスパッドが相性がいいと思いました。

布・ハイブリット系のマウスパッドで特にタクティカルシューターをメインでやってる方にはぜひ試して欲しいです。(現時点で入手方法がないのですが・・・)


ハード系を試せてはいないですが、FREE FALLで滑らせた感じを見ると、布系とは逆にスピードが速くなる可能性があると思います。ただ、ハード系でもテフロンソールよりも消耗が少なくなるのは間違いないので、頻繁にソールを変える必要が無いメリットがあります。



現在はDR-1をPARA BRAKEで使用してヴァロラントやってますが、面白いように止まります。それでも切り返しの引っ掛かりのストレスは無いので、本当に不思議な感覚です。

8個入りだったので1個しか買ってないのですが、もう1個買えばよかったと少し後悔してます。

以上、ジュラコン製のマウスソール「DR-1」のレビューでした。


「DR-1」レビューまとめ

〇静電気が帯電しない
〇テフロンよりも硬度があり耐久性に優れる
〇表面加工が均一で最初から面が出ている
〇テフロンソールよりもコントロール性能に優れる

✕一般販売はまだ先
✕テフロンソールよりも高価になる可能性が高い

販売時期が気になる方はぜひNitro Factory-deviceをフォローしてくださいね。


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