[029]情報の海で起きる偶然
こんばんは、まっちゃんです。
少し風邪気味(?)になりそうで、来たる新年にむけて体調管理には気を付けていきたいところです。
偶然見たニュースから
本日、12月1日に触れたニュースにこんなものがありました。
東洋経済オンラインのネット記事ですが、肝心の内容はというと、「ポゼストハンド」と呼ばれる装置によって"離れている場所のモノを感じられる"、そういった研究を早稲田大学で准教授されている玉城絵美さんという方が進めている、というお話でした。
私は領域外なので、ちゃんとした理解も追いつかず、当初さほど興味も惹かれない話題でしたが、明らかに革新的な試みであるこういったトピックに触れてみることは、たぶん、大事なことなんだと思います。
そうして、そうやって身近ではない情報にも多く触れていくようになると、ときたま"ガチの偶然"が起きることがあります。
思わぬエンカウント
つい昨晩のことでした。学生時代のノートを整理していると、ゼミ講義資料のために買った6年も前の雑誌が出てきました。
端正でいながら、やや幼げな面持ちでその雑誌の表紙を飾っていたのは、主演をつとめる映画『ストロボ・エッジ』の公開を翌年に控えた、有村架純さんです。
彼女の顔立ちもさることながら、その横に躍った「10年後に通用する学歴」という、これもまたエッジの鋭いフレーズにドキッとさせられながら、誌を開いてみると、6年前の玉城絵美さん(当時30歳)が「入院生活の不自由が『SFハンド』を生んだ」とのタイトルでインタビューされていました。
今朝の記事を見たときは気づきませんでしたが、夕方にふと「あっ」と昨晩のことを思い出し、情報と情報がつながったのです。
価値のある情報へ
こういった"ガチの偶然"はときたまに起こることがあります。
だからなんだという感じですが、星の数ほどの情報がこうやってエンカウントするには少なくとも、多くの情報に触れていることが必要条件になります。
ここで最も重要なことは、今朝の情報と6年前の情報がつながったときに得られる情報はおそらく誰も得ていない情報である点です。
イノベーションなんて言葉は大袈裟に聞こえるかもしれませんが、たぶん名の知れた企業戦略や看板企画はこうやって生まれていくんだと、私はしばしば思い知ります。
また、「新しいモノを創る」なんてことは、狩猟社会でもない現在においてまず無理なことだと私が思うのは、所詮人が考え得る範疇は既存の枠組みを出ないからだと感じているからでもあります。
重要なのは「組み合わせること」だったり、「その組み合わせ方」だったりします。
「プリンに醤油をかけたら」がいい例ですね。
上手くいくはずないと決めるのはダメとよく言いますが、発想の転換は自分の知識や経験を時には裏切って進まなければいけないので、なかなかに難しいものです。
しかし、情報をより多く持っていれば、「上手くいくはずない」が「…上手くいくかも?」に変わるかもしれないのです。取捨選択は必要ですが。