シルク・ドゥ・ソレイユのスカウトに聞いた!!契約獲得のためのビデオ作成のコツ(実際に提出した映像リンク付)
こんにちは!縄跳びパフォーマーの粕尾将一です。
2010年から2015年まで、縄跳びのアーティストとしてシルク・ドゥ・ソレイユ常設ショーの「La Nouba(ラヌーバ)」にソリストとして出演していました。世界各地で公演をしているシルク・ドゥ・ソレイユですが、縄跳びのソリストを入れた演目はラヌーバともう一つしかありませんでした。
ではどうやってシルク・ドゥ・ソレイユに出演することになったか。それは自身のプロモーションビデオを撮影してスカウトに送信したのがキッカケでした。
映像はとても大切な選考基準である
シルク・ドゥ・ソレイユでは世界中からパフォーマーやミュージシャンを集めています。年間を通じて定期的にオーディションも開催し、つねに新しい人材と才能を求めています。
しかし!!!
自分はオーディションなしで、いきなりショーへの出演が決まったんです。本来なら「書類審査→オーディション→契約」という流れが一般的。でもこれらを全てすっ飛ばして、いきなり契約をすることになったんです。
つまりオーディションや書類選考も必要ですが、それ以上に映像でアピールすることが大切なんです。場合によっては、自分のようにオーディション免除でショー契約を貰えるケースもあります。
どんな映像を送ればいいのか?
ではどんな映像を送信してアピールすればいいのでしょうか。残念ながら、キメキメの大会映像を送っても効果は薄いです。
これを考えるには、シルク・ドゥ・ソレイユがアーティストに求めているモノを理解し、映像の中に余すことなく取り入れる必要があります。
まず第一に、専門分野の基礎基本がしっかりできている事。これはどのジャンルでも同じです。たとえば体操なら男子で三回宙返り、女性で伸身二回宙返り。ジャンルごとに明確な技術の基準があるんです。最低限このレベルをクリアしていないと、選考対象にすらなりません。
たとえばこの映像は「縄跳び技術」をアピールするために作成しました。
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