「キリ新」電子版 2023年3月11日付(メルマガ 第171号)
東日本大震災から12年。全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなった大川小学校。遺された親たちの10年に及ぶ思いを記録した映画『生きる』が公開されています。失った我が子のための不屈の闘い。裁判に踏み切った遺族、訴訟には加わらなかった遺族、わずかに生き残った教員、そして子どもたちの心中はいかばかりかと胸が痛みます。そして、もし遺族がクリスチャンだったら、被告の学校、教育委員会側を「赦すべき」「裁判に訴えるのは福音的ではない」といった横やりが入り、真相究明もままならなかったのではないかとの思いがよぎりました。
映画『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち
https://ikiru-okawafilm.com/
今回も最後までお付き合いください。
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■ 最新号の紙面から
▼「狭山事件」から60年〝再審の扉開く最後の大詰め〟
キリスト教諸教派・団体代表ら東京高裁へ要請
http://www.kirishin.com/2023/03/08/59251/
▼【信教の自由を守る日】 北海道・櫻井義秀氏が講演
「統一協会問題、法律では解決不可能」
http://www.kirishin.com/2023/03/10/59296/
▼米マイアミ 胎児は無実と妊婦の被告が保釈要求
http://www.kirishin.com/2023/03/11/59322/
▼【異端・カルト110番】 韓国カルト教祖4人のドキュメンタリー
ネットフリックス配信で騒然
http://www.kirishin.com/2023/03/10/59300/
▼【書評】『隣人のあなた』安田菜津紀
http://www.kirishin.com/book/59203/
▼【宗教リテラシー向上委員会】
「『推し』を推す術」向井真人
http://www.kirishin.com/2023/03/08/59256/
■ web限定
▼誘惑、裏切り、無償の愛… ルーヴルのコレクションから
〝愛〟をテーマに描かれた73点が来日 「ルーヴル美術館展 愛を描く」
https://christianpress.jp/louvre_love/
六本木の国立新美術館で「ルーヴル美術館展 愛を描く」が開幕した。フランス、パリのルーヴル美術館といえば、約48万点に及ぶ美術品を所蔵し、世界で最も来館者数が多いことで知られる。本展ではその膨大なコレクションのなかから、73点の作品を通して、西洋絵画における〝愛〟の表現を紹介する。
▼「二つの教会をめぐる石の物語」
宇都宮美術館開館25周年記念展
http://www.kirishin.com/2023/03/01/59103/
カトリック松が峰教会聖堂と、日本聖公会・宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂。栃木県宇都宮市内にたつ、いずれも関東大震災後の復興ムードのなか聖別された教会建物をめぐる展覧会《二つの教会をめぐる石の物語》が開催されている。展覧会ではあわせてキリスト教的世界観における教会建物の位置づけや、日本におけるキリスト教会建築の流れも概観され、キリスト教と日本近代、さらには宗教と建築をめぐり多くの考えるヒントを得る機会となるだろう。
■ 告知情報
▼【新刊】『神学の小径Ⅴ 成就への問い』芳賀 力
http://www.kirishin.com/book/59167/
「物語る教会教義学」シリーズ、ここに堂々完結!
中間時を生きるわたしたちは、否定的なものに囲まれてもなお希望を抱くことができる!
生命、労働、結婚、政治、教会、神の国……。
わたしたちの歩みのすべてを、終末から降り注ぐ光のもとで物語る、シリーズ最終巻。
東京神学大学教授として、早くからナラティブアプローチを取り入れ組織神学を形作ってきた著者が説く「物語る」終末論。
既にと未だの狭間(中間時)に生きる教会に、確かな倫理とキリスト者の指針、聖書が描く究極の希望を鮮やかに書き記す。
▼宗教メディアサミット来週開催
開催直前告知ライブを本日配信
https://mediasummit.peatix.com/
いよいよ来週金曜の開催に迫りました。本日16時からは「神社仏閣オンライン」で開催直前告知ライブを配信します。
▼「神社仏閣オンライン」
https://www.youtube.com/@jinjabukkakuonline
▼宗教メディア紹介)キリスト新聞 とは? 松谷社長に直接インタビュー!
https://youtu.be/kVg3tbX4Yg8
今こそ宗教を取材対象としてきた専門紙・誌の記者、編集者が、客観的な立ち位置から、宗教の健全性を保つためにも、教団が抱える課題や可能性を、宗派を超えて広く社会に発信することが求められていると痛感し、このような催しを企画しました。信仰の有無、宗派にかかわらず、どなたも奮ってご参加ください。
・日時:3月17日(金)午後6時~8時
・会場:貸会議室 内海2階(東京都千代田区神田三崎町3-6-15 東京学院ビル)*会場観覧は定員60名
・オンライン(Zoom)での参加/録画アーカイブの視聴も可
・参加申込:Peatix(https://mediasummit.peatix.com/)、または「こくちーず」サイト(https://bit.ly/3jRwEXF)より
・参加費:会場観覧1,000円/オンライン視聴1,000円
・登壇者:工藤信人(仏教タイムス編集長)、佐藤慎太郎(中外日報社東京支社支社長代理)、
小野木康雄(文化時報社社長兼主筆)、丹羽宣子(RIRC研究員、中央学院大学非常勤講師)、西出勇志(共同通信編集委員)
・主催:キリスト新聞社
・協力:こころのよりどころ「ここより」
・問い合わせ:shinkichi1109@gmail.com(キリスト新聞社・松谷)
▼最相葉月さん講演会 『証し 日本のキリスト者』を語る
https://saisyohazuki2023-kyobunkwan.peatix.com/
今、キリスト教界で大きな話題となっている『証し 日本のキリスト者』(KADOKAWA)。この書籍の刊行を記念して、著者・最相葉月さんの講演会が催されます。同書に関しては今回が初のトークイベント。構想10年、取材6年、1000ページを超える圧倒的なつづこんしんボリュームで綴る渾身の長編ノンフィクションはいかにして生まれたのか、取材中にどのようなことを感じたのかなど、縦横無尽に語っていただきます。
▼最相葉月 さいしょう・はづき 1963年、東京生まれ。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、近年は精神医療、カウンセリングをテーマに取材。97年『絶対音感』で小学館ノンフィクション大賞。2007年『星新一一〇〇一話をつくった人』で大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、08年同書で日本推理作家協会賞、星雲賞。ほか著作多数。
・日時:3月21日(火・休)14~15時半
・会場:教文館3階ギャラリーステラ(人数によって変更あり)
・参加費:1,000円(会場で徴収)
・申込み:Peatixサイト(https://saisyohazuki2023-kyobunkwan.peatix.com/)、または以下まで。
・問合せ:教文館キリスト教書部(Tel 03‒3561‒8448=平日10~18時/日曜13~18時、Eメール=xbooks@kyobunkwan.co.jp)
・主催:教文館
▼【新刊】関西学院大学神学部ブックレット15
『災害とキリスト教』関西学院大学神学部編
http://www.kirishin.com/book/58692/
地震、津波、台風、大水害などさざまな災害が繰り返し派生する災害大国・日本。
そこに存在するキリスト教会は、災害をどのように記憶し、また災害に備え、その土地の人々とどのように手を取り、地域に仕えることができるのだろうか。同大教授陣のほか、現場で災害支援活動や子ども食堂などを通して、地域で奮闘してきた牧師たちの講演を収録。
▼目次
主題講演「呼び覚まされる霊性の震災学‐3.11 生と死のはざまで」金菱 清(同大学社会学部教授
神学講演「現代世界における災害の形‐環境危機に直面して」芦名定道(同大学神学部教授)
神学講演「戦災の記憶と想起‐ドイツの教会の事例から考える」小田部進一(同大学神学部教授)
現場報告「災害支援を通して」日下部遣志(日本基督教団川内教会牧師)
現場報告「分かち合う共同体を目指して‐教会こども食堂・フードバンクの働き」森分 望(日本基督教団三津教会牧師)
▼第1回「聖書エッセイコンテスト」授賞式
&特別対談「ことばで伝えるおもしろさ」林あまり×清涼院流水
https://bibleessaycontestaward.peatix.com/
日本聖書協会とキリスト新聞社がコラボして開催した第1回聖書エッセイコンテストの受賞者(大賞、準大賞、佳作)を招き、授賞式とあわせて選評委員お二人によるここでしか聴けない特別対談をオンラインで開催します。今回、コンテストに応募したという方も、次回ぜひ挑戦したいという方、純粋に話を聴いてみたいという方も、奮ってご参加ください。
・日時 3月18日(土)15:00~17:00
・教文館3階ギャラリーステラ(東京都中央区銀座4-5-1)
*会場参加は定員20名に限定させていただきます。
・オンライン観覧(Zoom ミーティング形式)
*申し込まれた方には、終了後1週間のみ録画を共有します。
・登壇者:林あまり(歌人、演劇評論家)、清涼院流水(作家、英訳者)
・参加方法:Peatixサイト(https://bibleessaycontestaward.peatix.com/)より
・参加料金:無料
・共催:日本聖書協会、キリスト新聞社
▼「賀川豊彦オンライン資料集」申込受付中
https://kagawa-doc.net/
キリスト新聞社は賀川豊彦記念松沢資料館の協力により、賀川豊彦が執筆した書籍、コラム、その他関連資料を網羅した「賀川豊彦オンライン資料集」を共同開発し、公開中。賀川が実践していた社会事業などに関する学術研究の進展へ貢献すること、また多くの方々に賀川豊彦の業績への理解を深めていただくことを目的としています。
▼初期公開時の掲載内容
賀川豊彦の主な著作物(全150種類)全文書PDF、賀川豊彦がキリスト新聞に1946年~生前最期まで不定期の連載「不尽油壺」の全回分、その他キリスト新聞に執筆した原稿類。
▼利用方法と利用額
① 下記フォームからお申込みください。お振込み先情報など詳細をメールでお知らせします。
https://kagawa-doc.net/#form
② 指定口座への振込を確認後、IDとパスワードを発行し、URLと共にお知らせします。
③ URLにアクセスし、ログインのうえ、10月3日からご利用いただけます。
法人/団体(大学図書館、研究機関等) 年額50,000円(税別) ※同時アクセス制限:3
個人 年額10,000円(税別) ※同時アクセス制限:1
▼松谷編集長の出演情報・講演実績をまとめました。講演の依頼は shinkichi1109@gmail.com まで。
http://www.kirishin.com/2019/09/18/29392/
▼「#究極の推し活」完結記念感謝ライブ配信
来年の「いのフェス」開催地はどこ?? *メンバーシップ限定
https://youtu.be/zkFetsBN9WM
▼いのちのことば社「ぶんでんチャンネル」による密着取材
https://youtu.be/-mdSXe9XMSg
▼キリスト教放送局 日本FEBC制作の新番組「FEBC Sprout!」出演回
https://youtube.com/playlist?list=PLIu-pTftRZua6zoC6y8qRBes12m7Msy1j
▼札幌キリスト教連合会主催講演会
「ポストコロナの教会2.0――世界的危機から得た教訓を無駄にしないために」
https://youtu.be/tNRGZrNwofQ
▼その他のメディア掲載記事については以下↓
共同通信「ときを結ぶ」 紙面刷新も精神は生きる https://bit.ly/38HEGrE
withnews 宗教っているの?自分探し中の僧侶と、サブカルなキリスト教徒が激論 https://bit.ly/2UnoyHh
BLOGOS 隠れオタクに届け…、元マンガ家志望の社長が語るアツい思い https://bit.ly/3E6fugw
Youtube 「What Being a Christian Is Like In Japan」 https://youtu.be/PLvWDYb2ORI
日刊サイゾー 「プリキュアにはかなわない」という現実を超えて https://bit.ly/3EbxJ4t
編集長ブログ(Twitterまとめ) http://macchan1109.livedoor.blog/
■ 「論壇2.0」/編集後記
▼「論壇2.0」 吉澤慎也(KGK総主事)
コロナ後における説教の価値
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