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国際線CA 35歳からの不妊治療②−2【タイミング法/人工授精】体験談

こんにちは。抹茶です。
ご覧いただきありがとうございます。

前記事国際線CA 35歳からの不妊治療②−1【タイミング法/人工授精】体験談の続きです。

(都内某クリニックにてタイミング法2回、人工授精4回にトライするも、かすりもせず。妊活を始めたばかりで期待が膨らんでしまっていたのもあり、毎回の落胆も大きいものでした。)

▽進みかけた体外受精

医師は丁寧に対応してくださいましたが、うまくいかない原因を尋ねてみても「うーん…」と言われるまで。それ以上原因を探ろうとする方針でもなければ、私自身も、原因を調べたいとお願いすることもありませんでした。

「妊娠は奇跡だし、うまくいかない原因がはっきりしないのは特別不思議なことではないのかもしれない。それより早く体外受精にステップアップしたほうが結果が出るのかも」という心境でした。
「いずれ体外受精を考えているなら、一日でも早いほうが良い」という医師の言葉にも後押しされ、体外受精に進むことを決意しました。

夫も一緒に体外受精の説明動画を見てくれたり、診察にも同席してくれた上で、私が希望するならと同意してくれました。

体外受精は決して魔法ではないとわかっていたつもりでした。しかし、体外受精は他と一線を画したもっとも高度な治療というイメージもあったので「次こそは!体外受精ならきっとうまくいくだろう」とさらに期待が高まっていきました。

  体外受精の準備段階

進め方は様々あると思いますが、私の場合、まずプラノバールという中容量ピルを服用することになりました。生理周期をリセットしつつ、採卵に向けて、粒揃いの卵を育てるのが目的とのことでした。
このプラノバール、副作用(主に吐き気)があまりにもひどく、服用中は気持ち悪さとの戦いでした。処方された吐き気止めを併用しても、横になって吐き気になんとか耐えるということもしばしば…(あくまでも私の場合です)

このとき、ホルモンの働きを人工的にコントロールすることに違和感を覚えました。しかも吐き気止めまで飲みながら…。「ここまでする必要あるの?」と、本当にこのまま進んでいいものかだんだん不安になっていきました。
それでもここまで飲んだのだからと、持ち前の真面目さを発揮(?)し、なんとか指定の日までプラバールを全て服用。その後、予定通り生理(消退出血)が来ました。

事前に医師から説明されていた通りの流れでしたが、全く生理痛がないのに、ただ鮮血が出ているという状況がなんだか怖くなってしまった私。

「本当に体外受精しないと私は妊娠できないの?原因がわからないからと言って、必ずしもステップアップすれば良いとは限らないのでは?やみくもにお薬でホルモンバランスを変えて良いの?」という戸惑いが日に日に強くなっていきました。

体外受精しないとまず妊娠できないという状況なら、おそらく覚悟を決めて取り組めたと思います。しかし、真に必要と判明しているわけではない段階でステップアップに挑もうとしているから自分の中で違和感があることに、ようやく気付きました。だから、自分の選択に納得しきれていなくて、胸がザワザワしていたのだと。

次は採卵に向けて自己注射が始まる予定でしたが、その前に治療を中断することを決意しました。

体外受精を否定しているわけではありません。ただ、「私にとって、今したい治療はこれではない」と感じるようになっていました。

(ちなみにこのあと、自分自身の生理周期をすぐに取り戻せるのか、自然と排卵するのか、お薬の影響がどの程度及ぶのか未知だったので不安もありましたが、結果として、心配するような影響はありませんでした)

▽私が大切にしたいもの

妊活との向き合い方について、夫婦で話し合いを重ねました。常に私の思いに寄り添い、一緒に考えてくれる夫。

クリニックの方針と自分の思いに乖離を感じ始めていた私は、転院を考え始めていて、友人からも良い噂を聞いていたNACに行ってみたいと思うようになっていました。同時に、これまで治療一直線でがむしゃらになっていたので、あえて一度カームダウンして、夫婦の時間をもっと楽しもうという思いもありました。

そこで「3か月後までは、タイミング法を自分達で続けてみよう」と相談して決めました。これが、そのときの私達2人にとって納得のいく形でした。
私が「今すぐ転院したい」とは言わなかったことに、夫は少しほっとしていたようです。

結局3回ほどほぼ自己流でタイミングを図りながら、休日には夫婦であちこち出掛けたり、楽しく過ごしました。

このプロセスを経てようやく、妊活の前に、夫婦で仲良く楽しく暮らすことが結婚生活の土台であり、私がもっとも大切にしたいものであると、自分の中で心から腑に落ちました。夫との子を授かれたらもちろん嬉しいけど、大前提として2人でも十分楽しいのだから、もっと肩の力を抜こうと感じました。

結果が出ないまま3カ月が経ち、ようやくNACに行ってみることになりました。回り道をしたようですが、これも私にとっては必要な経験だったのだと思います。そのときの自分が悩んだ上で必要と思って行動した結果なのだから、すべては最善です。


次回もどうぞお付き合いください。

©️抹茶
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