切ないクリスマスデート
この記事が私の記念すべき一作目となります。
まだまだ未熟者で、稚拙な内容かも知れませんが、最後まで読んでくださると幸い極まりないです。
では本題に入りましょう!
あれは遡ること、2023年の12月…
クリスマスシーズンとなり、街はカップルだらけで溢れかえっている。
幸せそうなリア充とひとりぼっちの自分を比較し、無力感に打ちひしがれていた。何とか彼女を作らなければ!と焦燥感を感じ、マッチングアプリで彼女を探すことにした。
マッチングアプリというのは自分から「いいね」を送り、相手からも「いいね」が届けばマッチ成立となり、そこから会話がスタートするというメカニズムだ。
いつも通りタイプの女の子にいいねを送っていると、一件のマッチング通知が届いた。同い年の大人っぽい雰囲気の女の子だった。
早速、自分からマッチング後の挨拶文を送信すると、相手からも挨拶メッセージが届いた。「マッチングありがとうございます!よろしくお願いします!」
マッチングアプリでいうところの常套句である。
その後、何通かやり取りを重ね、ダイレクトメッセージでの会話が盛り上がり、マッチングした当日の夜に電話をすることに…
二人とも予定が空いており、翌日の夜にクリスマスデートをするという流れに…
翌日の夜、六本木駅近くのクリスマスマーケットの辺りで待ち合わせをした。
師走を迎え、外気温は10℃を下回っていたと思う。息を吐くと、白い息が空気中に漂うほどの寒さだ。コートを着て、寒さ対策をした上で、女の子に会いに行った。
事前に顔写真をもらっていたが、実物の方が断然可愛かった。
普通なら、女の子慣れしていないため、初対面の女子の前では緊張してガチガチになるところ、その子の前だと過度な緊張はしていなかった。
無理に取り繕うこともなく、普段のありのままの自分を見せることができたと思う。
初対面にも関わらず、手を繋ぎながらイルミネーションを二人で見て回った。
寒い冬夜の中、繋いだ彼女の手は温かかった。
期間限定なのか、DIORのイルミネーション?が開催されていた。
その後、夜ご飯を食べるため、スターバックスへと向かった。
期間限定でピスタチオフラペチーノとピスタチオのホットラテが発売されていた。自分はピスタチオのホットラテを注文。彼女も別のドリンクをオーダー。
お互いのドリンクを交換して、そっちも美味しいね!なんて他愛もない話をしていた。店内で充分温まったため、40分ほど滞在して、スタバを後にした。
夜も更けてきたため、解散をすることに。
六本木駅の改札を通り、ホームが違ったため、改札を通った先でお別れをした。「今日はありがとう!帰り道気をつけてね!」と手を振って、彼女を見送った。
帰りの電車に乗り、今日一日の余韻に浸っていた。余韻に浸っていると、彼女からLINEの通知が届いた。「今日はありがとう!」
これは脈アリだろうとタカを括っていた。
しかし、翌日以降どれだけ待っても彼女からLINEが返ってくることはなかった。
なぜ、振られてしまったのか真相は定かではないが、お互いのことをよく知らないまますぐ会ってしまったのが原因だったのかなと自分の中では思っている。
この反省を生かして、恋愛に焦りは禁物だ!ということを肝に銘じて、これからの恋愛に全精力を注いでいきたいと思う。