#031 短編 ✖3で長編(その②)
拝啓 長編作品に尻込みしている方へ
前回の記事「#030 短編 ✕3で長編(その①)」のつづきです。
プロット「少女と娼婦(仮)」がありました。
プロット「ドリームチケット(仮)」をつくりました。
なので、もう「占いおばさん」シリーズになっています。
もちろん、2つの作品を読み直して、
しっかり整合性を確認しないといけませんが、
まだプロットなので、現時点でわたしは、まったく気にしていません。
小説化するタイミングで、
訂正するところは訂正し、調整するところは調整すればいいのです。
場合によっては、
気の済むまでプロットを更新(バージョンアップ)して、
「ぜんぜん違うストーリーになっちゃった」でもいいと思っています。
なぜならそれは「プロットの進化」ですから。
(以下[#027]は、お時間あるときにでもお読みくださいませ)
さて、本題の「短編 ✕3で長編」です。
なので、もうひとつ、3つ目のプロットをつくろうと思います。
■少女と娼婦 ■ドリームチケット
これに続く3つ目のプロットをつくれば、
完全に「占いおばさん」シリーズになります。
また、シリーズ完結編を意識しながらつくれば、
短編 ✕3 の長編作品になります。
プロットをつくるためには、
まず、コンセプト(メッセージ)が必要です。
設定しなくてもストーリーをつくることはできますが、
「で、何が言いたいの?」という駄作になってしまうので、
いまから、コンセプト(メッセージ)を考えてみます。
意識・無意識を問わず、頭ん中と心ん中には、
考えていることや思っていることがいっぱいあります。
ですが、それらのなかから、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノを見つけるのは、
至難・激ムズ・苦行です。
なのでわたしは、脳ミソ&こころに「刺激」を与えて、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノをニョキッとさせます。
潮干狩りでマテ貝を採取する際、
マテ貝の穴に「塩」を入れると、ニョキッと出てきます。
まさしく、あんな感じです。
てか、こんな感じです。
お下品な想像をされた方、ただちに戻ってきてください。
大丈夫ですか?
戻ってきましたか? 準備できましたか?
再開しますよ~。
…… はい。
それでは、リスタートします。
わたしは、脳ミソ&こころに「刺激」を与えるために、
「子どもの権利条約」における「4つの権利」を持ってきました。
-----------------------------------------------------------------------------------
①生きる権利 ②育つ権利 ③守られる権利 ④参加する権利
-----------------------------------------------------------------------------------
そして、昨年2023年4月1日の「こども家庭庁」発足と同時に、
施行された「こども基本法」の「4つの原則」も持ってきました。
-----------------------------------------------------------------------------------
■差別の禁止 ■生命、生存および発達に対する権利
■子どもの意見の尊重 ■子どもの最善の利益
-----------------------------------------------------------------------------------
俯瞰して眺めているだけで、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノが溢れ出してきます。
■お腹いっぱい食べよう・食べさせよう。
■児童虐待から守ろう・救おう。
■子どもの「こころの声」をちゃんと聞こう。
■知らないだけで、あなたのそばにも、苦しんでいる子どもはいます。
まずは気づこう。気づいたら(できることから)アクションしよう。
■24時間テレビを偽善番組・プログラムだと思っても構いません。
しかし、その寄付金で「こころが救われる子ども」もいるんです。
批判的思考だけでなく、メタ思考、さまざまな視点から物事を考えよう。
次から次へと、コンセプト(メッセージ)になりそうなモノが、
ニョキニョキ出現します。
正直、出現しすぎて、困っています。笑
ですが、
■子どもの「こころの声」をちゃんと聞こう。
コレが、現時点での最有力候補です。
で、これをコンセプト(メッセージ)に、
完結編のプロットを書こうと思いましたが、
いかんせん長文になりそうなので、
ちかぢか、あらためてご紹介します。
で、その完結編のプロットを書くにあたって、
第1話のプロット「少女と娼婦(仮)」
第2話のプロット「ドリームチケット(仮)」
この2つも、あらためて読み返そうと思います。
また、過去の自分が、いまの自分に対して、
いつも必ず新しいヒントをくれる「創作のためのメモ」、
PC内に保存&随時更新しているメモ(テキストファイル)も、
見返そうと思っています。
そのうえで、第3話(完結編)のプロットを完成させます。
わたし、まさか、つらつらと言い訳を書いている?
てか、この記事を読んでくださっている方に申し訳ないので、
現時点で決まっている3つのことをお伝えしておきます。
完結編における重要な3つのことです。
■占いおばさんが「子どもたちの将来」に対して、
どうしてここまで積極的に関与しようとするのか?
完結編では、彼女の目的・彼女の正体を明かします。
■葛藤する子ども(主人公・新キャラ)を登場させます。
■そして完結編の冒頭シーンです。
…… という訳で、完結編の冒頭シーンをご紹介します。
いわゆる予告編だと思ってください。
~ タイトル:未定 ~
<オープニング>
前作「ドリームチケット」のエンディングシーンから始まります。
キャンディー屋さんの、未来を映し出す大きな鏡。
キャンディー屋さんの店主(占いおばさん)と、
彼女の肖像画を描いている画家さんの映像が流れています。
…… 場面が変わります。
舞台は、現代、日本。
N市美術館の常設展示室に、
作品名「キャンディー屋の婦人」という、
1枚の絵画が掛かっている。
その絵のご婦人は、
紫色のベレー帽を被っている。
その絵を眺める、ひとりの女性。
見た目60代のおばさん。
彼女も紫色の帽子を被っている。
そのおばさんは、身なりこそ違えど、
前作「ドリームチケット」の占いおばさん。
そして画面が引いていくと、
占いおばさんの隣に、
紫色の帽子を被った少女が立っている。
その少女は、紛うことなき、あの少女。
第1話「少女と娼婦」における、
辛い記憶を消す旅に出た、あの少女だった。
つづく
なんだか、ちょっとワクワクしませんか?
てか、わたしがワクワクしています。
以上、完結編の冒頭シーン(予告編)でした。
さて、今回の記事でお伝えしたかったことは、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノの見つけ方です。
意識・無意識を問わず、頭ん中と心ん中には、
考えていることや思っていることがいっぱいあると思います。
ですが、それらのなかから、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノを見つけるのは、
至難・激ムズ・苦行です。
なのでわたしは、脳ミソ&こころに「刺激」を与えて、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノをニョキッとさせます。
あくまで、わたしの場合ですが、
「なんちゃら権利条約」などの類いは、
コンセプト(メッセージ)になりそうなモノをニョキッとさせる、
そのきっかけになってくれます。
NHKの朝ドラ「虎に翼」も大好評ですし、
終戦記念日(8月15日)も近づいていることですし、
オリンピックが終わったら、
ウクライナ戦争が激化?
新たな「中東戦争」も始まってしまう?
みなさんも、わたしと同じく、
そんな不安を感じていると思います。
なので、
試しに「日本国憲法」を、前文から読んでみる。
すると、コンセプト(メッセージ)になりそうなモノが、
ニョキッと出現するかもしれません。
ちなみにわたしは、
右でも左でもありませんので、ご安心ください。
双方に「Noisy!」と言いたい一般愛国者のひとりです。
名古屋市で慎ましく生活している小市民です。
ではでは、
「占いおばさん」シリーズ・完結編のプロット公開まで、
しばしお待ちくださいませ。
★完結編のプロットを考えながら、わたしはこの作品を思い出しました★
手塚 治虫 著「火の鳥シリーズ」