プラネット・ナインとニビル 3世オリジナル
ニビルとは、太陽系に存在すると言われる、仮説上の第12惑星。
ニビルは地球の4-5倍の大きさと20-25倍の質量、約100倍の密度を持ち、現在、知られている太陽系の惑星から大きく傾いた楕円軌道を約3600年で公転しているとされています。
もし、ニビルが地球を含む太陽系の惑星が存在する領域に入ると、太陽の太陽活動が活発になり巨大な太陽フレアを起こす可能性があります。
一方で、ニビルの影響を受け、太陽活動が衰退した場合、宇宙線が容赦なく地球に降り注ぐようになります。
その宇宙線が地中のマグマに気泡が発生させ、火山の噴火やそれに伴ってマグニチュード9クラスの巨大地震が発生する可能性があります。
そのため、ニビルは「人類を滅亡させる惑星」として2012年人類滅亡説と大きく関連性があり、2015年12月にはニビルが地球に衝突するといった噂が飛び交いました。
さらには近年、多発している異常気象はニビルの接近に関係があるという説まで存在します。
これに対し、NASAは「言われているような話の根拠となる事実はない」「その惑星があるならば、とっくの昔に発見されている」とニビルの存在については嘘だと全面的に否定しています。
上記のようにニビルに関する様々な憶測が飛び交っていますが、ニビルと思われる天体は確認されていません。
しかし、2012年にNASAの赤外線観測衛星、IRASの観測でオリオン座の方向に巨大な天体を発見したとワシントン・ポスト誌が報じました。NASAもこの発見を受け、冥王星の外側に未知なる惑星が存在する可能性があると発表しています。
また、2016年にはシミュレーションによって、太陽から約700 AU離れた位置に未知の惑星、プラネット・ナインが存在する可能性が示唆されました。
プラネット・ナインの近日点の距離 (200 AU) とニビルの軌道長半径の距離 (235 AU) がよく似ており、また推定される大きさも似ているため、プラネット・ナインはニビルと同一の天体である可能性もあります。