首吊り自殺に失敗したおじさんの話。…警察官との会話後。
遅くなりました。誰も待ってはいないでしょうけど。
自殺未遂後の警察官との会話は前回お話したと思います。確か。
そんな中で話を一通り聴いていただいたので何かしらの反応があるのかと思いきや。
警察官「んーなるほどね」
おい、こちとら命がけで自殺したあとに話してるんやぞ。
まぁ、そりゃそうなんですよね。
だって自分が同じ立場だとしたら何て言っていいか分からないし、本人にしか分からない部分での行動なので何も言えないですよね。
それに例えば下手に慰めだったり叱ったりされたら
多分
「お前に何が分かる!!」
となりそうですし。
ただ、話を聞いてくれるのは聞いてくれたのでそれはありがたかったです。
ただ、その、ホント、僕が言うのもなんですけど、
こんなことで出動したくなかったですよね、すみません。どんまいです。
色々話を聞いてもらったあと、
警察官「もう自殺しないって約束できる?」
と言われたので
『はい、しません。まぁ、言ったところで何の説得力もないですけど。』
警察官「うん、そうだね」
おい、おかまいなしか。
色々話を聞いてくれたからか
警察官
「その、離婚とかは考えない?」
「例えば今日のところは実家に帰るとか、お友達のところに泊まるとかどうかな?」
「とりあえず警察署までくる?」
と提案してくれた。
でも親にはバレたくないし、友達いないしなぁ。
ぼっちはこんな時辛いですな。
それは出来ないことを告げる。
警察官「とりあえず一緒に来てもらうことはできる?」
『いや、出来ません。図書館に本を返却しないといけないので。』
僕はアホなのか。
いや、でも今日中に返さないと滞納になってしまうので。
いやいや、自殺完遂してたらどちみち返せなかったやろがい。
いやいやいや、てか今考えること?それ。
こういうときってなんか変な思考になりますよね。
(誰に同意を求めてるん)
なんか、変に生きちゃったから色々やらないとって思っちゃうんですよ。
『まぁ、今死のうとした人間が心配することじゃないですよね』
警察官「うん」
おい、少しは遠慮しろ。優しくしてくれや。
とりあえず病院にも警察署にも行かずにすんで、自殺しないと言う約束も済んで(不平等条約)ひとまず警察官のお帰り。
『先に部屋出られてください』
警察官「いやいや、先にどうぞ」
あとで分かったんですけど、部屋にある縄という縄が回収されてました。紐の類も目に見える範囲全て。
スマホの充電ケーブルさえも。
あれは返してほしいので連絡取りたいんですけど、連絡したらまためんどくさいことになりそうなのでやめました。
縄はあと3回はやれそうな位に残っていたので、警察官の適切な処理だったと思います。
でも、一応お金出して買ったやつなので、返して欲しいです。
あーホントのこと言って良いですか!?
(だから誰に問いかけてるん)
警察官が来た時、心のなかでは
『すみません!ちゃんと完遂するんで、ここは一旦おひらきという形になりませんかね!?』
ってめちゃくちゃ言いたかった。
多分言ったら別の死に方をしていた気がする。
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