スクスト2 EPΣ 第弐話感想

スマホゲー『スクールガールストライカーズ2』、メインストーリーの感想です。

今回はEPΣの第2話……なんだけど。
ちょっと……大丈夫かなEPΣ。

1話の感想では、「授業を抜け出して電脳ゲームで大活躍!」ってのが良い意味で中学生の妄想みたいだと書いたんですけど。
2話を読んでみたら「生徒会は独立すべき」とか言い出して、今度は悪い意味で中学生の妄想みたいだと思ってしまった。
また中高生が街を仕切ったりする話やんの……?(街とまでは言ってないけど。)

EPキラルでも高校生が街を仕切っててだいぶ違和感があったけど、あれは「この世界では平均寿命が短い」という設定言い訳は用意してあったじゃないすか。
じゃあΣ世界でも何かそういう、高校生がそこまでの存在感を放つ理由が……と思って読んでると、「成績がよければお母さんにご褒美をもらえる」なんてセリフが出てくるのでむしろ逃げ道がなくなってしまう。
ハッキリ「子供」じゃないか今回。

いや、子供なら子供として描くでいいと思うんですよ。
主人公も中学生チカちゃんだし、「大人は何もわかってない」とか「私達には私達の世界がある」っていう話にしたり、あるいは外の世界に目を向けて「早く一人前として認められたい焦りと成長」を描くとか。
(これがモラトリアムというやつ? 中学生に当てはめるのは早い? こういうタイミングでこういう言葉がスッと出せるといいですね。勉強不足。)
実際チカだけ見ればそういう話になってて、これからの進路に悩んだりしていい感じなんだけど。
今回は生徒会が出てきたあたりで話がいかにも作り物っぽくなってくる。
いや、そりゃあ全部作り物なんだけどさ。フィクションならフィクションなりの理屈ってあるじゃないすか。
高校生がなんでもできる都合のいい世界にしたかったら、親とか大人の存在をなるべく消した方がいいと思うんすよ。
「高校生の一人息子を残して両親が仕事で海外に行ってしまった」とかのアレ。
最初に言っておけば誰も気にしなくなるお約束。なんて便利な。
それで行くとアマヒカリゲームはいいよね。「大人の知らない空間で行われる私達のゲーム」っていう秘密感。
しかし学校方面で見れば、成績の話で親の反応を持ち出すのは存在が近すぎるし、生徒会も……っていうか、あおいは「さすがにマズいから先生に言った方がいい」って言ってたな。
Σ世界、親も先生もしっかり存在するじゃないか。
これがあるせいか、「なんでも自分が管理できる」と思ってる栞がやたらと浮いて見えちゃう。
なんかすっごい「世の中と対等に渡り合える」感出してましたけど。
あそこ読んでて恥ずかしいの俺だけすかね。

生徒会のくだりが気になりすぎて他の部分に全く言及していないけど、ドロップアイテムから復元された椿芽とか、この世界では普通に存在するらしいまなの母親とか、明らかに性格が違うし名前がカタカナ表記で怪しさMAXのモルガナ(ずっと糸目だけど、正体明かした時にカッ!と目を見開くつもりだろうか)とか、続きが気になるところもいっぱいあります。
あとは勝手にAR部の備品をいじったのは誰か?とか。(気のせいでしょう、で放置するあからさまな伏線!!)
アマヒカリゲームのアクションもカッコよくて、見栄えもいい感じなんだけどなぁ。
生徒会独立宣言のくだりだけ本当に余計だったと思う。

なるべく文句ばっかりにならないように長々と練ってたら、もう3話更新が目前になってしまった。
次回もイカすアクションが見られるといいですね。
生徒会独立の話はもう、そこら辺で。エエ。大丈夫ですんで。

ではまた。