スクスト2 EPアルコア 第12話感想

スマホゲー「スクールガールストライカーズ2」メインストーリーの感想です。
今回もネタバレ注意です。
先に本編を読んでからまた来た方がいい。

今回の感想は目次を作らずに書いてみたので、ネタバレ本文までのクッションがありません。
余白を目一杯空けるので、スクロールしてください。











では本題。
今回の見せ場はなんといってもあれですよ。
管理者権限を“自分”に使わせる桃川局長だよ!!!!!!
7話でティエラと紗々が話してた内容(と、11話で言ってた「例の機能」)はこれか……。
とうとうEP3も予習対象に入ってきましたねEPアルコア。マジか。
まさか今後EPキラルとかも絡めてくるんじゃなかろうな。
いや怖い。もうEPアルコアの本気が怖いです。
「あっでもEPVのエデンとかレギオンとかマギアはどうでもいいっす」って言おうと思ったけど、その3つですら熱い展開にしてくれそうなのがとても怖い。
これがいわゆる「まんじゅう怖い理論」である。いわゆらない。

……しかしEP3にちょっかい出し始めたとなると、モシュネに「AIもオブリ化するんですね?」と話していたのも何か……モシュネというか、大元であるマザーモシュネというか……さらに詳しく言えば「雨森このえの人格を再現して作られているマザーモシュネ」にまで何か影響しそうで怖いですね。
アッこれはまんじゅう怖い理論じゃないです。マジでやめてほしい方のやつ。
再登場するにしても、何か良い事で出てきてほしいですね。
キレイに終わった話にケチをつけるのとか好きくないので。
銀河に平和を取り戻したルーク・スカイウォーカーがやらかして引きこもってる映画とかあんまり好きじゃないので。

しかし本当にいいな「時空管理官メモカ」……。
普段のメモカは「もしもの私」の力を勝手に引き出してるけど、今回は本家から直々の指名で使ってるわけでしょ。
しかもなんかこう……おそらくは局長級しか持ってない権限を「“本人”だから問題はない」みたいな理屈で現場で使えるようにするっていう……この発想めちゃくちゃ好き。
「五次元的発想」って言うんですかこういうの。言わないですか。そうですか。

受け取った紗々は「偉い人が私を指名してきた」ぐらいにしか思ってなさそうなのもいいですね。
「偉い人」じゃなくて「別の未来の私」だし、
「たまたま選ばれた」んじゃなくて「自分しか使えない」っていう。
そんでその事実を本人は(多分)知らない。
いい。
「言わない良さ」がある。
粋。

しかし7話の様子で「紗々が何かを依頼してティエラが断った」んだと思ってたけど、むしろ逆で「ティエラの指示に困惑する紗々」だったんすね。

ちなみにこの辺で親切だなーと思うのは、
EP3読んでれば「うおおおお!エテルノの紗々が未来の桃川局長の力を!!」で盛り上がるし、
読んでなくても「伏線の貼ってあった秘密の機能がここで発動だァーッ!」で楽しめること。
スクストも長いこと続いてるし、ご新規さんに過去のストーリー全部読めってのも大変だしね……どちらも楽しめるようになってるのはすごく丁寧だと思います。

……ところで、時空管理局の局長が直々に自分の権限を(自分に)一時譲渡するような事態ってなんなんだろうね。
たかが「とある世界のヤバい研究」への対応でそこまでしないでしょ。
8話でも「最近は時空管理局が手伝ってくれる」(=普段は干渉してこない)と言及されているし。
前にも書いたけど、やっぱり冥導世界の内側に収まらない、ひびきや叶一、芙治川よりもさらに上の存在で「黒幕」がいるんじゃないかと思っちゃう。


さて一方で、オブリとしてのひびきの過去が語られました。

てっきり芙治川の実験のせいでオブリになってしまったんだと思ってたけど、交通事故の時にオブリ化(正確には「妖魔化」か)して生き延びていたとは。
……いやどうかな。「交通事故に遭ったからオブリになった」のか、「それ以前からオブリだったから事故を生き延びた」のか?
この辺もまた謎が残るところですね。
……あっ、いや。ひびきの語りが全部本当なら「私の体は変化していた」だから、事故をキッカケにしてオブリ化したのか。
……あんまり他作品の話をするのはお行儀がよろしくないんだけど、どうしても頭にチラつくので言ってしまおう。

つまりオルフェノクだ!!

(……これが頭にあったのでしばらく「そうか……オルフェノクみたいなもんか……」と納得していたけど、よく考えたら死んだからオブリになる理屈もよくわからないな。なんだそれは。後に明かされるとは思うけど。)

……ハイ。
そして芙治川に引き取られ、叶一の実験台になるんだけど。
「自分の妹のために何度も苦しんで死んでくれ」って土下座する叶一も。
恵まれた人間が自分に土下座する様を見て、自分に降りかかる理不尽から少し気分が良くなるひびきも。
この辺の描写めちゃくちゃ好きです。
……こういうのは今回ゲストの叶一とひびきにしかできないよね……レギュラーキャラにここまでやらせるわけにはいかないからね……。

しかし、衝撃のカミングアウト以降ずっとそうなんだけど。
鎮目ひびきというキャラは、音痴ガールやってる時より妖魔モードの方が断然好きですね僕は。
なんというかこう……味方ではないけど……じゃあ敵か?というと、そう言い切るのも何か違うような……。
土下座を見てほくそ笑むような「負の感情の肯定」をするキャラは何かイイなと思いますね。今回境遇が語られたことで説得力もあるし。
誰しも「ざまぁみろ」的なことを思う瞬間あるでしょ。
その辺がちゃんとあるのが人間らしくて好きです。オブリだけど。
……EPVとか異常なまでの「健全の押し売り」でさ……キャラが全部死んでたもんよ……。
あんなことするぐらいなら、いっそ土下座見て笑ってる方が全然マシ。


その他、会話などで気になったポイントや、過去の謎に答えが出た部分などを。

◆ひびきだけが狙われている(イミナ)
そういえばそうだな。
……実験対象を連れ戻しにきたのか?とか思ったけど、5話ラストとかエテルノにまた戻してるんだよね。
そもそもひびきは向こうのシステム側の存在では?

◆ひびきの監視記録が取れてない(アコ・サトカ)
冥導幸子(向こうの名簿では伊佐美だけど)が来た時にプリズムルームの機材が壊れて、そこからひびきの監視記録が取れてないと。
……「来たから壊れた」んじゃなくて「壊しに来た」んじゃないの?
それこそひびきが行動開始するために操ってたとか。
……あれ?でもひびきは冥導変身に干渉できる割に、追ってくる冥導ストライカーを直に操って止めるようなことはしなかったな。
直接操れたのはエテルノのストライカーだけ。
本家冥導変身とメモカの冥導変身に何か違いがあるんだろうか。

◆研究所でひびきがされたこと
何度か回想で描かれた実験の様子と、EPアルコアで予告から登場していた「死の記憶の継承」の答えが出ましたね。(この辺の出題は5話ラストと8話あたりか。)
「死なない妖魔ひびきに死の恐怖を体験させ、生存本能を他の個体にコピーする」実験。
これを踏まえて8話の研究員の会話を見ると、どんなシチュエーションで発せられたのかちょっとわかりますね。
「ご苦労だった」
「無理に喋らなくていい。恨み言なら後で聞こう」
「君に起きた辛いこと苦しいことは 彼女たちが共に分かち合ってくれる」
このあたりはそのまま受け取っていいんだと思う。

ただ、その前にある伏字が多い部分はまだわからない箇所がある。
最初の2つのセリフなんかは「どんなに痛めつけてもどうせ生き返るから大丈夫」みたいな文脈だと思うけど。後半は伏字が多すぎてやっぱりわからない。

ろく…………から…………くぞ
……てたい……ご……うに……
ちょ……って 置い…………れよ……

あたりは、まだ何か隠されてそう。
最後のは「置いていかないでくれよ」でしょ?
「ろく……」が何かのキーワードなのかしら。

◆死なない体
ひびきがオブリ化したことで「死ねない」と明言されたので、5話ラストの襲撃から6話冒頭で無傷で起きてきたことの説明はつきましたね。
……でも、ひびきがそれを覚えていないのはやっぱり謎が残るところ。

◆ひびきに起こったことを識っておいてほしかった
「ただの人間だった鎮目ひびきがこうなってしまった経緯を識っておいて欲しかった」
「これで私の中だけに存在するものではなくなった」
「改めてお願いがあるのですが……」
お願いってなんだ?
というか、オブリであることは判明したけど、ひびき自身の目的がまだわからないのよね。
エテルノをどうこうするっていう感じもないし。
いつか続きが聞けるでしょう。


感想……っていうか思った事あれやこれやは以上です。
1月中はストーリーの更新はないと思ってたけど、12話は1/27の更新でしたね。
次の更新が楽しみ…………っていうか、今気がついた。
先出しロードマップの3月末のところに「アルコア最終話」って書いてある!
え!?もう終わっちゃうんですか!!?!?!?
月イチ更新だとしたらあと2話!?!?
もっとやってくれてもいいんですよ!!!!
2話だとしたら、残りの話数で俺の思ってるような「真の黒幕」とか出してる余裕なさそうだなぁ。

でもあれかな。スクスト2になってからメインストーリーは2部構成だし、アルコアも今やってる「前編」で冥導世界内の話をやって、その後の「アルコア後編」で深掘りしていくスタイルってこともあるかな。

まぁ、まずはアルコア(前編?)の完結ですね。
次回の13話も楽しみです。