スクスト2 EPアルコア 第4話感想
4話を読みました。
今回いいぞ!!!!
いやアルコアは毎回面白いんだけど。
5月末に更新されてから半月ほど放置してしまったけど、もっと早く読めばよかったと後悔している。
3話でひびき方面の話をした分、4話では冥導世界の調査が進みましたね。
これがまたいい内容で……。いいぞEPアルコア。
以下感想とかナントカ。
◆冥導世界での出来事
前回の強化実験でひときわ大きな恐怖に襲われた二穂は、精神的に不調。
無理を押して冥導世界の調査に向かうも、楓からは「冥導二穂は死んでいる」との調査結果が。
死への恐怖を吐露する二穂だが、ひびきは恐怖に向き合う二穂の勇気を讃える。
街で暴れるオブリを発見した二穂は、ひびきと共に討伐に成功。互いを認め合うのだった。
……と、ざっくり書くとそんな流れで。
EPV+でもストライカーの死(=天音の死)が描かれたけど、今回はテイストが違うからまた感じ方が違いますね。
こっちの二穂は転送の残像に乗っかって復活とかしなさそう。
奇跡の歌声も異空間での再会もなさそうだ。
◆二穂について
今回は二穂が弱ってるのがよかったですね。
二穂は「大物感」ばっかり描くとどんどん作り物っぽくなって、魅力がなくなるので……。
珍しく不安を表に出すし、それに向き合って克服しようとする様が描かれたのはよかった。
それと同時に、2話から引っ張ってた「二穂がひびきを信用するかどうか」が決着。
アクションもあっていい見せ場だった。
……ひびきのパワーアップで変身衣装の色が変わるかと思ったら変わんなかったね。
◆ひびきについて
しかしひびきの扱い、これまでのゲストのようにまんべんなくみんなと接する感じかと思ったけど、このまま二穂のバディになるんじゃないかって勢いだったな……。
戦闘後の屋上のシーンなんて、『仮面ライダークウガ』の2話ラスト(これから一緒に戦っていくことになる「コンビ誕生の瞬間」が描かれた)みたいだったじゃないすか。
4話分もかけた上、新曲までお披露目するほどの気合いの入れようだし。
思ったよりガッツリ前に出てくるのかもしれない。
ところで、ひびきもパトリ持ってんだね!?
あくまで「五次元居候」で、変身装備はもらえないもんだと思ってたよ……。
本体は白でしたね。あの子には属性はないだろうから、色は選べたんだろうか。
それともこの先ストライカー加入して爆撃属性になる前フリなんだろうか……?
◆その他の冥導調査組
二穂・ひびきが頑張ってる一方で、シリウスの他メンバーが一般人の避難誘導をしてるのがよかった。チーム感っていったらいいかな。
映画とかでよくあるよねああいうの。
◆エテルノの警報はやっぱり壊れてました
一方で、エテルノサイドでも色々。
2話で止められてしまった警報はモシュネのチェックが入りました。
いつみもミネルも放置しなかったんですね。よかったよかった。
……真乃の発言(後述)といい、これは伏線回収と言うよりも2話でやらかしたことへのフォローのような気がしてしまう。
しかし、警報は本当にエラーだったらしい。
俺ってば2話の感想で「ひびきがオブリ因子を持っているのでは!?」とか言ったけど全然関係なかったすね。
◆余談「スマホ」
モシュネとの会話の中で、いつみが「スマホ」って言葉を使うけど。
スクストってここまでかなり気を使って「スマホ」って呼ぶの避けてなかった?
EP1のラストでは「隊長が持っているパトリとよく似た端末」、
キラルI/Oのラストでも「(その)端末」という呼び方で、
「スマホ」というそのものズバリな呼び方はしてなかったと思うんだけどなぁ。
そもそもなんで避けてたんだろう?
スクストは時々プレイヤーを「ゲーム世界の猫隊長」じゃなくて「端末を見ているあなた」と認識して話しかけてくるし。
スマホを「エテルノにアクセスする特別な機械」として意識させたいから、あんまり「スマホ」とか「ゲーム」とかって言わないようにしてたのかな。
(まぁその一方で真乃が「私たちがただのゲーム内データである世界」の夢を見たりするけど。)
◆ティエラと真乃の会話
真乃がすごく重要な話をする役になってるなぁ。
2話では「新キャラで戦力アップだ!やったぜ!」「星が見えねェ」とか言ってたのに。
キャラ的に、こういう話を進める役に置きやすいのかな。
以下、真乃のセリフをピックアップしていくつか。
▼ひびきの能力について「私たちのように、知らないうちに実験体になっていた可能性も」
1話でも二穂・紗々が入洲やクアルタの名前を出してきたけど、ここでもEP1の設定のおさらいのようなセリフ。
ストライカーズは生まれながらの改造人間なのだ。
やっぱり、プレイヤーに基本設定を思い出させようとしてる……?
▼「ひびきを迎えた時は好奇心が先に立って……失礼だったかも」
さすがに「コイツいれば戦力アップっすよ!」はちょっとないんじゃない?と思ってたら、反省の弁が。
……真乃の反省っていうか、ゲーム的な「キャラの軌道修正」のような気がしちゃうんだけど……。(警報止めたいつみも。)
これで、2話で俺が変だと思ったところが2つともフォローされたことになる。
3話のハヅキもちょっと変だと思ったんだけど、あとでフォロー入るかなぁ。
▼ひびきが来て「ストライカーの仲間が増えるかと期待した」
ひびきのストライカー実装の前フリ?
それとも、この先ひびきが敵になる展開を盛り上げるための前フリ?
どっちかな。
どっちでもないかな。
▼「ゆか子も、モシュネの仕事も、みんなの頑張りも信じる。そしてこれからはひびきも信じる。」
これ、真乃の零号変身が「信じる力」だったのを踏まえてセリフ書いてんのかなぁ。
だとしたらすごく気が利いてると思う。
◆次回へ続く怪しいポイント
・冥導世界は意図的に不可視化されていた?そしてなぜ今現れたのか?
・冥導世界ではストライカーズは誰も五稜館学園に在籍しない。死亡説すらある。
ウーーーーン謎を残すゥーーー。
ここらは次回以降ですね。楽しみ。
◆余談:零号変身って関係ある?
真乃の決め台詞が零号変身を意識しているようにとれるので、ついでに他のメンバーの零号も確認してみた。
そしたら二穂の零号、「隠されし領域を映し出す力」じゃないか。
隠されていた冥導世界が開いたの、この辺が関係あったりするかな?
◆余談:EPアルコアの連載期間
もしかしてだけど。
EPアルコアって「分割なしで2年かけて描いて、完結とともにスクスト10周年を迎える」予定だったりするのかな?
いや、根拠は非常に漠然としてるんだけど。
今回随分気合い入ってるしさ。
ひびきの仲間入りを話が本題に入る前に丁寧に描くし、真乃もストライカー加入を期待するようなこと言ってるし。
1年で話を畳むには新キャラの紹介に時間割きすぎだな〜と思って。
2年がかりの長編で、10周年にむけてストライカー加入前提のキャラを投入する計画なのかな〜とか。
いやわかんないけどね。
あっさり年末に終わって来年からEPアルコア後編やるかもしらんけど。
ちょっと思ったりしました。
◆最後に
次々に新しい謎が出てきて続きが気になるのはもちろんなんだけど、
(俺の読み方が正しいのであれば)過去の要素も混ぜて、スクストの大きな流れに乗った話になってていいですね。
ひびき加入もひと段落ついて、次回からは冥導世界のストライカー探しが始まるかな?
全然出番のないメンバーもいるから、他の子にも話が回っていくといいなと思ったり。
今回は誰が出てもうまく動かしてくれそうな気配がして楽しみです。