『スクスト2』10周年コラボ企画の感想
こんばんは。マカロニです。
僕が長いこと遊んでいるスマホゲー『スクールガールストライカーズ2』が10周年を迎え、カフェやカラオケでのコラボ企画が1ヶ月半に渡って開催されていました。
こないだの金曜に全ての企画が終了したので、感想など色々書いていきます。
全体的な話が多いんで、開催中のメニューやグッズの話は過去記事参照。(そっちもそんな網羅はしてないけど。)
◆開催店舗
コラボ企画の概要をざっとおさらいすると、開催期間は5/11(金)から6/21(金)までの6週間でした。
対象店舗は秋葉原にあるスクエニカフェと、秋葉原・大阪のカラオケパセラ。
どちらも作品にちなんだコラボメニューが展開されて、注文に応じてコースターやランチョンマット、ポストカードがもらえるという内容でした。
◇スクエニカフェ
まずはスクエニカフェの話。
前半3週間、後半3週間でメニューや特典の入れ替えがあったので、前半スタートの5/11(土)、後半スタートの6/1(土)にみんな来てた印象ですね。
時間入れ替え制なので、店の前にあるスペース「トレーディングコーナー」には「いま出てきた人」「これから入る人」がワサッと集まっていて、秋葉原に着いたらまずそこに行って挨拶をするのがお決まりの流れでした。
あれは楽しかった。適当に入ってっても知ってる人が誰かしらいたからな……。
コラボメニューの特典グッズもランダム、併設ショップで売ってる缶バッジなんかのグッズもランダムなので、このトレーディングコーナーはとてもありがたかった。
ある回では、俺が缶バッジを買って開封したらその場でトレードが成立して欲しかったものが手に入った。
いいスペース作ってくれたよ本当。
もちろん店内でも盛んに交換が行われていて、知ってる人も知らない人も互いの手札を見せながらやりとりをしていました。
……飲食店であんまり席をウロウロするのもどうかなってのは少し思ったけど、まぁ店側も交換用メモ用紙とペンを入り口に備えているぐらいだから、ここはそういうものとして割り切るでいいのかな……。
かくいう俺も偉そうなことを言いつつ、交換を持ちかけに行きました。すいません。
スクエニカフェは基本的には時間指定の事前予約制……なんだけど、早い段階で「平日はフリー入場」という形になっていた。
……こういうこと言っちゃなんだけど、あんまり人が入ってなかったのかな?
初日なんかは上に書いたように賑わってたんだけど、やはり平日は厳しいか。
この対応、他の作品の時も結構やってるのかしら?
しかしこのフリー入場は結構ありがたくて、俺は仕事が終わって真っ直ぐ秋葉原に向かっても、時間制の区切りである19時に間に合うかどうか微妙なところなんですよ。
入退場自由になってると好きな時間に入って好きな時に出られるから気楽でいいですね。
平日夜はさすがに閑散としていて一人で来ている客がポツポツいる程度……なんだけど、顔をよく見るとフォロワーだったりする。
「ウッス」「…………おお!」などと地味な挨拶をして席に座ることが何度もあった。
何度か一人で行ったけど、本当に一人だった回はほぼなかったんじゃないかな……?
こういう細かい交流が何度もあったのが今回のコラボ期間の面白かったところの一つですね。
余談。
普通は一人で飲食店に行って、ちょっとお手洗いに立つ時なんかは「荷物大丈夫かな?」と思いつつ財布だけ持ってサッと行ったりするんだけど。
この期間のカフェはほぼ必ず近くの席に知り合いがいるから、そういう部分では少し安心でしたね。
いや、さすがに財布は持ってったけどさ。
◇パセラ
カフェと同時にスクストコラボメニューを展開していたカラオケパセラ。
……ずっと思ってたけど、なんで同時期にやったんだよ……しかも同じ秋葉原で……。(大阪でもやってたけどそちらは行ってないので、以下すべて秋葉原での話。)
コラボメニューが……とは言いつつ、実際のところお目当ては特典でもらえるコースターなんだけど。
パセラのコースターはカフェに比べて集めるハードルが高かったな。
……貧乏くさい話をしてしまうと、カフェの方は飲食代だけで済むんだけど、パセラの方は部屋代が別途かかるので単純にコストがかかる。
そしてカフェではドリンクが届くと同時にコースターをもらえたので、その場で開封して中身を見て、一緒に来た人と交換するなりもう一杯頼むなりできたんだけど、パセラでは最後の会計時にまとめてコースターをもらうシステム。
しかもまとめて渡されるコースターがほぼ確実に連番。
キャラクター全38種類のコースターがゲーム内の名簿順に並んでいるので……例えば「38番目」のキャラが欲しくてみんなで合計10杯頼みました!つっても、最初の1枚を開封した時点で「2番」が出たら「あ、この束には入ってねぇ!」ってのがわかっちゃう。
いや、ランダムにもらえるとしても、狙ったものが出るかはわかりゃしないんだけどさ……。
これはもうちょっと札をまぜてから渡して欲しかったなァ。
(ちなみに。おそらくレジに置いてある箱の中に順番通りに入っているものをまとめて取るからそうなるようで、店員さんによっては適当に間引いて渡してくれた。)
あとは……カフェは全38種類が前期後期に分かれて配布されたので、確率的には1/19。パセラは38種同時だからより難しいってのはあった。
まぁ、自分で何度か行ったりフォロワーに交換してもらったりして、なんとかお目当てのものは揃ったからよかったけども。
……パセラとカフェのコラボ開催が同時期だったことに文句も言ったけど、しかしいい面もあって。
カフェの閉店時間は21時、パセラの閉店時間は23時だったので、「仕事終わりにカフェに行き、カフェが閉まったらみんなでパセラにハシゴ」という遊び方ができたんですね。
最後までいても終電には間に合うというのもよかったですね。
◆集合写真の罠
今回何度か遭遇したトラップ。
スクストに限らず、スマホゲームの集まりでは割とやってるのかな。
各自のスマホでゲームを起動して、プレイヤー名の表示される「ステータス画面」を並べて擬似集合写真を撮る遊び。
オフ会のお約束みたいな感じで、よく画像がTwitterに上がったりしてますね。
今回も集まったメンバーでこの「ステ画集合写真」を撮る機会があったんだけど、最近iPhoneに追加された「本体を近づけるだけで連絡先を共有する機能」が非常に厄介だった。
いつものようにゲームを起動してテーブルにスマホを並べる……と、iPhoneが並んだ瞬間に連絡先交換機能が動いて画面が切り替わり、本名がデカデカと表示されてしまうのだ。
基本的にハンドルネームでやりとりしている我々に、この機能はあまりにも危険。
少人数の集まりなら「あっ、あーっ!」とか言ってる間に本人がスマホを隠すからまだいいんだけど、カフェ最終日には30人近い人数での大規模集合写真を撮っていた。
テーブルにスマホを置いたら、他の人が置けるように少し離れる人がほとんど。
画面に本名が出ていても本人が見ていない。
俺なんかが気づいて咄嗟に画面を隠し、持ち主を呼ぼうとするもスマホ本体だけではわかるわけもない。
画面にでっかく本名が出てるからそれ見て「〇〇さーん!本名出てまーす!」とか言えば一発で解決だけど、それをやったら終わりである。
勝手ながら、画面をスワイプしてメニューからBluetoothを切ることでその場をしのいだけど……この機能マジで危ないって。
とりあえずBluetooth切れば反応しなくなるんで、みんなステ画撮る時は注意な。
◆久々の盛り上がり
さて、1ヶ月半に渡るコラボ企画。
好きな作品のグッズが手に入ってよかった!という話だけではなく、「店に行けば誰か知り合いがいる」っていう状況が今回のポイントだったと思う。
というのも……スクスト10周年は確かにすごいんだけど、「10年分のプレイヤーが今も全員ついてきてるか?」と言ったら、答えはノーだと思う。
単に作品への熱量が下がったり(俺も最盛期ほどの熱量はないと思う)、他の作品に移ったりもするし。
10年も経てば本人の環境も変わってくるだろうし。
こういうリアルイベントに関してはコロナでの中断もあったし、前は「約束はしてないけどイベントのたびに年に数回会う人」というのがいっぱいいたのに、それがここ数年全く会わなくなってしまった。そういう場がないから。
だんだん人が離れていく流れではあったな……という感覚はあるんですよね。
そこにきて、10周年での公式コラボカフェ&カラオケ。
今回は久しぶりに、「いつも約束なしで会う人達」と約束なしで会えたと思う。
カフェに行けば知り合いがいて、パセラに行けば別のグループが同じ店内にいて、最近はスクストから遠ざかっていた人も交友関係のツテで一緒にカフェに来ていたりして。
一時的に、祭りのような盛り上がりがあったなというのは思いました。
夏のシールイベントでも似たような「街中に隊長が散らばっているぜ!」っていうライブ感はあったんだけど、1ヶ月半という長期に渡っていたのはなかなかないですよ。
コラボ最終日である6/21にはカフェの最終回に行ったんだけど、席は満席、グルッと見渡せば知り合いだらけ。
知り合い、知り合い、知らない人、知り合い、知り合い、知り合い、名前知らないけどよく見る人みたいな。
普段は関わり合いのないグループの人達がゴチャッと同じ空間にいて「いいとも最終回みてーだな!」と思いました。
そこからハシゴして9人でパセラに入ったんだけど、ここでも互いに面識のない(うっすらあるけど本人を認識してない)人達が集まっていて、すでに交友関係が固まっている中でまだこんな会話あるんだ……と新鮮な会でした。
……このコラボ期間中に夢を見まして。
「スクストのサービス終了が決まって、最後の大規模オフ会に参加した」という内容だったんですね。
いやまぁ単に俺が寝てる間に夢を見ただけの話なんで、全部存在しないんだけど。
これだけ知り合った人々も、スクストという器を失ったらなんとなく疎遠になって二度と会わない人とか出てくるよなぁと思って。
学校の卒業式みたいな気分で、何か惜しい気がしてくる。
メインの交流場所であるTwitterもXとかいうよくわからないものに変わってるし、アホの思いつきで突然なくなってもおかしくないし。
なので「漠然とみんながいる」であろう最終日のカフェとパセラはちゃんと行っとこうかな、という気持ちでいました。
◆祭りのあと
全てのコラボ企画が終わってみると、祭りが終わった後のような虚脱感がありますね。
いやまぁ別にゲーム趣味の連中が1ヶ月ひたすら集まって遊んでただけで、何か大変だったわけでもドラマチックな何かがあったわけでもないんだけど。
10周年という節目が目に見えると、なんか意味を見出そうとしてしまう。
それに、単純に遊び相手がいると楽しい。行けば誰かしらいたからね。
またみんなが集まる機会があるといいな、とは思うんだけど……しかしこんなに大掛かりな企画、もうそう簡単にはやってくれないだろうなー。
毎年恒例で言えば、新宿駅の地下道に壁面ポスターを掲出しての「シール剥がし」イベントが夏にあるはずなので、そこに期待かな?
(あれはあれで駅の通路に溜まってしまうので、どこか行き場所ないかなというところではあるんだけど……改装工事中で狭くなってるから、去年は解散を指示されたりもしたし。)
あとは……いや、公式の企画とファンの動きを同列に語るべきではない、という前置きはあるんだけど。
定期的に開催されている、同人誌即売会でのオンリーイベントが9月にあるので、それも楽しみですね。
大前提として創作物をやりとりする場所であり、単なる交流目的の場ではないということには注意しなければいけないけど、公式イベントがそう多くない現状でファン交流の受け皿となっているのは事実だと思う。
ま、またみんなで集まって楽しくやれたらいいですね、というところで終わりです。
締まらない締めだなオイ。
今回新しくフォロワーが増えたりしたので、また色んな人と遊んでいこうと思います。
……ファン同士の交流もいいけど、ゲーム本編の方でメインストーリーの未読が溜まっちゃってるんだよな……そっちも進めなきゃだな……。
以上です。