『魂の系統』の拒否
ギルガメシュの物語
あるところに女がおった。
女は、レムリアの宮の巫女をしておった。
外は激しい雨がふっていた。
あるとき、レムリアの宮に男がやってきた。
女は、男を出迎えた。
男は、女に、
「ここにいてはいけません。逃げなければ。」
といった。
女は、
「どうすればいいのでしょう。」
とたずねると、
男は、
「私が船をつくりました。それに乗ってください。」
と答えた。
そして二人は船にのって北へ向かった。
男の名は、ウトナピシュティム。
そして女の名は、スビチニ。
ギルガメシュの物語 完
シェムリアップの物語
あるところに女がおった。
女は、シェムリアップの宮の巫女をしておった。
あるとき、女は男に出会った。
男は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。
男は、女にこういった。
「北から、敵がせめてきています。ここにいてはいけません。逃げなければ。」
といった。
女は、
「どうすればいいのでしょう。」
とたずねると、
男は、
「私が船を用意しました。それに乗ってください。」
と答えた。
そして男は女を船に乗せて南に向かった。
川を下り、海を渡っていった。
その男の名は、スライマン。
シェムリアップの物語 完
拒否
拒否とは、体験の透明の異名である。
拒否とは、感動の静謐の異名である。
拒否とは、適応の透明の異名である。
拒否とは、機能の静謐の異名である。
拒否とは、未来の透明の異名である。
拒否とは、点滅の静謐の異名である。
拒否とは、期待の透明の異名である。
拒否 完
破壊
破壊とは、体験の喧嘩の異名である。
破壊とは、機能の戦争の異名である。
破壊とは、適応の喧嘩の異名である。
破壊とは、表現の戦争の異名である。
破壊とは、知見の喧嘩の異名である。
破壊とは、蓄積の戦争の異名である。
破壊とは、期待の喧嘩の異名である。
破壊 完
〆
この文章は、『魂の系統』で登場する拒否と破壊について考察したものである。
『魂の系統』の理解の一助のために記す。
三次元地球の余韻のときに記す。
〆 完