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『魂の万国博覧会』の選択
帰還の物語
火星のあるところに女がおった。
女の名は、ナオミ。
ナオミは、自分の祖母からこんな話をきいていた。
『あるところにタケルという男がおった。
タケルは、ミの天皇のお供として火星にやってきた。
あるとき、タケルが居住区の近くを探検をしていると、大きな洞窟をみつけた。
洞窟の中に入ってみると、驚くことに数十もの石碑が並んでいるのを見つけた。
石碑をよくみると、なにか書かれているようだが見たこともない文字で全くわからない。
そこでタケルは、石碑のすべてを記録にとって持ち帰った。
居住区に帰ったタケルは、仲間に石碑の記録をみせたが誰もみたことのない文字だった。
タケルは考えた。
「地球にはこの文字を読めるものがいるかもしれない。地球に戻るまでしっかり保管しなければ。」
こうして、石碑の記録は保管されたのだ。』
そして、石碑の記録は代々タケルの子孫が保管していた。そして、ナオミの祖母も記録を受け継いで保管していた。
あるとき、ナオミは祖母から、
「ナオミ、石碑の記録をあなたに託します。そろそろ、地球へ帰還できる時がきたでしょう。私はもう、年老いたから火星に残ります。」
といわれ、石碑の記録を受け継いだ。
あるとき、ミの天皇がこういった。
「地球へ帰れるものは、帰りましょう。」
ナオミは、ミの天皇とともに石碑の記録をもって地球へ帰還した。
そしてこの記録から、『魂の系統』と『魂の万国博覧会』が復元される。
帰還の物語 完
事実
事実とは、認識の共有の異名である。
事実とは、共有の神話の異名である。
事実とは、神話の共有の異名である。
事実とは、共有の物語の異名である。
事実とは、物語の共有の異名である。
事実とは、共有の奇跡の異名である。
事実とは、奇跡の共有の異名である。
事実 完
虚構
虚構とは、認識の受容の異名である。
虚構とは、受容の神話の異名である。
虚構とは、神話の受容の異名である。
虚構とは、受容の物語の異名である。
虚構とは、物語の受容の異名である。
虚構とは、受容の奇跡の異名である。
虚構とは、奇跡の受容の異名である。
虚構 完
〆
この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する事実および虚構について考察したものである。
『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。
三次元地球の余韻のときに記す。
〆 完