『魂の系統』の飛翔
アノマロカリスの共有の拒否の物語
あるところに活動体がおった。
活動体は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。
あるとき活動体は、アノマロカリスとして活動を始めた。
アノマロカリスには名前はなかった。
ただ自らのことのみを考えて生きる体験だった。
そして物語は続く。
アノマロカリスの共有の拒否の物語 完
ヒプシロフォドンの共有の和声の物語
あるところに活動体がおった。
活動体は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。
活動体は、アノマロカリスの体験をしていた。
「今度は、仲間をつくる体験をしてみよう。」
あるとき活動体は、ヒプシロフォドンとして活動を始めた。
ヒプシロフォドンには名前はなかったが、生まれた土地の区別ができた。そして生まれた土地が同じヒプシロフォドン同志で助け合う体験ができた。
そして物語は続く。
ヒプシロフォドンの共有の和声の物語 完
海豚の共有の技術の物語
あるところに活動体がおった。
活動体は、どこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。
活動体は、アノマロカリスの体験とヒプシロフォドンの体験をしていた。
「今度は、遠くにいても話し合える体験をしてみよう。」
あるとき活動体は、海豚として活動を始めた。
海豚には名前があった。名前でお互いを区別していた。また、遠くにいる相手と名前で交流ができた。そして海豚には、海の中でならどんなに遠くにいてもお互いに聞こえる声と耳があった。
そして物語は続く。
海豚の共有の技術の物語 完
人間の共有の修練の物語
あるところに活動体がおった。
活動体はどこから来たかも知らず、どこへ行くかも知らなかった。
活動体は、アノマロカリスの体験とヒプシロフォドンの体験、そして海豚の体験をしていた。
「今度は、もっとたくさん話し合う体験をしてみよう。」
あるとき活動体は、人間として活動を始めた
人間には名前があった。そして生まれた土地の区別ができた。しかし、お互いの意思疎通のためには、たくさんの言葉を交わす必要があった。
人間を体験した活動体は思った。
「会話がすべてだ。」
人間の共有の修練の物語 完
知的活動
今の三次元地球における知的活動の歴史は、『魂の系統』に記載のとおりアノマロカリスから始まる。
そして、環境の改変をともなう知的活動は、人間が始める。
そして、環境は破壊された。
知的活動 完
〆
この文章は、『魂の系統』で登場する動物たちであるアノマロカリス、ヒプシロフォドン、海豚そして人間について考察したものである。
『魂の系統』の理解の一助のために記す。
三次元地球の余韻のときに記す。
〆 完