『魂の万国博覧会』の詩歌
短歌の物語
あるところに男がおった。
男の名は、素戔嗚尊。
あるとき、素戔嗚尊は女に出会った。
女の名は、奇稲田姫。
素戔嗚尊は、奇稲田姫に恋をした。
奇稲田姫は、素戔嗚尊を受け入れた。
素戔嗚尊は、奇稲田姫にこういった。
「新しい家をつくろうとおもうのだが、どのような家がよいか。」
奇稲田姫は、
「家は、垣でかこってください。」
と答えた。
そこで素戔嗚尊は、家のまわりを幾重にも垣で囲った。
そして、奇稲田姫に歌をおくった。
やくも立ついずもやえがき つまごみにやえがきつくる そのやえがきを
そして、二人の子が生まれた。
こうして、短歌は生まれた。
短歌の物語 完
歌合の物語
あるところに女がおった。
女の名は、胤子。
胤子は短歌をつくるのがすきだった。
あるとき、胤子は男に出会った。
男の名は、定省。
定省は、胤子に恋をした。
胤子は、定省を受け入れた。
定省は、胤子に歌をおくった。
こころから 恋しかるらん 春の風 くらぶればなお こころよきかな
胤子から、定省に歌をかえした。
こころから 恋しかるらん 秋の風 くらぶればなお あたたけきかな
こうして、歌合は始まった。
歌合の物語 完
すべて・・・
『魂の万国博覧会』の創造にあたり、認識のすべてと交流する。
認識のすべては、『魂の万国博覧会』を企図する。
すべて・・・とは、認識の励起の異名である。
すべて・・・とは、認識の量子の異名である。
すべて・・・とは、認識の無関心の異名である。
すべて・・・とは、認識の日常の異名である。
すべて・・・とは、認識の好奇心の異名である。
すべて・・・とは、認識の極限の異名である。
すべて・・・とは、認識の奇跡の異名である。
すべて・・・は、奇跡を創造する。
すべて・・・は、物語を奉納する。
すべて・・・は、遊興を創造する。
すべて・・・は、詩歌を奉納する。
すべて・・・は、秘密を創造する。
すべて・・・は、経験を奉納する。
すべて・・・は、神話を創造する。
すべて・・・ 完
統合
統合とは、体験の共有の異名である。
統合とは、探索の共有の異名である。
統合とは、放置の拒否の異名である。
統合とは、静謐の拒否の異名である。
統合とは、表現の共有の異名である。
統合とは、拡散の共有の異名である。
統合とは、企図の共有の異名である。
統合 完
自立
存在は、自立して生まれる。
自立とは、体験の尊重の異名である。
自立とは、探索の尊重の異名である。
自立とは、放置の尊重の異名である。
自立とは、静謐の尊重の異名である。
自立とは、表現の尊重の異名である。
自立とは、拡散の尊重の異名である。
自立とは、企図の尊重の異名である。
自立 完
双翼
意識体は、トツギで生まれる。
トツギは、双翼の異名である。
双翼とは、交流の流暢の異名である。
双翼とは、交流の奉納の異名である。
双翼とは、ふれ合いの創造の異名である。
双翼とは、経験の共有の異名である。
双翼とは、破壊の管理の異名である。
双翼とは、循環の量子の異名である。
双翼とは、絶滅の拒否の異名である。
双翼 完
段階
段階とは、機能の変化の異名である。
段階とは、交流の固着の異名である。
段階とは、経験の計量の異名である。
段階とは、変化の計量の異名である。
段階とは、修練の計量の異名である。
段階とは、認識の計量の異名である。
段階とは、量子の計量の異名である。
段階 完
〆
この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する存在および存在を超えるものの段階について考察したものである。
『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。
三次元地球の余韻のときに記す。
〆 完