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『魂の万国博覧会』の魔

宇宙船の物語


あるところに男がおった。

男の名は、エクタラ。


エクタラは、毎日夜空を見上げては、

「あの星にいってみたい。」

と思い続けていた。


あるときエクタラに啓示がおりる。

「心に念じなさい。」


エクタラは、ひらめいた。

「そうだ、心に念じることが大切なのだ。」

そして、エクタラは宇宙船を生み出した。

エクタラは、宇宙船に乗っていくつもの星へ旅をした。

そして、出会った先の人々へ宇宙船の仕組みを伝えた。


あるとき、エクタラは青く輝く星を見つけた。

そして、とある美しい山の上に宇宙船をおろした。


そして、エクタラは女に出会った。

女は、その星の宮の巫女をしておった。


エクタラは、女に恋をした。

女は、エクタラを受け入れた。

そして、二人の子が生まれた。


子は男の子だった。


女はエクタラに、

「男の子は、十六になったら旅をさせねば。」

といった。

そこでエクタラは、

「それでは、星のむこうへ旅をさせよう。」

と答えた。


十六年の後、立派に成長した男は、宇宙へ向かって旅に出た。


あるとき、美しい海のある星についた。

「ここに住もう。」

男は決めた。


あるとき、男は女に出会った。

女は、その星の宮の巫女をしておった。


男は、女に恋をした。

女は、男を受け入れた。

そして、二人の子が生まれた。


子は男の子だった。


女は男に、

「男の子は、十六になったら旅をさせねば。」

といった。

そこで男は、

「それでは、星のむこうへ旅をさせよう。」

と答えた。


十六年の後、立派に成長した男は、宇宙へ向かって旅に出た。

その男の名は、クエンティン。


宇宙船の物語 完

 

トマトの物語


あるところに女がおった。

女は、村のはずれの宮を守る巫女をしておった。

女の名は、ケツァルコアトル。


あるとき、ケツァルコアトルの住む村に宇宙船がやってきた。

宇宙船に乗ってきた男の名は、カノドメ。


カノドメは、ケツァルコアトルにこういった。

「あなたの住む村で、困っていることはありますか。」

ケツァルコアトルは、

「食べ物がうまく育たないのです。」

と答えた。

そこでカノドメは、

「この種をまいて育ててみてください。」

といって、ケツァルコアトルに種を渡した。


こうして、トマトの栽培は始まった。


トマトの物語 完

 

ジャガイモの物語


あるところに女がおった。

女は、村のはずれの宮を守る巫女をしておった。

女の名は、ケツァルコアトル。


あるとき、ケツァルコアトルの住む村に宇宙船がやってきた。

宇宙船に乗ってきた男の名は、アシュタール。


アシュタールは、ケツァルコアトルにこういった。

「あなたの住む村で、困っていることはありますか。」

ケツァルコアトルは、

「食べ物がうまく育たないのです。」

と答えた。

そこでアシュタールは、

「この種芋を土に埋めて育ててみてください。」

といって、ケツァルコアトルに種芋を渡した。


こうして、ジャガイモの栽培は始まった。


ジャガイモの物語 完

 

宇宙人


宇宙人とは、好奇心の奉納の異名である。

宇宙人とは、神話の創造の異名である。

宇宙人とは、交流の勇気の異名である。

宇宙人とは、無為自然の横暴の異名である。

宇宙人とは、無関心の反逆の異名である。

宇宙人とは、尊重の点滅の異名である。

宇宙人とは、放置の無関心の異名である。


『魂の万国博覧会』では、三次元地球で活動する多くの他人間界の存在すなわち宇宙人の活動について記される。


宇宙人 完

 

DNA


宇宙人は、三次元地球の人間のDNAに変異を起こす。


『魂の万国博覧会』では、宇宙人たちの人間のDNAに対する奉仕について記される。

 

DNA 完

 

ヴォイニッチ手稿

 

宇宙人は、三次元地球の人間の文化に遊興を起こす。

 

『魂の万国博覧会』では、宇宙人たちの人間の文化に対する奉仕について記される。

『ヴォイニッチ手稿』はその一つである。

 

ヴォイニッチ手稿 完

 

ハリケーン

 

宇宙人は、三次元地球の人間の運動に奇跡を起こす。

 

『魂の万国博覧会』では、宇宙人たちの人間の運動に対する奉仕について記される。

「ハリケーン」はそのような活動をしている存在のひとつである。

 

ハリケーン 完



この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する宇宙人について考察したものである。

『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。


三次元地球の余韻のときに記す。


〆 完

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