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『魂の万国博覧会』の透明

妖精の物語


あるところに女がおった。

女の名は、トーベ。


トーベは、子供のころから見えない者と話しができた。

見えない者とのおしゃべりをしながら、見えない者を絵にかいていた。


十四になると、絵や詩を人前に発表するようになった。


あるとき、トーベは見えない者のひとりから、

「僕のはなしを本にしてくれないかい。」

とたのまれた。

トーベは、

「お安い御用よ。」

と引き受けた。


こうして、『小さなトロールと大きな洪水』は生まれた。


妖精の物語 完


静謐


静謐とは、表現の拒否の異名である。

静謐とは、交流の拒否の異名である。

静謐とは、表現の秘密の異名である。

静謐とは、交流の無視の異名である。

静謐とは、表現の無関心の異名である。

静謐とは、交流の透明の異名である。

静謐とは、表現の透明の異名である。


静謐 完


透明


透明とは、表現の拒否の異名である。

透明とは、交流の拒否の異名である。

透明とは、表現の秘密の異名である。

透明とは、交流の無視の異名である。

透明とは、表現の無関心の異名である。

透明とは、交流の静謐の異名である。

透明とは、表現の静謐の異名である。


透明 完


心眼


心眼とは、励起の感知の異名である。

心眼とは、静謐の感知の異名である。

心眼とは、透明の感知の異名である。

心眼とは、秘密の感知の異名である。

心眼とは、拒否の拒否の異名である。

心眼とは、無視の無視の異名である。

心眼とは、無関心の好奇心の異名である。

 

心眼 完



この文章は、『魂の万国博覧会』で登場する静謐、透明および心眼について考察したものである。

『魂の万国博覧会』の理解の一助のために記す。


三次元地球の余韻のときに記す。


〆 完

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