消えてしまったあの頃の私へ

こんな夜はあの頃の私が恋しくもなり、消えてしまった自分に寂しさも感じ、どこか懐かしいような悲しいような気持ちになる。

過去苦しんで泣いてた自分がもういない安心感と寂しさ。

あの頃苦しくて毎日涙が止まらなくて、全てが憂鬱だったね。

絶望に包まれて、一人で責任を背負い込んで死にたい夜を何度も乗り越えたね。

今はその感情になることもなくなったけど、たまに、あの頃の私は元気かなと思う。

ちゃんと前に進めていることに安心感を覚えつつも、がむしゃらに生きていた自分が少し恋しくもなる。

悲しいことにたくさんの絶望を乗り越えて、期待することが減った結果、今はとても幸せだよ。

ただ、どうしても、あの頃の私に戻れないことに寂しさを感じる夜がある。

あの頃の私へ。
あなたは全力で生きて生きて苦しんで、結果数年後には幸せになっています。
ただ、私はあなたをどこかに置き去りにしてしまっているのではないかと、どこかで悲しんでいないかと不安になることがあります。
どこかで泣いていないかな。迷ってないかな。
もう苦しみから解放されたかな。
どこかでにこにこ笑っていることを願います。
またどこかで会った時はたくさんお話しを聞かせてね。
ずっと忘れないよ。

深夜、過去の愛しい自分に向けてメッセージを送ります。

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