ダイヤモンドは人を移動手段にする
人間は磨かれたダイヤモンドに魅了される性質がある。
ダイヤモンドだけでなく、宝石類、鉱物類全般についていえる。
ダイヤモンドは、炭素の共有結合でできている。
ダイヤモンドの表面または内部に「ある微生物」が住んでいる。
あるとき、微生物も移動が必要となった。
ダイヤモンド城は動かない。
微生物は、人間を使うことにした。
原石を採掘させ、カットさせ、磨かせた。
微生物は、ダイヤモンドを夜空の星に似せて、
人間の原始的な美的感性「きらめき ゆらめき」に
訴えかける戦略に成功した。
その結果、
ダイヤモンドは、人から人を介し、
安全に効率よく、世界中に広がった。
この微生物の名前は、まだ明かされていないが、
小さな知的生命体がいると、
わたしは確信する。
微生物に名前をつけるとしたら、
「ダイヤモンディア」
なんてどうだろう。