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森に生きる仕事ってどう思います? マカピーな日々#0601

マカピーです。

つる性植物が宿主の木に取り付いて成長をすると、やがて受光を妨げるようになり宿主の木が倒れてしまうケースがあります。

つまり地表面では植物による太陽光の争奪戦が行われているわけです。

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そして日本ではつる性植物が道路際に繁殖して、せっかく植林した苗木などを覆ってしまい、育って欲しい苗木は光合成を阻害され枯れてしまうので「下草刈り」などの森林管理が重要になります。

樹勢が弱い幼樹にとって、人による「下草刈り」の手間がかかるのはそれが自然でなく人為的に森林資源を目的とした林業であるからです。

だから森林にかかわる人たちは苦労して、夏な暑い最中に草刈りをし、間引き(間伐)をし、木に登って下枝を切り落とす作業をします。

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ちなみに調べてみますと、日本の三大美林には天然と人工林がそれぞれあり、後者の植林管理されている美林に天竜スギ(長野県)、尾鷲ヒノキ(三重県)でマカピーが意外に思ったのは秋田スギも木曽ヒノキも天然林だったことでした。

映画『ウッドジョッブ』で紹介された世界はまさしく現代林業が抱える問題点をついていますね!

100年前に植えられた木を伐り、自分は100年後の自分の子孫のために植林をするサイクルを続ける環境とは都会では想像できない世界かもしれません。

植林はほとんどが山地で、当然都会よりも自然度が高くなるわけです。

それが夏ともなれば当然、ハチやヘビさらにはクマに襲われる危険性も考えられます。

マカピー父は群馬の榛名山の麓ヤブの山間部で育ち、家や畑の周囲に繁茂するヤブを、自分の身長程もある大きな柄の下草刈り鎌で奮闘していましたから作業の大変さや危険について知っているので、マカピーは農業の学校へ行っても手が出せない領域でした。

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少子高齢化が進み、日本の原風景ともいえる里山が荒廃していると聞きく一方で、野生動物が市街地にも頻繁に現れるようになったのは、管理ができなくなった雑木林などが荒れてきているからだともいわれます。

道路脇の林などを覆うのは「マント植物」と呼ばれ、ヤブカラシやカラスウリなどもありますが、代表格はクズ(葛)などはかなり強力ですね。

そうです文字通り「マント」のように覆ってしまい、しかも野生動物の格好の隠れ場になってしまうのです。

例えば雑木林が発達したのは、長い歴史の中で薪炭(しんたん)が利用されていたからです。電気、ガス、灯油がほとんど手に入らなかった時代には山里を形成する雑木林はその貴重な燃料供給源だったのでした。

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シイタケの人工栽培技術が発達すると、マカピーの周辺農家でもクヌギなどのホダギを適当な長さに切断して、菌種のコマを植え付けて利用していましたが、菌床の改良などが進むと山里の更新が無くなりました。

かつてはその落ち葉まで熊手でかき集めて、畑の肥料としていたのですから、管理された雑木林がいかにきれいだったか想像できるかと思います。

人が頻繁に入る山里の雑木林には動物たちも隠れ場がすくないので、更に深い森との境界地域としての山里が存在が人間社会と野生動物の生活圏の境界線として機能していたことが分かります。

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さらに日本の山里ではモウソウダケの異常繁茂などの「竹害」がその荒廃に拍車をかけています。

タケノコ堀りで食べてしまったり竹細工が盛んな頃はよかったのですが、そうしたことができる農家の人手は高齢化で途絶えようとしていますから、地域で対策を練る必要がありますね。

「サステーナブル」な社会を目指すだとか「ダイバーシティ」を尊重するという世相を反映した言葉が溢れかえるようになりました。

そうであれば、もっともっと山の暮らしに回帰する人がいてもいいのかなあって思うのです。

現代は自然が好きな人が家業として選ぶには機械化もすすみ条件も良くなっているともいわれています。

マカピーも本格的にリタイアメントしたら里山に住んでみたくなりました。

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マカピーでした。

(写真はベトナムの中部都市ダナン近くのハイバン駅周辺のものです)

最後までお読みいただき感謝します。マカピー妻は駅近の我が家から離れないと宣言しています!



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マカピー
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