見出し画像

自転車小僧は修行中 マカピーな日々#0312

マカピーです。

毎月第一土曜日はマカピーの住む地域の粗大ゴミ回収の日です。

そして数年前から、マカピーは2台の自転車を持っていて、ママチャリとスポーツタイプでこちらには荷台も前かごもありませんでした。

今も数に変化はありませんが2台ともこの1年間に内容が変わりました。

つまり、マカピーは毎月この日を利用して、使える部品の入れ替えや本体そのものの交換をしたのです。

マカピーの観察によると、一般的に新規購入した自転車が10年もすると使われなくなり処分されるのです。

おそらく通学用に使用したものが就職で使わなくなると、しばらく野ざらしの後で廃棄されるケースです。

自転車が車庫内に保管されていない場合は、紫外線の影響を受けてサドルや変速機のプラスチック部品が劣化し、タイヤも空気圧が減ったまま放置され亀裂が入っているものもあります。

最近は外国ブランド名でも中国製のものが目につき、日本製の有名ブランドであった「丸石」や「ミヤタ」が少なくなり時代の流れを感じさせます。

一方、変速機はシマノの独占状態で、世界中の自転車の変速機に利用されています。またそのバリエーションには目を見張るものがあります。

更に、ブレーキもライト用のダイナモも車軸内で発電できるタイプがあることもこうした付け替え作業で知ることになりました。

先日は大きな前かごが入手でき、それまでの細かいメッシュタイプと交換していると近所のナカムラさんが来て「そのカゴを貰おう!畑の草取りのカゴにちょうどいいサイズだからね」と喜んで持って帰って行きました。

ナカムラ:「僕は長らく浅草で働いていたんだけど、当時自転車に凝っていて自転車屋さんが持っている工具を全部取り揃えていたんだよ。今でも自宅に持っていて時々自転車を整備するんだ」

マ:「じゃあ、今度リムを調整するときは伺いますね」

ナ:「うん、いつでも声をかけてよ」


マカピーは海外でも車載工具以外にも、日曜大工や配管工事ができる工具を持っていましたが、日本に持ち帰るには重すぎるので処分してしまい自宅にはあまり種類がありません。

そこで、近くのハーさんにお願いすることになります。

彼は沢山の日曜大工工具を持っているのです。しかも使い込んだものばかり。今回もラチェットレンチや細かいメガネレンチを借りると、さっそくマカピーの作業風景を見物に来ました。

ハ:「お、面白い自転車を手に入れたね」

マ:「フランスのルノーですけど、製造は中国です。サドルは皮がはがれてしまったので、これまで使っていたのを乗せ換えました。長らく陽に晒されていてプラスチック部分がボロボロです」

ハ:「以前はプラスチック部品が少なかったね。金属は曲げたりできるけどプラスチックはバキッて折れたらおしまいだ。ぼくはラジコン飛行機を飛ばしていたんで、墜落して壊れるとバルサ材でまた作り直したもんだよ」

マ:「あのエンジンは焼玉とか言いましたよね。ツーサイクルで燃料と潤滑油を混合させるんでしたよね」

ハ:「そうなんだ。墜落でお釈迦にしたこともある。全部で8機持っていたんだ。それにまだ使ってない新品のエンジンを持っているんだ」

マ:「え?まだ飛ばすつもりですか」

ハ:「フフフ、どうかなあ」

ハーさんは78歳で毎日家の前で何かしら工作を続けているのでした。

自転車小僧マカピーは近所の先輩たちに敬服するのでした。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。身近に面白い人がいるんですね。





直前にマカピーは使える部品を交換するのです。


もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!