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それって離婚理由なの! マカピーな日々#0643
マカピーです。
マカピー妻が、朝食に「フォッカチオ」を焼いてくれたので、テーブルには更に追加するオリーブオイルとバルサミコ酢のボトルを出しておきました。
しばらくすると、
マカピー妻:「あれ、そのバルサミコのボトルの蓋がきちんとしまってないでしょう?」
マカピー:「え? (キコキコ・・・片手で絞める)うん、そうだったね」
マカピー妻:「・・・アナタも相変わらずよね。ところで知ってる?アツ子さんはそれで離婚したのよ!」
マカピー:「え、何のこと?」
マカピー妻:「だから、ズボラにしていると離婚されるって事よ!」
マカピー:「ボトルの締め忘れで離婚?」
マカピー妻:「それだけじゃなくて、トイレを閉めない、歯磨きのチューブのキャップの締め忘れや、そのチューブの絞り方もアナタみたいに『出りゃ、いいんだろう』的にいつもチューブの中央を押すから両端に歯磨き粉が戻ってしまうでしょう?そういった諸々がある日突然、許せなくなり爆発するのよ!」
マカピー:「ふーん、それで離婚しちゃったんだ」
マカピー妻:「もう一つは宗教的な背景もあったんだけど、アツ子さんが離婚を切り出されたのはそんな理由だったんだって!」
マカピー:「え、ちょっと待った。・・・それってアツ子さんが離婚されたの?っていうかズボラって彼女の方だったの?びっくり!」
アツ子さんの両親は海外で活動するのに、幼いアツ子さんと弟を連れて東南アジア諸国を帯同して暮らしたからマカピー息子と同じように、いわゆる「帰国子女的」な経歴だったんでしょうね。
海外生活といっても、千差万別で自営業の人もいるし、商社のように派遣母体がある過程もあるし、国連機関や援助機関に勤める家庭もあるわけです。
ただ、子供としてはそれを選択できたわけではありませんから、けっこう被害者意識をもっているケースが多いのです。
曰く「父親の海外転勤に連れて行かれて、こうなった」
曰く「もし日本にいたら、今ころこんな事態にはならなかった」
曰く「私たちは犠牲者だ」
そもそも、彼らの思考では「自分の今の境遇を親のせいに転嫁」しているところでアウトなんです。
どの世界に自分に都合の良い環境があるでしょう。
極端かも知れませんが、誰しも生れた場所も、家族も、時代も選べなかったのですよね。
確かに、最初の運や不運があります。
難民キャンプで生れたので、幼くして失われる命もあるでしょう。
両親がエイズで自分も垂直感染で延命できないケースもあります。
それでも、今が一番のチャンスだと信じて、自分たちの道を切り開いてゆかねばなりません。
極端な話ですが、自国を捨てた難民たちは、リスクの高いボートでの国外脱出を選択するし、トレーラーにけん引されたコンテナに潜んで国境を越えようとし,運悪く窒息死してしまったケースもありました。
死の危険があっても、いい生活をもとめて挑戦をしている人々が沢山います。チャンスにかける意気込みは日本人のそれとはずいぶん違うような気がします。
はい、マカピーも認識が甘い点が多々あります。それはマカピー妻も指摘するところです。
でも、今の境遇を誰かのせいにして良いことなんかないんです。
アツ子さんもその後は再婚していません。そんな小さな事を気にしない人とのめぐり逢いのチャンスもあったと思うんですけどね。
マカピー妻は日ごろ3人の息子にこう言ってました。
マカピー妻:「いい、ちゃんと付き合って結婚するのよ。一目ぼれで即結婚だけは避けなさい。そうでなくても結婚後わかる事が沢山あるんだから!」
そして、チラリとマカピーに視線を移してニヤリとしたんです!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。一度きりの人生を楽しみましょう
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