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「パチもん」でもオリジナルってあり?マカピーな日々#0459
マカピーです。
カンボジアにいた頃、名古屋出身のイシハラさんから「パチもん」という言葉を教えてもらいました。
つまり「嘘っぱち」からニセモノを意味するらしいのでしたが、当時は日本製品にあやかる○国製品などコピー商品がドッと東南アジア諸国に溢れかえっていました。
マカピーも市場へ行ってへー、こんな製品があるんだね?なんて手に取ってみると、どうも製品のラベルの様子がおかしいのです。
「あれ?この日本語文法的にかなりヘンだよ。ああパチもんじゃない?」
でも、現地の一般の人にはその違いが分からないから「日本製らしきもの」を喜んで購入しているのでした。
さて、ベトナムのハノイのホアンキエム湖の北に広がる旧市街地区はベトナム戦争でも被災しなかったので、昔の街並みがある場所でツーリストにとっては摩訶不思議に楽しいところです。
そこは時代を超えた迷路に入ったような感覚で、マカピーも地元の人に連れて行ってもらわなかったら、まずたどり着けそうになかった場所も沢山あります。
だって人がやっと通れるようなトンネル状の通路の先に、中庭を持った3階建ての喫茶店があるなんて思わないじゃないですか!
この地区はギルドのように商業地区がまとまってます。竹細工、陶磁器製品、ゴザ製品、墓石、靴、ぞうりなどが通りごとに現れるのも面白いもので、どこも現役で商売しているのがスゴイ。
そんな中でバッグを売っている地区がありました。
それこそ、世界中のブランドがあります!
マカピーはアディダスやノースフェイスのデイパックのようなものが好きなのでよく店先を冷かしながら歩きます。
製品を手に取ってみると、縫製や作りが雑だったり、ストラップが軟弱だったりして「パチもん」であることが分かります。
それでも、どこで仕入れてきたのか知りませんが、純正に見える製品タッグがついていて、工場から流れてきたアウトレット風に米ドル表示されているケースもあります。
なるほどねえと手に取っていると、案の定店の主人が声をかけてきました。
店主:「ほら、それ安いだろう?」
マ:「これって、オリジナル製品なの?」
店主:「決まってるだろう!オリジナルだよ。だって俺が作ったんだもの」
マ:「そ、それって・・・。ふーん、おっちゃんのオリジナルなんだ」
店主:「工場で作るやつじゃなくて、俺が自分の家で作るハンドメイドのオリジナルなんだ!手間がかかるんだよ」
マ:「結構よく出来てるね!(バッグの形が同じでもラベルだけ違うって変だよね)」
店主:「だろう!? おれはプロだからね。ほら安くしておくよ、このナイキとコロンビアの二つで50ドルで買わない?!」
マ:「うん、今日はいいや。じゃあ、また来るねー!」
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。タイのバンコクでもパチもんにお世話になりました!
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