枯野を駆け巡る夢 マカピーな日々#0913
マカピーです。ボルネオ島北部のマレーシア国サバ州にいます!
風邪を引いてしまったようで、ベッドに横たわるといろいろな夢を見て寝汗をかいて目が覚めるるのでした。
やっぱり先日海上でスコール(驟雨)にやられたのが良くなかったのか、一昨日から体調が悪くなり悪寒がするようになったのです。
普段病気らしいものはしていないので頭痛、咳き込み、のどの腫れに倦怠感、シャワーも浴びると体に痛みが走る状態には少し弱りました。
そこで、一緒に暮らしている医者でもあるハナさんに処方箋を書いてもらって薬局にその薬を買い求めに行ってきました。
食事をとって薬を飲んで眠ると、なんだか無限にあれこれと夢を見ます。
次々と変わる場面に、もう一人の自分が「あれ?ボクって今どこにいるんだっけ?」「あ、サバなんだ・・・フーン、どうしてサバに戻って来たの?」
気が付くと周囲は真っ暗で、数時間経っていました。
うーん、まだ頭が重い。
階下に降りると、ハナさんが「どう、調子は?」と聞くので「良くなっていると思う」「明日の午後には回復すると思うわ」「そうだと良いなあ」
どうやら他の3人は外食してきたので、マカピーとマリンがテーブルに向かい合って食べました。
マカピー:「今日、Grab Taxiで街に行ったんだよね。ところが帰宅する際に全然Grabにアクセスできないんだ。通信会社の残金はちゃんとあるのに変だと思わない? おかげで丘越えして帰って来たから疲れちゃったよ」
マリン:「スマホ見せて!ああ、買った商品(コース)が悪かったのよ。マカピーの場合は電話とSNSのコースでインターネット接続できないのよ」
マカピー:「え、だって一緒にSIMカードを買いに行ったユスフがこれでいいからって言うので買ったんだよ!」
マリン:「彼は自宅にWi-Fiがあるし、自分の車を運転しているからGrab Taxiも使わないから分からないのよ。ともかく外でインターネット通信がしたかったら別のコースを追加しなくちゃだめよ」
マカピー:「なるほど。ちゃんと使っている人に尋ねないとダメだね」
これで、2回目のサバ滞在なのに、こうやって遅ればせながら分かって来たことがあるものです。
街のサンデーマーケットで会う人がいたのでその後で薬と野菜を買って、タクシーがつかまらないので仕方がないのでボーっとした頭で丘を越える道をたどっていると、上から老白人カップルが降りてきました。
先行する男性に声をかけると、何が気に食わないのかムッとして通り過ぎました。
次の奥さんと思しき女性に「どうですか?」と声をかけると「ホント暑いわね。上って降りるだけで疲れるわ」と言ってお互いに笑いあいました。
そう、それでいいんですよね。
何か珍しい虫や蝶がいないかなあ、とキョロキョロしながら散策道から道路に出る手前で中国系の若い女性グループがいて何やら写真を取り合っています。
マカピー:「ああ、タラップ(Trap)ですね。どうしてこんなものを持って写真撮ってるんですか?珍しいの?」
女性1:「西マレーシア(KLなどがある半島マレーシアを指します)ではこんな果物見た事が無いから、サンデーマーケットで買ってきたんです」
マカピー:「うん、いい匂いがするけど食べるにはもうちょっと時間がかかるね」
女性2:「ええ、だって売ってた人は直ぐに食べられるって言っていたのよ」
マカピー:「ボクも3週間前に翌日食べられるっていうタラップを買ったんだけど、結局熟れて食べられるようになるまで5日くらいかかっちゃったんだ」
女性3:「もしかして、アナタってここに住んでいるの?」
マカピー:「うん、この丘を越えた向こう側に戻るところ」
女性4:「向こう側に何か見るものあるかしら?」
マカピー:「総合運動場くらいかなあ。それじゃあ面白くないでしょう」
女性1:「どうして、こちらの事よく知っているの? 見たところ外国人よね。ずっと住んでいるの?」
マカピー:「ああ、ずいぶん前にボランティアで北部のクダットって居場所に2年間いたんだ。ということで皆さんの旅が楽しいものになる事を祈ってます。ジュンパラギ(また会いましょう)」
暑さと体調不良でボーっとしながら家に帰るとシャツがびっしょりでした。
ハナさんが早く着替えるように言い、薬を飲んで寝たら夜になっていたという冒頭の記述に戻るのでした。
どうも思考能力が変な感じ、まだまだグルグルしているような気がするので休みまーす。
ではまた明日!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。サバで病んで夢は枯野を駆け巡るってね