マホガニーの木陰 マカピーな日々#0248
マカピーです。
ザンビアの首都ルサカの古い住宅地の通りを覆いかぶさるようにしげるマホガニー(アフリカマホガニー)の並木の下を愛犬のレディと散歩したのを思い出しました。
それから、ベトナムのハノイでも街路樹として巨木が立ち並んでいましたが、それも地下鉄工事や道路拡幅工事など都市開発で切り倒されてしまい、地面に残る切り株がなんともやるせなかった思いがあります。
きっと、それも数週間もすれば私たちの記憶から消えて行く風景なのでしょうけど。
マカピーは大きな木が持つ重量感、安心感そして威厳が感じられる大木が大好きです。
そして、ウズベキスタンで親しくなった友達もマカピーと同じように大木が大好きでよくタシケントの大木の並木を褒めていました。
彼女は帰国すると大きな木が欲しいと、一念発起して日本の自宅の庭に100万円ほどかけて一本の木を移植しました。
「当然、私が先に死んじゃうけど、この木はずっとここで育つって大きな日陰を作ってくれればそれでいいのよ」
まだ、マカピーは訪ねてみていないのですが、果たしてその木が後100年経ってそこに生えているかどうかわかりません。
地主が代わり「面倒な樹だ」とバッサリと切り倒されてしまうかもしれませんし、それこそ大風で根こそぎ倒れてしまう可能性だってあります。
だからこそ、そうして生き残った大樹は大切にしたいですね。
日本では有名なサクラばかり大切にしているような気もしますが、どうでしょう?
マカピーとしては、「おおお!」と仰ぎ見る様な大きな木を見ると、その木にしめ縄を回してご神木にしてしまい、護ってやりたくなるのです。
そんな気持ちってありませんか?
最近は自然保護活動も一定の盛り上がりがあるのに、一方で木の葉が屋根のトイをつまらせるとか、庭掃除が大変だからという理由でサクラの木でさえ伐り倒すご時世です。
花見のころは喜んでいるのに、葉桜や冬枯れとなるとジャマモノ扱いになっちゃうなんて哀しすぎます。
ハノイに暮らしていたころのことです。
伝説的なホアンキエム湖の巨大スッポンが死んでしまい話題になりました。こんな閉鎖された湖になんでこんな大きなスッポンが生息していたのかとても不思議です。
そもそもホアンキエム湖はかつて近くを流れるホン河(紅河)とつながっていていて、かつては水軍の航行もあったと言われています。それがフランスが植民地として統治するあたりから水路をつぶされたので孤立したと言われています。
そうそう、スッポンもカメの仲間ですがベトナムではカメが神様の使いとされて有名な科挙(中国の文民登用試験で日本にも導入されたことがありましたが根付きませんでした。一方ベトナムは本家の中国よりも長くこの制度を使っていました)に合格した人の名前が彫られた碑を背負うカメの石像が沢山ハノイの孔子廟(文廟)にあります。
と、カメを尊重しながらもベトナムではスッポン料理も有名です。(笑)
当然ながら、死に絶えたものは復活することはありません。その生態が解明されないうちに絶滅してしまった種のなんと多い事か!
絶滅するからとかではなく、ごく普通に生きとし生けるものを慈しむ心があれば絶滅する恐れがなかったのでしょうが、人間とはなんと罪深いのでしょうか。
マカピーもすっぽん料理を食べてコラーゲンを堪能しました。ヤレヤレ
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