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赤い月が沈むとき マカピーな日々#0329

マカピーです。

(今回は地震について書きますので、そうした記事に触れたくないと思われる方はスキップしてください)

昨日は寒風の中早朝散歩をして、西の空にオレンジ色に近い満月が沈んでゆくのを眺めることが出来ました。

おお、満月だよ

ふっとこれと似たような月を見た覚えがあったので歩きながら記憶を辿ると、2004年12月26日のスマトラ島沖地震があった日の光景がよみがえったのでした。

マカピーは当時、ウズベキスタンからカンボジアの友人宅で年末年始を過ごす旅の途中でしたが、仕事の都合でマカピーは家族に遅れ一人でカンボジアに向かっていたのでした。

26日の早朝、一泊した経由地のバンコクでタクシーに乗り込み明け方の高速道路でドンムアン空港に向かっていると、西の空にそれまで見たことも無い赤味がかった満月が沈んでゆくのでした。

なんだか、妙に感じられる景色を見た気分でした。

チェックインを済ませて定刻通りのフライトでカンボジアの首都プノンペンに到着すると、友人のジョージが迎えに来てくれて開口一番

ジ:「今朝、インドネシアのインド洋側で凄い地震があったらしいんだ」

マ:「フーン。津波でもあったの?」

ジ:「どうやら被害が広がっているらしい」

マ:「カンボジアはシャム湾側だから影響はなさそうだね」

そんな会話をしていたのですが、刻々と最新情報の入る津波被害拡大を伝えるテレビニュースに目が釘付けとなりました。

マカピーの往路フライトはバンコクが震源地のスマトラ沖から相当距離も離れていたから関係なかったのですが、津波の被害は予想外のものでした。

プノンペンに数泊してバンコクへ戻り、更にタシケント(ウズベキスタン共和国)に戻る予定でしたが、タイ国内でもアンダマン海側(インド洋側)で被害の大きかったプーケットなど救援物資を輸送する緊急事態が続き、バンコク行きのフライト数が制限されていました。

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そのクリスマス休暇をプーケットですごした友人家族がいたのですが地震の前日にバンコクに戻って来ていて難をまぬがれています。

また、三男の担任教師だった米国人夫婦もプーケットで年末年始を過ごしていたのですが、ビーチですごすのに飽きたのでその朝はオートバイを借りて夫婦で丘を目指していた時に地震が発生。

彼らは丘の上から自分たちの宿泊していたホテルが津波に次々と流されてゆくのを見たとその後体験記をメールで語っています。

プーケットでは象に乗ってジャングルを散策するアトラクションも有名でした。この朝ツアー客は幾頭かの象に分乗して出発すると地震が発生。

ドライバー(ゾウ使い)の制止を無視してゾウ達が一斉に丘を目指して登り始めたという事です。

いったい何が起こったのか分からなかったそうですが、このツアー客も丘の上から津波に襲われる海岸の様子を見て、声もなかったそうですが、彼ら自身は偶然助かることになったそうです。

マカピーは赤い月を見るとどうしても、2004年12月26日を思い出してしまうのでした。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。予兆であれば、沢山の人が助かる手段にならないのでしょうか?

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