その先へ行って見よう! マカピーな日々 ♯1651
マカピーです。
少し違うルートを取っただけで新しい発見があるものです!
(サムネール写真はカブトガニ。もちろん食べるんです!(笑))
毎日の散歩
マカピーは雨が降らない限り朝の散歩をしています。
その段取りとしては、まずは家庭ごみを出して外に置いてあるゴミ入れの袋と一緒にしてゴミ捨て場に持って行きます。
ゴミの量が多い時は代車にゴミ用プラバケツを載せて行きますが、それだとゴミ捨て場から再度戻ってこないといけません。
そのまま戻らなくするため、身軽にゴミのポリ袋を片手に行くのですが、途中の道路に落ちているゴミもついでに拾い集めて行きます。
「だって、だれだってきれいな方が気持ちいいじゃないですか!」
ゴミ捨て場にポリ袋を出すと、そのまま散歩となりますが毎回少しずつコースを変えてゆきます。
ところで、マカピーはポケットにはスマホと少しのお金を入れているのは、スマホは道路沿いにマカピーが気に入ったものを発見した際にカメラとして使いますし、お金の方は朝食や果物を買って帰ることも想定しての事です。
興味が湧いたらその先へ行って見る!
今日は日曜日ですから、平日に比べて通りの車の量は激減します。
マカピーのいる街は、平日の朝の7時近くなると地方都市の住宅地とはいえ特に学校へ通う子供を乗せた車、仕事に向かう車で渋滞の起こる個所もあるほどなんです。
ですから週末になるとそれが無くなり早朝の散歩がとても楽になるんです。
ラッキー!
と言うのも、一般に人は歩かないお国柄なのか道路の歩道が整備されておらず、その歩道となるべき側溝はコンクリート舗装となっているのですが、メンテ用の蓋が壊れて大きな口を開けたままになっています。
注意散漫で間違って落ちたら怪我をするばかりか、助けを求めてもそもそも早朝に歩く人の姿が殆ど無いのでかなり危ないのが実情なのです。
ハティハティ!(マレー語:気をつけよう!)
当然のように安全を考慮してマカピーは車道の端を歩くことになるのでした。
今朝は歩き始めて「そうだ、あの道の先に行って見よう」と考えたのは理由がありました。
いつもマカピーがUターンして戻る個所があるのですが、その道路の先から沢山の車両がやってくるのが気になっていたんです。
地区の境界から向こう側には異なる住宅地が広がっているのは分かるのですが、マカピーは車でもそちらに行った事が無かったのです。
「何があるのかな?」
実際に歩いて行って見てびっくりしたのは、マカピーのいる街区とは違って高級住宅街が広がっていたのです!
へー、こんな住宅地があったんだ!
警備員付きのゲートを持った住宅地もありましたし、グレーを基調としたコンクリート構造の住宅地区もありました。
既に10年以上は経っているところで、マカピーは丘を越えて行き更に開発の進んでいる地区を見ながら馴染みある国道に戻り帰っていつもの市場の朝食とバナナを買って家に帰るのですが、やっぱり面白い散歩でトライしてよかったと納得したのです。
そうだアディに会いに行こう!
アジズはまだ寝ていたので、起こさずに一人朝食を食べながら思いついた事がありました。
先日予定が入ってしまい、レストランの備品の残りをアディのお店に届けようと思ったのが実現していないのでした。
「そうだ、これから行けばいいじゃん!」と思いついたのです。
それで100㎞先のアディのところへはマカピーは一人で行く事にして、アジズを起こし彼にお店の備品即売を任せる事にしました。
「売り上げの4割はキミにあげるからね!高く売ればそれだけ君の取り分も多くなるよ!」
アジズはマカピーの提案が意外だったらしく目を白黒していました。
実のところ毎日のようにマカピーと一緒に売っていてはアジズに主体性が生まれませんし、価格交渉もアジズ自身がすればいいのです。
そのすべては彼の経験になるんですから!
それに今さら残り物を売りさばいたお金は大した額ではないし、これまでの損失から見れば、この販売収益なんてたいした問題じゃないんですから。
思い違いに気づけてラッキー!
その後、マカピーは後部座席を外した愛車Rav4に彼女のレストランで使えそうなプラスチックの容器類、竹籠の皿、エプロン、キッチンスケール、殺鼠剤などあまりものを積んで出発しました。
車の燃料計が作動しないので「まあ、片道はOKだろう」と思ったのですが「タイヤの空気圧」が気になっていたのでガソリンスタンドに立ち寄り空気を入れて見てかなり減っている事が分かりました!
おっと、アブナイところだったね!
ついでに即売品のペイントの汚れ落としにガソリンを使いたかったので、準備していた5ℓ容器に入れてもらい、更に車のタンクにも入れてもらったところ、なんと40リッターも入りました!
なんと、車の燃料タンクがほぼ空だったんだ!
気が付いて良かった!
国道に乗り出し空気圧が適当であると、とても走りやすい事が実感できました。
かつてはハナさんと移動中、山中で燃料切れとなり、ハナさんがオートバイを止めて容器にガソリンを入れて戻ってきたことを思い出しました。
「こころも燃料も満タンで安全運転で行きましょう!」ってどこかの宣伝文句みたいですがそれが実感できるのでした!
アディはどこだ?
さて、約2時間の走行で午後1時近くなってようやくアディの家にたどりつきました。
ところが呼べど叫べど誰も家から出て来ません。
仕方なく、彼女のレストランの方に行きました。
となりの店で修理していた人に訪ねると「ここの開店は午後5時からだよ」というので「でもさっきアディの自宅に行って来たけどいないんだ」と伝えると「ふーん、さてどこに行ったかな?」という事でした。
近くの町に家族で出かけて戻ってくるかもしれないと考え、もう一度アディの家へ行きしばらくその前に車を停めてしばらく待つことにしたんです。
さてどうしたものか?
そしてマカピーは思いつきました。
それはアジズはアディのWhatsApp連絡先を持っているので彼から尋ねてもらう事にしたんです。
しばらくして彼からの返事を見ると「最近アディはお母さんの具合が悪くなって遠くのサンダカンに行ってるんですって。まだそっちには戻れないらしいです」という回答でした。
サンダカンはここから200㎞以上離れています。これじゃあ待っている意味がありません。
「OK、マカピーもこれから帰る事にするね」
このような場合普通だったら徒労だったとガックリするところですが、今回のマカピーはそうはなりませんでした。
それは「自分で考え、実行した」満足感があり「まあ、彼女がいなかったのは仕方ないよね。おかあさんの具合が良くなればいいね」って素直な気持ちになれたからです。
実は、アディと会った際の会話もいろいろ想定はしていたんです。
そして「借金はいつ返してくれるの?」って言うべきかどうしようかとも。
でも、結局のところマカピーは自分がやれることをやったので気持ちよく帰って来れたってわけなんです。
アジズの販売実績
午前11時出発そして午後5時前に戻ってくると、ちょうどアジズも階下のシャッターを閉め売り上げを持って2階に上がるところでした。
「どう売れた?」
「343リンギ売ったよ!」
「そりゃすごい!」
マカピーはシャワーを浴びたアジズにその4割の138リンギを渡しました。
「わー、ありがとう」
「キミはしっかり働いたんだから当然だよ!」
そうだ、アディのところへ持って行った品物を店に戻して、明日アジズに売ってもらおう!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。実際に自分で行動すれば納得できる!