最高のビリヤニの香りに包まれて マカピーな日々#0701
マカピーです。
昨日のダーバンは一日降ったり止んだりの雨模様でした。
仕事の現場で土砂降りもあり、帰宅の高速道路では警察のトラック中央分離帯のガードレールを突き破って横転し、その処理で渋滞を起こしていました。
一旦このような事故による渋滞が起こると、普段からメンテナンスをしていない車がオーバーヒートしたり、わき見運転による接触事故や、追突事故が発生する悪循環が繰り返されるのでした。
実は南アではオートマ車(Automatic Transmission Vehicle AT車)が少ないんです。ダーバンに大きな組み立て工場があるトヨタでもMT車を中心に生産しています。
一方マカピーは交通渋滞のなかノロノロ運転をしていると眠くなる癖があります。
それにマニュアル車だと坂道発進って嫌いです。
だって長蛇の列の中で坂道発進を繰り返していると飽きて泣きたくなるんです。
それがAT車なら坂道の多いダーバンの様な地形でもってこいの環境なんですけど、なぜかしら地元ではMT信仰が強いようです。
そういえば、ヨルダンのアンマンも急登の道路をつくるのが好きな土地柄だったので、AT車には本当に感謝しました。
あの坂道で雪が降った日には道路がスキージャンプ台に早変わりするので、マカピーには危険すぎて車に乗ろうと思えないのでした。
それでも、こちらのタクシーの運転手は「ボクは燃費のいいMT車が好きだ」というのでした。
日本ではほとんどAT車に変わってしまったのに、国が違えばいろいろな好みがあるのですね。
さて、一晩中雨が降り続き今朝は17℃まで気温が落ち込みました。
昨週までのあの残暑はどこに消えたのか?ってびっくりしました。
仕事の現場に行ってみると、何とリョウコさんはダウンジャケットを羽織ってました!
え、そこまで寒いの?
リョウコさんに聞いてみると、気分転換で朝のうちに海岸へ出かけて風に吹かれたので着こんでいたのだそうです。
今日はインド人のファイズさんが「妻の作ったビリヤニ」を持ってきてくれました。
今日は彼の研修が最後の日だったこともあり、彼の妊娠7か月の奥さんにお願いしてわざわざ我々のためにビリヤニを作ってもらったというのでした。
ビリヤニの入った鍋を、機材の保温材で包んでおくと3時間ほど経っても熱いままで美味しくいただけました。
彼は北部のビハール州出身ですが、奥さんは南部のケララ州だそうです。地域よる食文化の差はあるもののファイズさんは奥さんの手料理が大好きだそうです。
ちなみに、今回のチキン・ビリヤニは先週金曜日にリョウコさんと一緒に食べたインド料理とは全く違うホームメイド料理の決定版という感じ!
なんと美味しいビリヤニでしょう!!!
普段昼食を食べないマカピーでも、これなら2杯目行けそうと思うくらい美味しいのでした。
ファイズさんは「マカピーさん、残りはいつもたくさんアボカドをいただく奥さんに持ち帰ってください」と鍋に半分残ったビリヤニとヨーグルト入りのサラダをくれました。
こうしてファイズさんとリョウコさんと毎日一緒に仕事し仲良くなって次第に会話も面白くなってきたところで、あと2週間でお別れすることになってしまい残念な気持ちが大きくなるのでした。
帰宅してまたマカピー妻と一緒にビリヤニを食べたので、もうお腹いっぱいです!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。明日鍋を返さなくっちゃ!