今はもう違うんだけど(溜息)マカピーな日々#0606
マカピーです。
一度人の心に刷り込まれた記憶というものはなかなか更新されず、いつまでも古い情報が残っていることがあります。
マカピーが協力隊(JOCV 青年海外協力隊)を終えても、海外で働いていたのですが、ある日マカピー両親はマカピー妻に尋ねたそうです。
マカピー父:「ところで、マカピーはいつまで協力隊で働いているつもりなんだい?」
マカピー妻:「彼はマレーシアで協力隊でしたが、その後は違いますよ!」
マカピー父:「ほう、そうだったのか!まだボランティアやってるんだと思ったんだ」
ところが、マカピー母は更に勘違いしていて「海外の大使館に勤めている」ような事を言っているのを聞いてマカピー妻が慌てたそうです。
ヤレヤレ
ザンビアで、そんな話を協力隊経験者に披露すると、ほぼ全員が同じ経験をしているのでした。
PNG協力隊OB:「オレも同じで、田舎に連絡すると母親から『いつまでも協力隊やってないでまともな仕事に就きなさい』って言われているよ!」
マラウイ協力隊OB:「わたしは幾度も『今は協力隊員じゃないんだ』って言ってるんだけどね。ザンビアにいるって言っても、彼らにはいまだにマラウイにいると思っているんだ。そもそもその違いが分からないんだよね」
一同いずこも変わらない状況に苦笑するのでした。
ところが、最近の南ア発祥?といわれたCOVID-19の新変異株では、友人のボツワナ協力隊OBの発言が際立っていました。
マカピー妻:「日本人にとって南部アフリカ6か国っていわれて南ア以外の国名が言える人って、少ないと思うわよ!でもそれってしょうがないことじゃない、普通の人にとっては関係がない話なんだから」
ボツワナ協力隊OB:「私がボツワナで活動していたって教えたのに、彼女が別の人に紹介するときに『ボスニア・ヘルツェゴビナに派遣された方を紹介します』って言われたのよ! もう、どうしてそうなるのよ!?ぜんぜん場所が違うでしょう!」
マカピー:「そういえば、カンボジアにいた時に良く間違われてコロンビアに郵便が行ってしまったことがあったなあ!英語のスペルが似てんだよね」
ボツワナ協力隊OB:「私の場合「ボ」しか共通してないのよ!しかもアフリカでもないし、他人事だからそんな程度の認識なのよ!」
マカピー妻:「確かにボツワナでダイヤモンドが採れるからものすごい豊かな国だなんて知らない人が多いしね。そもそもあそこの首都の名前をキチンと言える人っている? ハボローネ (Gaborone)って読めないよね!私たちは行ったから認識できたけど、普通は無理よ!」
ボツワナ協力隊OB:「私は、日本で『ああ、ガボンってボツワナにあったんですか?』なんて言われるもんだから、『そりゃ別の国です。ハボローネはボツワナの首都です』って幾度も訂正するのだけどもう飽きた。だってその人って別の場所で『ねえねえガボンはボツワナの首都なのよ!』なんて言っているのを聞いたから、全然記憶違いしていて訂正できないもんだってわかったからよ!」
人間というのはなかなか難しい生き物です。覚えなくてはいけないことを忘れ、どうしようもないことをいつまでも忘れないものです。
それから、マカピーは南アのラマポーザ大統領の名前を間違えて「マラポーザ大統領」って言ってたのが今日分かり愕然としました。
それって、今までとやかく言っていた人たちと同じじゃんか!!
ヤレヤレ
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。記憶の不思議さってありますね