桜折るバカ、梅折らぬバカじゃあなかった マカピーな日々#0359
マカピーです。
父から「桜折るバカ、梅折らぬバカ」と教わったような気がするけれど、いやいやそうではなく「梅折らぬバカ、柿折らぬバカ」だったかしら?
記憶が曖昧なので検索して調べると、正解がこちらです。
「桜折る馬鹿柿折らぬ馬鹿」(さくら おる ばか かきおらぬ ばか)
つまり、桜の枝を折ると枯れやすくなり、柿は刃物を嫌うので手で折ってあげると翌年良い枝が出て実が付くという経験談から生まれた諺です。
桜は花をめでる植物ですが、枝を落とした後でもちゃんと薬をぬってあげると病気になりにくいようですね。
柿の実をもぎ取る際には、その枝ごとバキバキと折って取るやり方でも十分元気です。(もっとも柿栽培のプロの農家は剪定技術があるのでそうした乱暴なやりかたはしませんけど)
マカピーは子どものころ木登りが大好きでした。
カシやイチョウなど堅い樹にちかく登りやすいのですが、柔らかい樹は注意が必要です。
柿も柔らかい枝ですし、ビワの樹もかなり柔らかいので力の入れ方によっては裂けて折れてしまうのです。
冒頭の桜は葉桜になると毛虫が多くなるので紅葉するまであまり登りたくない木でした。
針葉樹はその尖った葉が痛くて登るのには苦労しますし、松脂などがべとつくので要注意です。
こうしてマカピー達子どもはそれぞれの木の性質を体で覚えて行ったんですね。
小学生の頃、手ごろな高さのカエデの枝が校庭の池の上に差し出されていたので飛びついて、ぶら下がってやっていたら十分太い枝だと思ったのですが突然バキッと折れてしまいました。
放課後の事でマカピーは誰も見ていないのをいい事に、慌てふためいて家に逃げて帰りました。
しばらくは誰かに悪事をばらされるのではないかとその池の近くに行くのも怖かったのですが、しばらくしてみると折れた枝はキレイにのこぎりで切り落とされていました。
米国のジョージ・ワシントンの伝記では桜の枝を折ったのを正直に「自分がやった」と謝る少年時代の逸話がありますが、冒頭の諺と重なってしまいマカピーはどうしても「ジョージは枝を折ったからきっとバカなんだ!」と勝手に考えていました。
ワシントンDCのポトマック川の桜は日本から関東大震災の支援のお礼に贈られたソメイヨシノだったという事ですが、ジョージの手折った桜は何だったのでしょうね? 世界中にサクラはあるわけですけど。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ウズベキスタンの日本人墓地にも日本からのサクラが咲いていました。