パーボイルド・ライスを食べてまーす!マカピーな日々#0551
マカピーです。
先日お話しましたように、自炊しているので、日本から海外仕様(電圧220V)の炊飯器が活躍しています。
これってそれまで各国を一緒に回っていた炊飯器が壊れたので、ベトナムへ行く時に秋葉原のヨドバシカメラで購入したんです。
当時「爆買い」対応の中国人の店員が、マカピーに対しても嫌な顔をせずにキチンとした日本語で対応してくれました。
各社から10万円以上する高級炊飯器のラインナップのある中で、マカピーのねらい目は最低レベルの1万円前後のシンプルなものを選択するので迷っていました。
そこへ中国人ご一行が大挙押し寄せて高級炊飯器に群がると、先ほどの店員はショボい客から背を向けてしまい相手にしてくれなくなり自分で判断する事になりました。
結局購入した日立製品はタイ製品だったのです。つまり逆輸入したものをマカピーは買ってベトナムに持っていったのでした。
よっぽど向こうで同じものがあるのではないかと、現地で家電製品をチェックしたのですが不思議と同じ炊飯器を見ませんでしたが。
値段は一番安いものでしたが、昔の様に炊飯と保温だけではありません。
よく見れば炊飯器の釜の内側には目盛があり、コメの種類に応じた水加減が分かりますし、電源を入れるとメニューが選択でき白米、玄米、おかゆ、モチ米それにタイ製品だけあってジャスミンライスの表示もあります。
何故かしらケーキもできるようですが、怖くて使った事がありません!
さて、マカピーは炊飯器を持参しましたが、以前滞在していたザンビアのスーパーに行けば米は売ってましたので現地調達する事にしてました。
ですが、日本でごく普通に売られている銘柄米は、当然ありませーん。
じゃあ何があるかというと、インディカと言われる長粒種です。
その代表格のバスマティ種ですが「細くて長ーい」のです。
マカピーはあまり気にしないのですが、日本では長粒種米が好きでない方がいます。
かなり前ですが日本でコメ不足が発生してタイからコメを緊急輸入した事がありました。ところが新米が出回るようになり危機感が薄れるとタイ米が一斉に廃棄される事態になった事件を思い出しました。
不要となったタイ米を公園で鳩の餌にしている人の様子を見た、タイ人が言っていました「なんてひどい事を!食べ物を粗末にする民族は滅びます!」と悲しんでいました。
だって、タイの最高級品種「ホン・マリ」と呼ばれるジャスミンライスがひどい扱いを受けたと感じたからでしょうね。気持ちはわかります!
一方の日本のコメは ジャポニカですね。つまり短粒種(Short Grain)です。つまり「ずんぐりむっくり型」ですが、世界中を眺めてみてこれを食べている国は少ないのです。
多くの国では長粒種(Long Grain)が主流なんです。そうでインディカですね!ですからスーパーに行くとちゃんとインディカ種と呼ばれる長粒種の代表格であるバスマティ(日本のコシヒカリのような超有名品種)の中にもちゃんとモチ種だってあるんですよ!
と、ところがです、アジアでは普通に売られているのと同じだと思っていたバスマティなんですが、プラスチック包装の中に見える米粒がやけに黄色っぽいのです。
さらに表示に「パーボイルド・ライス(Parboilde Rice」とあるのです。
https://lifestylinglog.com/parboiled-rice/
これは、早い話が精米する前に一旦蒸してしまってあるコメなのです。
実はバックパッカーでスリランカを旅していてた頃に、食べていたんです。でも激辛カレーと一緒に食べていたので炊く前の状態なんて知りませんでしたけど。
更にスリランカのマハヴェリ地方で日本人専門家による稲作指導が行われている現場を訪問した際に何故、コメをパーボイルドライス化するのかという説明を聞いたのを思い出しました。
生産者である農家は米を玄米で売りますね。そのもみ殻を取ったものが玄米である事は皆さんご存知のとおりですね。
栄養価の高い玄米なんですが、炊飯器が発達する前は圧力鍋などでないと上手に炊くことが出来ませんでした。
白米はその栄養価の高い糠(ヌカ)の層を搗精という作業で取ってしまったもので「銀シャリ」つまり雑味のない「甘いコメ」です。
ところが、このコメを搗く作業をすると長粒米、細長いだけに崩壊してボロボロに割れちゃうんですね。そうすると食べずらいし当然等級が落ちてしまいます。
そこで、加熱する事で中のコメを糊状にして、その後で搗くことで白米としていたのだそうです。一旦加熱処理してあるから黄色っぽかったのですね。
マカピーの炊飯器のメニューには「パーボイルドライス」がありません。じゃあ水加減はどうすべきか、さっそく検索してみました。
日本でパーボイルドライスを食べている人のサイトがあり「普通の白米と同様に炊く」のだそうです。
ただマカピーの感想を言いますと、製造年月日にもよるのでしょうけど、少し水分を多めにした方が良いと思います。
なんとパーボイルドライスにも玄米が売られています!
加熱処理したあるのだからと、そのまま普通に炊たらものすごく硬いご飯となりました。パーボイルドライスでも必ず玄米はあくまで玄米モードで炊いてください!
ダーバンに長く住んでいる方に、郊外にあるアジア食品店に連れて行ってもらった事がありますが、そこには台湾産のジャポニカ米やタイのジャスミンライスも売っていて、明らかに地元スーパーとは違う品ぞろえでした!
どうしてもジャポニカじゃなくちゃ困る事情がないので、マカピーは相変わらずパーボイルドライスを焚いて美味しく食べています。
こんな感じで、パーボイルドライスでドライカレーを作ってみました。
いただきまーす!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。コメって面白いですよ!