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欲しかったラムネ瓶のビー玉をめぐる物語 マカピーな日々 ♯1677

マカピーです。
何とかあのガラス瓶の中のビー玉を取り出せないものでしょうか?

マレーシアにて

マカピーは現在ボルネオ島北部マレーシアのサバ州にいます。

ある日地元のお店であのラムネのデザインの飲み物がある事に気づき「ああ、こんなところにもあるんだ!」と懐かしく思って手に取ると、子供の頃にあの瓶のビー玉が欲しかった記憶が蘇ってきたのでした。

日本のラムネの歴史

あの「ラムネ」ってLemonade(レモネード)つまりはレモン汁に炭酸ガスを入れた清涼飲料水という事になります。

ラムネというのはWhite Shirt(ホワイトシャツ)が「ワイシャツ」となったようなものですね。

そうした日本が開国した際に日本語に取り込まれた英語は、耳でキャッチされ表記されるようになったのですがLとRの発音の区別が出来ればほぼほぼOKと思われるほどすごい事だったんだと思います。

あ、そうそう「ラムネ」の話でしたね。

日本で非常に人気のある飲み物で、その歴史は古く1940年代からは、ラムネが広く一般に普及し、特に夏の風物詩として親しまれるようになったという事です。

そのビー玉栓は1887年に初めて日本に輸入されたそうです。

ビー玉栓が生まれる前の英国では当初はコルク栓が使用されていましたが、輸入されるコルクは高価であり、時間が経つと炭酸が抜けやすかったのです。

画期的なビー玉栓がイギリスのハイラム・コッドさんによって発明され、1872年に特許が取得され、瓶の密閉性が向上したのです。

やがてそれが日本にも輸入されビー玉栓は密閉性に優れているので炭酸飲料に最適で、日本においてラムネは特に夏に人気のある飲み物として広まったわけです。

コルク栓製品の時代

つまりコルクなどの木製栓では次第に炭酸ガスが漏れてしまうし、プラスチック栓が生まれる前の時代では瓶を横置きにして木製栓が濡れるとそれ自体腐敗してしまう事にもなったのです。

確かに子供の頃の酒の一升瓶の栓やビール瓶の栓にしても内側はコルクが使用されていたのを思い出します。

なるほど、だから瓶が入ったケースは縦置きで栓が濡れないように保管されていた理由というのが良く分かりました。

それにしても、それだけ大量にコルクが使われていた時代だったんですね。

そもそもコルクって何?

ちなみに皆さん、「コルク」って何を原料に作られているかご存知ですか?

コルクガシという地中海沿岸に育つ植物である樫(カシ)の樹皮の一部です。スポンジ状になる特徴がありそれをワインボトルの栓に使うので大量に植樹されコルク生産なった歴史的ある自然材料だったんです。

マカピーは農学生の頃、たしか「特用植物」の講義で習いました(笑)

ところが時代が変わってプラスチックや新しい交代素材が登場すると次第にそうした密封栓としての利用が減って行くのでした。

現在では断熱材とかインテリアで利用する「コルクボード」それからサンダルの緩衝材などとしても利用されていますね。

じゃあどうやってあのビー玉を取り出せるのか?

やっとラムネ瓶のビー玉取り出しになります(笑)

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