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アフガンてどうなっちゃうの?マカピーな日々#0519
マカピーです。
先月(2021年8月)末で米軍が完全撤退したアフガニスタンの混乱は連日ニュースの国際欄を賑わしています。今更マカピーが語るべき事は無いのですが、それでもこの20年間は何だったのか? どうしても考えてしまうのでした。
フッと昨年10月にこんな投稿をしていたのを思い出しました。
その中に登場する、日本でそしてアフガニスタンの医療改善に努めてこられた、レシャードカレッド先生、麻薬組織の家系の息子だったアリ(すでに死亡)そして、アフガニスタンで活動中に亡くなられた中村哲先生の顔を思い出すんです。
ソ連のアフガン侵攻では、当時隣国のウズベキスタンは当時のソビエト連邦の一共和国だったので、当然のようにそこから沢山の兵士が送り込まれました。
あの地域は民族が混在しているので、アフガニスタンにも沢山のウズベク人が住んでいるのです。(もっともウズベキスタンにもタジク人やアフガン系住民もいます)
親戚もいる兄弟国が戦うっていう悲惨さ。しかも東西勢力の紛争地に行かされるわけです(当時中央アジアのベトナム戦争と言われたほど)
ウズベキスタン滞在中、マカピーはのタシケントの郊外に大きなモニュメントがあったので、運転手に尋ねると「あれは、チェルノブイリ原発事故で死んだ人たちの碑だ」というのでした。
マカピー:「え?ウクライナまで働きに行っていた沢山のウズベキスタン人がいたんだ?」
運転手:「ちがう!そうじゃなくて、原発事故が起こった時にクレムリン(ソ連の中枢をそう呼んでいました)の命令で沢山のウズベキスタン人が駆り出されたんだ!原発事故による放射能の影響なんか全然知らされずに、防護服もなしに素手で瓦礫を除く作業をさせられて、帰国してから沢山の仲間が死んだんだ!それがあの碑なんだ」
マカピー:「・・・ゴメン。何にも知らなくて」
運転手:「オレは知っているよ、この国は独立して(1991年)間もないので沢山問題があるよ。でも独立できてよかったなって思うのは、これまで祖父の代から、ずーっとソ連兵士として、アフガン戦争や世界中の戦争につき合わされてきたのが独立して無くなったんだ!それだけでも自分の子供たちにとって良かったなあって思うんだ、分かるかい?」
ともすると、日本の世論も含めてどちらかの陣営に偏った見解で今回のアフガン問題が話されていると思うけど、もう少し深掘りしてみるともっと違った世界観が生まれるかも知れないなあって思いました。
一日も早く、アフガンの人々が心穏やかに暮らせる日が訪れる事を心から祈ります。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。政治って大切だけど難しいなあ
(写真はカンボジアの王宮前、他はかつてベトナム戦争の米軍補給基地になったダナン近郊で仕事をしていた2015年頃のものです)
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