売ると分かってくる事 マカピー日々 ♯1644
マカピーです。
ハマナスレストラン2号店の事業整理を進めています。
売りいそぐ理由
あらら、月曜日となり大家から言い渡されている店舗明け渡しの「来週」となってしまいましたが、まだ店内には売れ残り品が沢山あるんです。
大きさの違うフリーザー、冷蔵庫、プロ用ステンレス炊事テーブル、テーブル、椅子、調理器具、食器類・・・よくこれだけの数の品々を使って来たもんだと思いました。
でも、昨日見つけた階段下倉庫の中身は、マカピーがレストランを引き継いだレストランの遺物でもあるのでした。
前のお店では「Hot Plate」(鉄板焼き)を売り物にしていた事もあり、赤さびた重い鋳物のプレートも出てきました。
重い!(笑)
販売方法の変更
さて、昨日は早朝に起きると変則的ですがnote投稿を済ませて、朝食の後でアジズと食事テーブルでの作戦会議をしました。
「昨日は沢山の人が来て、細かい対応に追われて何が何だか分からなくなってしまったね。それにマカピーも疲れ切ってしまったんだ。いろいろ考えて見たのだけど、売り方を変えようと思うんだよね。それで、今日からはお客さんに一つ一つ選ばせると交渉が煩雑になるので、あらかじめグループ化して売る方法をとる事にするんだ」
「・・・?」
「つまり、金属調理器類は一つのグループ、ステンレス食器類はもう一つのグループ、プレート類のグループ、コップ類のグループ、調味料セットのグループ・・・ってな具合。どうイメージできた?」
「うん、それならできそうだね!」
即売会に至る経緯
もちろんマカピーが直面しているレストラン事業整理での中古品販売も「物販」のカテゴリーの一つですよね。
テニス仲間にも声掛けしましたが、興味を持った人がジェイソンという中華系のビジネスマンがたった一人来ただけでした。
昔風なら「このまま座して死を待つのか?」という事になりますが、挙句の果てに滞納していた家賃も踏み倒して「夜逃げ」となったら、あまりに自分自身がみっともない!
インターネットを利用しての広告を打つというのも、友人のアランに勧められてアジズに準備させたのですが、どうも中途半端でした。
そりゃそうだよね、彼はまだ15歳でこうした経験が無いんだから。
しかもマカピー自身も「売る」のが苦手で、これまでヤフオクやメルカリなども未経験なのだから、アジズと同じレベルだったんです(苦笑)
転機が訪れたのは行動したから!
時間が迫って来ても進展が無いので何とかならないかと、ハナさんの親戚筋のメルバのところへ相談に行きました。
それは、たまたま思い出したので久しぶりにお土産を持って出かけたんです。
行ってみると、メルバはオムラ(通常月でのメッカ巡礼)に出かける直前だったのでラッキーでした。
彼女も「自分は旅行前で時間が無いから知り合いのパキスタン人商人に話しておくね」と言ってもらったのです。
もっともそこからの連絡ありませんけど。
それでもメルバのこれまでの彼女の商売経験などを聞いていてなるほどと思っていると、やがて「自分で売ればいいんじゃん!」って思い当ることが出来たんです。
それは以前にEMAS(EM菌溶液)販売で通っていた町の中心部の日曜市を思い出したけれど、あの日曜日に大量の品々を場所も確保できていないのに持ち込む込めるわけがありません。
そうしたらある考えが心に浮かんだのです!
「そうだ!まだ自分の店舗が使えるんだから、そこで即売会しちゃえばいいだよね!」
もっとも「思い立ったが吉日」といういよりも、「立ち退き」が迫ってもうお尻に火がついている状況ですから、恥ずかしながら準備が十分整わない状況でもエイヤって売り始めたのというのが実情だったんです。
最初は宣伝しているわけでもないので、人も集まらないだろうから待っている間にパソコンで物販ビジネスの勉強でもしておこう、とのんびりした気分でシャッターを開けたのです。
たしかに最初は通行人も知らんぷりで通り過ぎていたのですが、予想に反して一時間もしないうちにてんやわんやの盛況となってパソコンどころか水分も取らずフラフラになるまで販売交渉をすることになったのです。
この経験からマカピーは「近所の口コミ」と言うのは恐ろしいパワーを秘めている事を知りました。
しかも掘り出し物が安く手に入ると分かって、来た人がビデオで店内の様子などを撮影しながら価格チェックをするものですから、次々に人がやってくるような感じでした。
戦略変更後の様子(販売2日目)
それで、前述したように二日目は方針を変えて売り物のグループ化したと言うわけです。
ところが、一口にグループ化と言っても手間がかかるんです。昨日テーブルを買っていった近所のレストランのオーナー家族が朝から来てあれこれ言い始めるので「ごめんなさい。まだ販売準備が出来ていないので12時に開けます」ということにしました。
それでアジズと二人で汗まみれになって準備を進めるのですが、更に一時間延長してなんとか午後1時過ぎに開店できました。
実はグループ化で売れ残りを防ぐ一方で、比較的高価な品物は値段を更に高めたのです。
つまり自分が売り主なんだから、もっと高飛車でいいんだ!
「殿様」になった気分で殆どディスカウントに応じない事にしました。
だから「無理して買わなくていいんです」「値札で買ってください。それでも絶対損はしていませんから」という事にしました。
この態度で販売を開始しても、やはりあれこれ値引き交渉をしようとする人がいるものです。
でも、値引きに応じなくても結局欲しい人は買って行くのでした。
何だか昨日のてんてこ舞いした自分がウソのようです。
「この値段だったら、あっちの店で新品が買えるぞ」
「じゃあ、そうしてください」
そうなんです、マカピーは次第に分かってきました。
世の中には買いたい人は幾らでもいるんです、という気持ちと態度でいるべきだ。無理して価格交渉で疲弊しなくてもいいんだって。
今日は予約していたものを誤って販売してしまっていた事が分かり、恨まれるハプニングがありましたが落ち着いて対応することが出来ました。
午前中の準備に時間と労力を取られて肉体的にはきつかったですが、販売は比較的に楽だったので、精神的には昨日の様なダメージが少なくて済んだのはラッキーでした。
インターネットネット物販ビジネスとの違い
たまたま物販ビジネスに関わろうとした前に、自分で店舗の物品を即売する事になったのですがインターネット物販ビジネスとの違いを実感しています。
マカピーは、それが「直に買い手と交渉」する点にあると思います。
今回販売では、全ての品物のオリジナル価格から適正価格を設定しているわけではありません。
勿論ある程度はアジズにインターネットのマーケットの情報を知ってから値札をつける事もありました。
でも後は自分の感覚的な価格付けでした。
それでも「旦那、もっとまけてくれよ。こんなに買ったんだからいいじゃないかよ!」と声がかかります。
中には、自分で勝手に解釈して「じゃあこれでいいね!」と自分でディスカウントした価格で品物を持って行こうとする輩(やから)もいるので、引き止めなくてはいけませんでした。
ヤレヤレ
つまり即売会とはインターネットビジネスと比べてかなり「属人的」という事になります。
例えばマカピーが今勉強している物販ビジネスでは「価格設定」にツールを使って調べる手法が用いられ、その価格設定された商品にお客さんが反応して買い取るというスタイルです。
と言っても、実際に未だ経験していませんので想像するに、面倒?な交渉が無い、つまり属人的な要素が排除されているのでトラブルが無い限り実にビジネスライク?に事が運ぶ事になると思っています。
確かに楽に感じられますよね(笑)
さて、3日目に入りますが何とか、売りきって早いところ大家にカギを渡したいところです!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。いろいろ経験できるマカピーは幸せなのかも(笑)