ヒヤー、こんな生き物いたよ!マカピーな日々#0543
マカピーです。
南アのダーバンではCOVID-19の影響が低下してきたのかリモートワークもなく、マカピーも毎日仕事場に出かけています!
といっても大学内の事務所じゃなくて、研究装置のある現場の方でダーバンから南へ30分ほどの海に近いところです。
今日は午前中からの片付け仕事がひと段落して、マカピーは昼休みを兼ねて施設構内を歩くことにするとにしました。
やはり、ここでもハタオリドリがヤシの葉っぱに沢山の巣を掛けてピーチクパーチクと賑やかでした。(前回の公園ではアカシアの木でした)
きっとオスが「ヘイ、ベイビー! 俺っちの作ったクールな巣を見てかない?」と盛んにモーションをかけている声だったのかなあ?
マカピーはヤシの木の下に転がる沢山の「不合格作品」を目にしながら、オスドリたちの検討をひそかに祈るのでした。「ガンバレよ!」
施設全体が見える傾斜地を登って行くとオジギソウがありました!この草は東南アジアでもどこでも見かけるのでした。ピンクの可愛い花をつけていた草むらの一部を靴の先でサーッとなでると、案の定葉はすっかり閉じてしまいました。下の写真の右側のただの芝生に見えるけど、花が見えるあたりが閉じた葉のある場所です。
っと、子どもの頃から変わらない「遊び」をしながら境界のフェンスに来ると向こう側は道路でそこを渡ると斜面が続きちょっとおしゃれな住宅地になります。
すると、いかにも定年退職したよっていう白人のおじちゃんが、両手にプラスチックの容器を持ってこちら側に渡って来て、ふたを開けて中身をフェンスあたりに捨てようとするのでした。
食べ物の残りかなあ?って思ってたのですが生きている塊だったのでマカピーは思わず声をかけてしまいました!
マカピー:「ちょっと、何を捨てたの?生きてるモグラ(mole)みたいだけど!」
おじちゃん:「ああ、まあそんな仲間かな。実はうちの猫が捕って来たんだ!」
マカピー:「それ、スゴイ歯をしているよ!これって普通のモグラじゃないよ,メクラネズミ(Spalax)かなあ?」
おじちゃん:「さあどうかなあ。うちの猫はハンターで、先週は緑色のヘビを捕まえてきたよ!」
マカピー:「え? いるんだヘビ!」
おじちゃん:「うん、いろんな生き物がいるよ、このあたりはサルもいる。見たかい?」
マカピー:「ベルベットモンキーでしょう。前回も群れで移動しているのを見たよ!」
おじちゃん:「野生動物だし殺しちゃうのも可哀そうでね。そっちで生きてもらおうと思って放したんだ!」
マカピー:「ナルホドね。良いんじゃない!(でも一匹だけで生きられるかな?)」
帰宅してから調べるとあのモグラのような生き物はデバネズミでした。
まさしく、表紙の写真そっくりでしょう! スゲー歯してるよ!
Wikipediaの解説によると、哺乳類では珍しい「真社会性」の生き物なんですって!つまりハチやシロアリの様に生殖に関わる雌雄以外は、働きバチのように生殖機能を持たないでそれぞれの役割を果たす集団生活をするネズミなんですね!
歯はこれ程鋭くなかったですが、マカピーはザンビアの自宅でトガリネズミを捕まえたことがありました。
こちらは、ネズミの名前がついていますがモグラに近い種類なんですって!
さすが、アフリカ大陸!っていう感じですね。こうなったら何とか夜行性の珍獣「ツチブタ」に出会ってみたいものです!(笑)
なんだか今回は動物誌のような記事になってしまいましたね。
たまたまマカピーがラッキーだったと思うのですが、積極的に行動すると何やら面白いものに出会う機会があるもんですね!
でも、コブラはちょっと遠慮したいです!!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。鋭い歯に指を噛まれるってありかな?