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スゴイ日本力に感謝 マカピーな日々#0315

マカピーです。

昨年膠原病を発病した義母は幸運にも主治医のステロイド投与による治療が功を奏して今では杖もなしに歩けるほど回復していました。

ところが、2週間前に散歩を終える直前に自宅前で転倒、顔面、手足の打撲程度だと思ったら3日後に左手が腫れてきたのです。

心配になり膠原病治療で通院している病院の整形外科でレントゲンを確認すると、見事骨折。全治6週間との見立てですが、ボルトを入れての固定はせずに添え木で様子を見ることになりました。

膠原病での外来通院が2か月に1度までなったのに、今度は整形外科に毎週通うようなりました。苦笑

さて、義母はその病院へ通うのを楽しみにしていた理由が二つありました。

一つ目は主治医がイケメンである事。

二つ目は病院近くの道の駅に立ち寄り、地元の野菜や総菜を買える事でした。

今回も道の駅で買い物をした後で、地元のスーパーで幾つか買い足し支払いするのですが、義母が財布を持っていませんでしたのでマカピーが支払ったのでした。

すると、義母は「あれ?私のバッグを持っていないの?」と聞いてきたのです。

マ:「??? お義母さん、車から出る時は手ぶらでしたよ」

義母:「あら、そうだったかしら・・・・」

マ:「車の中にあるかも知れませんね」

駐車場の車に戻って確認しましたがありません。

マ:「道の駅のトイレに行くのでバッグを渡しましたけど、あの後どうしましたっけ?」

義母:「さあ、よく覚えていないわ・・・」

マ:「バッグを持って、トイレに入りましたよね。どこに置きましたか?」

義母:「ああ、中の棚に置いたの。それで倒れないように押し戻したのを覚えているわ」

マ:「・・・道の駅に戻りましょう。まだあるかも知れない」

義母:「・・・ごめんなさいね。私ボケちゃったのよ」

マ:「全然問題ないです。ボクだって、しょっちゅう忘れ物をして家で叱られてますよ!(笑)」

でも、あの布製バッグの中には現金、カード、携帯電話、メガネ、病院の診察券、すべての貴重品があるのをマカピーは憶えているので、再発行手続きの事を考え始めていました。

道中、心配で頭が一杯なのか言葉少なになる義母に話題を振りながら30分後に道の駅に戻りました。

女子トイレを確認した義母は「ないわ、どうしましょう」としょげ返っています。

ちょうど掃除をする女性スタッフが通りかかったので事情を説明すると、裏手の事務所に走って確認に行ってくれました。

義母にはそこで待ってもらい、マカピーは道の駅の売店側に行き店内女性スタッフに尋ねることにしました。

マ:「先ほどこちらを利用したものなのですが、義母がトイレで貴重品の入ったバッグを置き忘れてしまったのです。ご存じありませんか?」

係:「え? どんなバッグですか?」

マ:「布製の小さなトートバッグタイプです」

係:「あ、それでしたら先ほど届けられて事務所で保管しています。少々お待ちください」

マ:「そうでしたか、ありがとうございます。義母を呼んできます」

店内を出ると、義母がバッグを掲げて「あった、あった」と喜んでこちらにやってくるのでした。

マカピーは直ぐに店内に戻り、先ほどのスタッフに「見つかったようです。大変お世話になりました。ありがとうございます」とお礼を言い、義母のところに戻りました。

義母:「掃除の方が持ってきてくれたのよ」

マ:「本当に良かったですね」

その女性スタッフがゴミ袋を持って作業に戻るのを認めたので、マカピーは駆け寄りお礼を述べました。

マ「大変お世話になりました」

係:「バッグがあってよかったですね」


車に戻りマカピーは義母に尋ねました

マ:「すべて無事に戻るなんて、奇跡みたいですね」

義母:「本当に、感謝、感謝よ」

マ:「ところで、どなたが届けてくれたんですって?」

義母:「誰だか名のっていなかったそうよ」

マ:「むき身のお札が見える財布があるのにちゃんと届けてくれるんだからすごいですよね」

義母:「見つからないだろうとあきらめていただけに、本当に嬉しいわ」

マ:「日本て、まだまだすごい事が普通に起こるんですね」


マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。礼節なんですね!






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