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マレーシア事業撤退開始 マカピーの日々 ♯1615
マカピーです。
マレーシアに戻って来たのですが、どうもフィリピンペソとマレーシアリンギットの感覚が分からなくなってしまい、品物の価格が分からないのでした。
何が困るのかって、これから事業撤退のためハマナスレストラン内のものを売却する予定ですがいくらくらいにしたらいいのか? 分からない。
更に「そもそもいくらで買ったんだっけ?」という情けなさ。
帳簿類もゴチャゴチャなんです。
うーん、うーん・・・思い出せない!
マカピーは新品を購入した際に説明書に購入年月日と価格をかき込むようにしているのですが、そもそもそうした書類がどこに行ったのかアジズに尋ねても良く分からないのです。
アジズに会計の事をきいても・・・、手伝ってもらっていた親戚のソリヒンも「???」
おいおい、記録は最低の事でしょう?
と言っても彼らに任せてしまったのはマカピー達ですから責められません。
ソリヒンが言うには
「9月の半ばに一旦閉めて、10月に再度開けたけど、やっぱりお客が戻ってこなかったんです」
「そもそもここは立地条件が悪いです。駐車場も無いし・・・」
確かに好条件ではありませんでした。
それでも、そこでマカピー達はそこそこやって来て事業を拡大しようとしていたのです。
確かに客商売は変動が大きいと思いますが、そもそも我々という経営主体が存在しないとまずいですね。
ソリヒンは続けます。
「ボクも、地元の知り合いに食べに来るように誘ったんですけどね・・・」
もちろん店を開けていませんですから、収入が無いどころかインターネットも切られ、家賃も滞納、電気代水道代も未納が続いていたのです。
それでも、ソリヒンの手持ち現金でなんとかウエイトレスのサリナ達には支払いを済ませたようですが、シェフのランと賄いのマンにそれぞれ300リンギの未払いがあるとの事でした。
そして、マカピーの到着日の夜、マンはこれからタワウに職探しに行くからどうしてもその金が必要だと店に来たので、その額を支払いました。
マン、キミの幸運を願っているよ!
ランは仕事を探すでもなく、家でくすぶっているようですがシェフですから職はあるでしょう。
彼への支払いは車購入代で相殺されたかとともったら既に完済でこちらからの支払いが300リンギ残っているとの事でした。
ああ、あれから5カ月も経っているからなあ!
親戚のソリヒンには、彼の持ち出し分プラス月給を支払う必要があります。
彼はマカピーの車で犬を轢いてしまいその影響でラジエターグリルが破損、何とか修理できそうですが、そもそもアジズを乗せて帰宅途中だったということで負担はマカピーになります。
人身事故にならずに済んだのはソリヒンの運転技術があったからでしょう。
しかし、その車がつかえないと色々不便なものです。
毎日あったレストラン用の買い出しは必要ありませんが、ここから100㎞離れたハマナスレストラン1号店側の整理と海藻ビジネス倉庫の解約と内容の処分などやらねばならない事が沢山あるからです。
今朝は店内の売れそうなものリストを作成して、なるべく今月中(つまり今年中)に売却してしまおうと考えています。
ソリヒンにも手伝ってもらいリストを作り、中古なので半額で引き取ってもらえれば良しというところです。
居抜きで引き継いだ店舗なので、前の店の置いて行ったテーブルなどの処分も含まれます。
なんとか階下(2間)を空にして、そちの家賃支払いを免除してもらわない事には負債が続くようでは困るので片づけを急いでいます。
ハナさんと話しているのは、フィリピンでいずれ「薬局を持ちその隣にコンビニに付随した小さなスナック売り場のあるお店を持ちたいね」という事でこれまでのマレーシアでの経験を活かしたいと思います。
そう、マレーシアでの事業撤退なのですけどフィリピン事業に転進するんです。
ってなんだか第二次世界大戦中、敗戦色が濃くなった日本軍の「いいわけ」的な言葉いじりになんとなく似ていますが、是非ともそうならないように気をつけまーす。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ハナさんが戻ってきた時にはキレイさっぱりになってるかな?(笑)
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