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8月12日はWorld Elephant Dayだったって知ってた? マカピーな日々#0510


マカピーです。

群馬の幼なじみが「田んぼでこんな虫見つけたんだ!あまり見たことがないので農協職員に調べてもらったけど、わからないって言うんだ。マカピー分かるか?」と稲穂にとりつくハンミョウのようなホタルのような昆虫の写真が添付されていました。

まず学校のクラスメートのスズキに連絡すると専門が魚類や爬虫類だったので「分かんない!虫屋(虫専門仲間)に聞いてくれ!」とあったので、ブンに連絡すると直ぐに「マメハンミョウ。毒があるよ」って返事がありました。たしかにWikipediaで調べると写真そのものの昆虫が現れました。

名前は似ているからつけられたけど、正しくはハンミョウの仲間じゃないんだ!

早速、友達にその事を伝えて一件落着。

そしてブンのFacebookを見たら8月12日が世界ゾウの日で彼女が2年前にマレーシアサバ州のキナバタンガン周辺のボルネオゾウ取材した時の記事(National Geographics)がありました。

で、マカピーはそれにコメントを入れました。

マ:「マカピーは青年海外協力隊時代、森林局に勤めていた先輩隊員がお土産で持ってきてくれたボルネオゾウの鼻の一部をみんなで食べた覚えがある

ブン:「食べたんだ!」(完全軽蔑)

マ:「もう昔のことだし、時効だよ!」

やはりWorld Elephant Dayに相応しい話題ではなかったようです。

一瞬「だからあなたはKY(空気が読めない)なのよ!」っていうマカピー妻の声が、遠く日本から聞こえてきた気がしました。

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さて、ボルネオ滞在では一緒に住んで活動していた隊員のイシミルがある日血だらけの塊りを持って帰って来たので尋ねると、「そこの田んぼ道で会った村人が、大きなニシキヘビをつかまえて引きずって帰る所だったんだ。ここのルングス族の習慣では最初に出会った人に獲物の一部を分け与える事になっているってんで、貰って来たんだ」

マカピーは早速30㎝ほどある首?(頭部の下)の皮を剥ぎ、骨を抜くと白っぽい肉は鶏肉に近いもので、実際焼きそばに入れて食べるとチキンそっくりでした。

ごちそうさまでした!

マカピー達が暮らしていた地域の一番の町は群庁のある港町Kudatですがオートバイでも村から30分以上かかる距離がありました。

電気も水道もない生活をしていると、たまにこうした場所でコーヒーを飲んだり、中華料理を食べたりするのが息抜きでしたし、仕事関係では農業省の畜産局の獣医センターもありそこを訪ねることもありました。

そこにはパサール・イカン(魚市場)があり、村に帰る前に魚を買って帰ることがありました。たいがいは安くて大きなステーキのできるイカン・ユー(サメ)のブロックを買って帰るのですが、料理してもオシッコ臭さが残るので仲間内でも人気はありませんでした。

ところが、その日は、パサールに入ってきたマカピーの姿を認めると「こっちへ来い」と手を振るオッちゃんがいたのでした。

マ:「アパカ・アダ?(何かあったの?)」

オッちゃん:「マーメードだ!」珍しく英語でした。

何故かしら、当時血気盛んのマカピーは人間の女性の姿を想像してしまったのですが、おっちゃんが指し示すテーブルの上の肉のカタマリは既に外見をとどめていませんでした。

(そりゃそうだよ、人間だったら殺人だ)

でも、この赤みの肉塊は明らかに哺乳類のもので牛肉のようです。

オッちゃん:「アダ・タンガン・ディ・シニ(ここに手があるよ)」

既に皮が剝かれた手の骨格から、マカピーが導き出した答えは「ジュゴン」

オッちゃんが「マーメード」といった意味が分かりました。

どうやらKudatが面しているマルド湾で漁をしていた網にかかったものだったようです。もちろんジュゴンはRed Data Book(絶滅危惧種)の生物ですから漁をしてはいけないのです。

でも、もう死んじゃっているんです。

マカピーはそのジュゴンの肉を2㎏買って帰り、他の隊員二人と食べたのですが、スイギュウの肉のようにちょっと硬かったのでした。

ごちそうさまでした!

マカピーはダークな食歴を持っているのでした!

最後までお読みいただき感謝します。その後で子供のジュゴンの肉が入手出来てそちらは柔らかかった!

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マカピー
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