そういうのって「あり」なんだ!マカピーの日々 #1224
マカピーです。
それまでの「既成概念」が吹っ飛ぶ光景に出くわすことがあります!
(表題にあるサムネ写真はナメクジのように見えますが、殻を持たないカタツムリの一種です。実は南アのダーバンで見かけたのですがボルネオ島北部マレーシア国サバ州に同じ種類がいました!)
例えば、「犬猿の仲」と言うのがありますけど生まれた時から「性に合わない」という事もあると思っていました。
でも、時々大きな犬が子猫を可愛がっている写真を見て不思議な気がしました。
だって、マカピーの飼っていたジャーマンシェパードの「マナ」は弱っていた子猫を家に連れ帰ってきたら執拗に追い回したので、子猫が死んでしまいました。
次のゴールデンリトリバーの「レディ」は猟犬そのもので、ウズベキスタン共和国の首都タシケントで散歩していると、草むらに隠れていたネコにジャンプして襲いかかり首をくわえて戻って来たのでした。
さすがにリトリバー(回収)するだけあって、主人のマカピーに「ほら、捕まえたでしょう?」と嬉しそうに差し出そうとするので、マカピーは周囲を見回して誰も見ていない事に安心しつつ、「こら、レディ。早くネコを放しなさい!」
実は彼女は、その後マカピー達とザンビアに移動するのですがしばらく預かってもらう家に「慣らし」のお泊りに連れて行くと、なんとそこの主人の奥さんの愛猫をかみ殺してしまったので、あわてて「お泊り」を中止して帰って来たことがあります。
大概犬と猫の関係とはこんなものでしょう。
そして、ネコも鳥かごの中の小鳥や、水槽の中の魚を捕まえようとして前肢を突っ込んでかき回したりしますよね。
マカピーの実家で飼っていた「マル」はネズミもつかまえるのですが、ツバメもつかまえてきました。
そして、困ったことに実家の稼業であった養鶏場のヒナを沢山食い殺してしまったので、遠くに捨てられるという「流刑」に遭っています。
まあ、その生物自身の本能がさせる業ですから「無理からぬこと」とは思い仕方ないと思っていました。
ところが、学校を一年休学して米国アイオワ州に酪農実習に行って、ビックリしたのです。
それは、そのホストファミリーの農場では番犬の「バウンサー」、ネコの「JB(ビリージョエル)」ほか多数、アヒル、ニワトリがいるのですした。
毎日、搾乳が終わった後で主人のロバートが手桶いっぱいの牛乳を水盤に流し込み「キーティ、キティ・・・」と呼ぶとそれらが一斉に集まって来て、水盤を中心に円陣をつくってピチャピチャミルクを飲むのでした。
仲の悪そうな組み合わせも、食物連鎖の舞台でもありそうな顔ぞろえなのですがみんな平和そうに一緒にミルクを飲んでいるのです。
ウーン、これはいったいどういう事だろう?
日本の犬猫ニワトリと米国では違うのかしら?
マカピーは最初不思議に思っていたのですが、毎日見ているとそれが普通になってしまいました。
で、日本に帰って来るとやっぱり犬は猫を追い回していましたけど。
マレーシアの田舎でニワトリに襲いかかろうとする子猫がいますが、母鶏に軽く撃退されてそれ以降は成獣になってもニワトリを襲う事が無いようです。
これは学習しているという事ですが、米国の風景とはちょっと違うようでした。
動物学者は、これをどう説明するのかな?
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。どうしてだろう?って考えてみよう!