どうする、そのアダプター? マカピーな日々#0596
マカピーです。
南アに来て困ったのが電源確保。
もちろん計画停電が頻発する現状もこまりましたけど、今回のお話はコネクション(接続)の問題です。
もちろん、マカピーはこれまでいろんな国を経験しているので電源ケーブルのコンセントの形は各種対応できるように、南アにもアダプターを持ってきました。
南アの基本は、無用に大きな?丸3ピン(Type:B3)が基本でそれが壁についています。
それに最近の電化製品を接続する際は大概丸2ピン(Type:SE)なので、そこに丸2ピン用のアダプターを付けるのです。
ところが、これでは日本の平2ピン(Type:A)のコンセントは使えません。そこで丸2ピンから平2ピンに変換するアダプターが必要になるのです。
つまり3段重ねの「てんこ盛り状態」の接続をするのです。
そうなると当然接続面が多くなり、接触不良の原因にもなります。
しかも丸2ピンのアダプターを受ける形が長六角形という特殊なものです。
フフフ、マカピーはちゃーんと2つそれを持っていました!偉い!!!
それに日本の電源ケーブルを繋いでその先にあるいくつもの口にUSB用のアダプターやPCのコンセントをつなぐのでした。
ところが、仕事場でも自分のPCなどを繋ぐ場合は、同じ接続が必要なのです。
いくつもの電化製品やハードウェアのお店を回ったのですが、不思議と平2ピン用の長六角アダプターがないのです!
仕方なくアマゾンで探すとありました!!! 流石です!(パチパチ)
それを5つほど注文してマカピー妻にダーバンに持ってきてもらいました。
もちろん適当なものがないならば、最終手段としてマカピーは電化製品についているオリジナルのケーブルのコンセントを切断して、地元のコンセントを付け替えることもできます。
ただ、日本に持って帰ったら、また日本のコンセントに繋げるように戻す必要があるのでアダプターが使いたいのです。
最近の日本製品は100V使用でも240V使用でも使えるユニバーサル・デザインになってますから、アダプターさえあれば使えます。
それ以前は、日本製品のほとんどが100V使用のまま海外の仕事場の送られてくるのでトランス(240Vから100Vにするステップダウン・トランスフォーマー)が必要でした。
小さな製品であればいいのですが、5KVAなどの装置や機材になるとトランス自体もドーンと大きくなって、「まるで漬物石」なんです。
しかも日本の装置の設置場所が変更された時など、トランスも一旦外してしまうので再設置の際に繋ぎ忘れることがあるのでした。
240V電流が100V電源の機械に流れると・・・プシュ!と微かな音とともに電源ユニットが焼き切れる、独特な臭いが周囲に立ち込めます。
Oh, NO!!!!
これで、どれだけの機材がダメにしたことか!!!
そもそも日本で製造して海外輸出しているのだから、海外仕様のものが入手できるようにしてくれればいいのに、日本で機材を購入すると大概は100V仕様なのです。
全く了見の狭い装置設計のおかげで、個人の現地生活での電化製品や仕事での機材運用に支障をきたしたことが沢山ありました。ヤレヤレ。
ピンチに陥っても、たまたま現地の電気技師が優秀で理解している場合は、電源ユニットを240V仕様に交換するだけで問題解決になる場合もありました。
そうでない場合は、日本から新たな電源ユニットを取り寄せるか、更に基盤が破壊(焼け切れ)されている場合は装置そのものを交換することさえありました。
各国を移動する際は、引っ越し荷物にせっかく購入したトランスフォーマーを入れるかどうかは悩むところでした。
トランスは結構高価だったからだったので次の赴任国でトランスが入手困難だった場合に困るのですが、送付するには「漬物石」なみに重いので運賃が増すからでした!
まだ、完全にユニバーサル・デザイン化はとはいえないですが、最近電源の問題解決が進みPCやスマホの電源に頭を痛めることが無くなったはとってもいいことなんです!
って、過去を知らない人がこの記事を読んでも理解しにくいかもしれませんね(苦笑)
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。技術革新万歳!!