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ねえ、その寄付金箱どうするの? マカピーな日々 ♯1676

マカピーです。
寄付金箱の処分を考えてます。
(サムネ写真はハマナスレストランに置かれていたWall’sの冷凍庫。なんと製造元はユニリーバだった!)


ハマナスレストラン2号店の事業整理

マカピーとハナさんが始めたハマナスレストラン2号店が運営停止したのが2024年10月で、その頃マカピー達はフィリピンにいたんです。

留守中はハナさんの親戚筋で以前レストラン事業をかじった事のあるソリヒンとハナさんの一人息子アジズの2人の管理に任せて出かけたのです。

ところが、引き継いでなんと2カ月足らずで回転資金が枯渇で営業中止。

(急に客足が遠のいたという事でした)

ソリヒンは一カ月ほど開けて自己資金で一度再開店したのですが、それも1カ月足らずで完全閉鎖に追い込まれていたのでした。

(責任者が不在というのは確かに痛手でしたね)

ハナさんはアジズから報告があったはずですが、マカピーに詳しい話をしていなかったのです。

マカピーは昨年の12月にフィリピンを離れる前にその事を聞いてびっくりしました。

「え、ボクたちが始めたあのハナマスレストラン2号店が閉じたって事?」

「でも店も施設もあるから、大家に明け渡すのに行ってそれを片付けなくちゃいけないのよ!それから滞納していた家賃や電気水道代もね・・・マカピーよろしくね」

「ウ、ウン。・・・事業整理って初めての経験だなあ・・・」

この辺の事情って実際に戻ってくるまで実感できませんでした。

12月にマカピーだけマレーシアのサバ州に戻ってアジズと二人でレストランの二階に住みながら事業整理したんです。

それで「これでオーナーにカギを渡せる」とようやく一息をついたのが2025年2月に入ってからでした。

そして3日ほど前に店内に残っていた大手アイスクリーム販売会社提供の冷凍庫(サムネ写真)が撤去され、続いて大家の代理人がカギを取りにきて渡すことが出来てマカピーのミッションはとりあえず完了したのでした。

フー、ヤレヤレ

3つの事業整理が一度に

実は1月に入って、ここから100㎞離れたハマナスレストラン一号店と海藻ビジネスをやっていた際の資材そして住居の整理も実行したのです。

倉庫を改造して住んでいたので、海藻ビジネスが中断されても家賃滞納が続いていたんです。

そこにあった物品の多くは向こうの友達に無料であげて来たましたが、いくつかは2号店の整理に併せて即売会を連日行い、最後は殆どタダ同然で処分したのがマカピーのマレーシア事業整理の実態だったのです。

ともかくハマナスレストラン2号店内のものが無くなりガラーンとした空間になったのを見ると、意外にも哀しいとかの感情よりも「やっと終わったなあ」という解放感がありました。

二階の居住区も整理

マカピーは事業整理をしながら、レストラン二階の住居の整理と改造もコツコツと続けたのです。

ここを出て行く際に持っていても仕方が無いと思われる、リネン類や従業員用に準備した二段ベットやマットレスなども処分したのはもちろんですが、一方で二階で食事を作る必要があったのでキッチンを作りガス台を載せたテーブル、食器棚などはレストラン備品から流用しました。

洗濯機も手間のかかる二層式を残し、売れそうな全自動洗濯機は売ってしまいました。

冷蔵庫はアップライトの店舗用を使い、冷凍庫は一番小さなタイプ一つにしてその他は売りました。

自分で「流し台」設置

問題となったのは食器洗いでした、バストイレの洗面台でやるのには限界があったのです。

隣に住む水道屋のジェンスンに一度見てもらったのですが、これから2か月ほどしかここに滞在しないのに本格的な流しの設置をする必要はありません。

マカピーは処分する物品の中から100㎞彼方で暮らしていた際の、簡易的な流し台を流用する事にしました。

それにバスルームの蛇口からホースで給水と蛇腹タイプの排水ホースをつなげ、乾燥棚もくくりつけるとようやく手製流し台が完成したのです。

こうしてアジズと二人の生活を続けているのですが、実際の食生活と言うとマカピーが毎朝散歩する際に持ち帰るナシレマと呼ばれる「マレー風お弁当」と果物の朝食。

アジズは若者らしく?起床が遅いのでマカピーは先にナシレマと昨晩の残り物で朝食を終えてアジズはお昼頃にそのナシレマに手を付けているのでした。

結局一日2食の生活なので、本格的にキッチンで料理するのは夕食だけなんです。

マカピーでなくアジズが殆ど料理するのでマカピーとしては大変助かります。

来週16歳になるアジズですが、レストラン経験があるのと自分での探求心そしてインターネットで料理法を学んで実践するので結構おいしい料理を作ってくれるのです!

アジズが料理をしてくれるので、大概はマカピーは片づけと皿洗いを担当するので「流し台」が活躍する事になります。

で、その寄付金箱をどうするんだ?

実はまだ若干の売れ残ったものが二階の一室にあるんです。

鍋類、安定化電源装置(UPS)鉄板焼きのプレート、そしてかつてマカピーが製造販売していたEM菌液のボトル類と言ったところです。

来週帰国前にアジズをソリヒンの家で預かってもらうのでその際に不用品や食料品の余りなども彼の家庭で貰ってもらうつもりです。

今日も掃除をしながら段ボール箱から頭を出している容器を見て・・・あれ、これ何だっけ?と手に取ってみたのです。


カウンターの左端に見える容器が寄付金箱

そうだ、貯金箱タイプの寄付金箱が4つもあったのを思い出しました。

マレーシアの多くのレストランカウンターではお客さんがお釣りを寄付金箱に投函してくれるケースが案外多いのです。

それは寄付金箱を設置依頼するムスリム団体であるからで、それはステッカーを一目見れば宗教色の強い寄付金箱だと直ぐに分かるものでした。

そこで遅い朝食を摂っているアジズに相談することにしたんです。

「なあアジズ、どうするこの寄付金箱? たしか以前その団体に来てもらうように頼んだよね」

「うん、調べたよ。これは、殆どは言ってないけどお隣のレストランにも置かれているけど誰も回収に来ないのであちらでも困っているヤツ。こっちの二つはおそらく10センか20セン硬貨が数個入っているだけ。問題はこいつで、結構重くなっているけど記載されている電話番号に連絡して取りに来てもらおうと電話したんだけど、その番号は今使われていないんだ」

「ああ、そうだったんだ。しかししらばっくれてゴミ捨て場に持って行く訳にも行かないしなあ。この中身のある寄付金箱だけでも住所が書いてあるから何とか連絡してみよう」

「もしマカピーが行くなら、一緒について行くよ!」

「そうかい(優しいね)ありがとう」

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。寄付金箱って処理に困るんです!





片付けるって

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