調略
ある時、内に閉じ籠ってしまった彼女が
"頭の中で周りに結局やっぱり自分は要らない、私に嫌な思いをさせるだけだから死んだほうがいいって怖い事を言われる"と言うのに対してふと、
何でそう思うのか聞ける?
と呟きました。
すると彼らの表情を見たのか、当たり前のような事を言ったのに私が何故そんな事を聞くのか皆不思議そうな顔をしていると。
…おや?
それは前回書いたように“臭いものには蓋”といわんばかりに彼女から遠ざかるだけだった私が、
彼女を通して話を聞いた
ということから
個々の人間として取り入ることが可能
今考えても突拍子もないことを思いついたものでした。
おそらく当時の彼らからしてもなんだコイツ?と思われてたでしょう 笑
それ以降は彼女が不安になった際に、辛くない程度にと彼女に確認を取りながら徐々にリサーチを進めてざっくりした人物像を把握していきます。
掴んだ情報はそれぞれ
一人目:男。メインで入れ替わる人格。落ち着いていて物腰は柔らかい。
二人目:男。口が悪く、オラついている。
三人目:女。性欲が強いドM(笑)
この三人は後に話を聞いたところ結構彼女を気に入っていることが分かりました 笑
四人目:性別不明。ほとんどの事に無関心。
五人目:性別不明。常に彼女が消えればいいと思っている。
直接話したことはありませんが、先の三人に聞くところではこの二人が暴言を吐き、彼女が閉じ籠った時に隙あらば消そうとしていたとのこと。
こんな事言うのもアレかもしれませんが当時は
味方に出来る謎の自信
があり、この一人目がまあ出来たヤツで私を“お兄さん”と呼び、内情や私も思いつかないアドバイスをしてくれたりと何気に助かってました。
本来なら出てこないのが一番なのかもしれませんけどね。
長くなってしまいましたがこの話、もうちょっと続きます。
お付き合いありがとうございました。