見出し画像

残雪期:1泊2日 立山黒部アルペンルート

             山行日:2022年4月20日(水)~4月21日(木)

昨年(2021年)全線開業50周年した立山黒部アルペンルート。昨年も五色ヶ原や剱岳を登るために行きはしたが、雪の大谷にはまだ一度も行ったことがないため今年は気合を入れてGWが始まる少し前に行ってきた。

今回は親孝行を兼ねて母親と一緒に来ているため、山のレポートは少なめです。自分は雷鳥沢でテント泊、母親はみくりが池温泉で小屋泊と別行動になります。

2日目の早朝にちょっとだけ登山をしました。

扇沢 - 室堂を往復しました。

雰囲気(1日目:観光)

母親はアルペンルートへ来るのが初めてだったので、各展望台に立ち寄りゆっくり移動しました。

まずは黒部ダム 展望台休憩所から

凍結した黒部湖
放水も行われておらず寂しい雰囲気
一部の施設しか営業しておらず仮営業中みたい
立山連峰
こちらはまだ冬の景色
黒部湖上流
黒部湖下流
旧日電歩道入り口
今年の開通はいつになるだろう

次は黒部平
ここからは黒部湖と扇沢の間にある山々の眺望が素晴らしい

五龍岳や鹿島槍ヶ岳
鳴沢岳と赤沢岳
スバリ岳と針ノ木岳
烏帽子岳?
水晶岳?
東一ノ越
雪に覆われた黒部平
秋には紅葉の名勝になるとはなかなか想像できない
ロープウェイで大観峰へ

母がだいぶお疲れなので大観峰はスルーして室堂へ
旅の目的地”雪の大谷”へ

除雪車がお出迎え
まだまだ除雪は必要みたい
雷鳥の置物が至る所に
どうせなら冬毛ver.が見たい
いざ目にすると”こんなもんか”って感じ
最高地点
あくまで1地点の記録であって、
ウォーキングゾーンを平均したら10m程度しかないんじゃないかと思う
看板の裏側は英語表記
そこそこの賑わい
テレビの撮影らしい一団も
パノラマロードでは雪の大谷の上を歩ける
大谷の淵を歩けるわけではないので高度感を得ることはできない
安全第一だからね
日中の気温上昇で足元が不安定
慣れていないと歩きにくい
パノラマロードというだけあって景色はとても良い
名前募集中
パノラマロードを道なりに戻ると行き止まり
ウォーキングゾーンに戻らないと帰れない
ホテル立山で昼食(氷見きつねうどん)
雪に覆われた立山連峰
こっちの方がテンション上がる
大日岳
真っ白な”みくりが池”
隅っこにほんの少しの水たまり
それだけでも十分綺麗

ここからは母と別行動

地獄谷の硫黄分で黄色くなったと思われる雪
普段は入れない血ノ池も残雪期なら立ち入り可
血ノ池の底から
室堂平の至るところがスキー場と化してた
ここもその一つ
地獄谷の蒸気がいい味を出してる血ノ池の斜面
血ノ池のハイマツ地帯を縄張りに持つ雷鳥夫婦
(自分のカメラではこれが限界)
せっかくなので重機搬送用のルートで雷鳥沢を目指す
(少し遠回り)
夏場には想像できないルート
こうやって重機を乗り入れていたのか

雷鳥沢キャンプ場に到着

ちょうどよい居抜き物件発見
さっそく幕営
(スコップ要らなかった。嬉しい誤算)
テントからの景色
最高すぎる
テン場周辺を散策
明日登る予定の奥大日岳
稜線が素晴らしい
季節限定雷鳥沢スキー場
ロッジ立山連峰と雷鳥沢ヒュッテ
受付は終日不在
水道、トイレは使えた
雷鳥沢キャンプ場を少し上から
ここもこの時期しか歩けない
ここを登れば雷鳥荘
室堂で日帰り温泉するならだいたいココ
温泉に浸かってサッパリ
何時間でも見れる奥大日岳
ちょっとガスってきたけど別山乗越も良き
雷鳥沢キャンプ場全貌
ちょうどいい空き具合
GW前の平日サイコー
夕焼け
真っ赤っ赤にはならなかったけど、
マジックアワー独特のグラデーションが美しい
日が沈み急に寒くなってきた
転ばないように気をつけながらテントに戻る

テントに戻り夕食を食べ、暖かくして就寝
20時頃には綺麗に見えてた星空が25時に外に出たときには
月明かりでイマイチ夜空に
深夜のほうが綺麗に決まってると勝手に判断し、
20時に写真を撮らなかったこと後悔

雰囲気(2日目:登山編)

残雪期は特に暗い時間の行動は怖いので明るくなった5時に行動開始
本日の登る山”奥大日岳”
振り返ると”一ノ越”
前方に団体さんを発見
どこから登るか迷っていたので、
距離をおいて着いていくことに
雷鳥沢の端まで来たら、少し下ってそこから登り
見ての通り高低差はあまりない
追いつけそうで追いつかない
しっかり踏み跡があるのが心強い
稜線手前…からの~
稜線に到達
右側のピークが奥大日岳
室堂平を一望
前方は2511m地点
南側斜面は結構な谷底
急斜面で滑落したら途中で止まれる気がしない
谷の上には天狗平まで延びる”雪の大谷”
日が差してきた
日が差すと5割増でいい景色
2511m地点到達
この高いところからの”雪の大谷”が見たかった
弥陀ヶ原
剱岳
深い谷底は”称名川”?
この高度感を伝えたい
奥大日岳、大日岳へと続く稜線

2511m地点で大方満足したので山頂を目指さず下山を決意
テン場に戻り、一休みしてから撤収作業
母とはみくりが温泉に9時集合と伝えてあったが、15分ほど遅刻し無事合流

あとがき

雪の大谷はイマイチ心に響かなかったけど、雷鳥沢でのテント泊と奥大日岳登山は非常に満足度が高かった。
登山をやらない方は、雷鳥沢でのキャンプだけでも十二分に楽しめると思う。雪の大谷だけに訪れるにはもったいない!

ありがとうございます。励みになります。