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1泊2日-茶臼岳(那須岳)

           山行日:2024年710月20日(日)~10月21日(月)

10月に入ってから風邪をひき、さらに久しぶりの登山ということもあり、軽めな登山が楽しめる茶臼岳で行ってきた。

茶臼岳へのアクセスはこちらの記事を参照のこと

macaのコースタイム

1日目 山麓駅~三斗温泉小屋
11:15 那須ロープウェイ 山麓駅
12:00 峰の茶屋跡避難小屋(強風のため待機30分)
13:30 三斗小屋温泉
                           *適宜休憩あり

2日目 三斗温泉小屋~隠居倉~三本槍岳~朝日岳~茶臼岳~山麓駅
06:50 三斗小屋温泉
07:40 隠居倉(休憩15分)
08:15 1900m峰(休憩10分)
    *三本槍岳まではピストンになるのでここに荷物をデポ
09:00 三本槍岳(休憩20分)
10:00 1900m峰(休憩5分)
10:25 朝日岳(休憩15分)
11:15 峰の茶屋跡避難小屋(休憩10分)
11:50 茶臼岳(那須岳)(休憩10分)
13:05 峰の茶屋跡避難小屋(休憩10分)
14:00 那須ロープウェイ 山麓駅
                           *適宜休憩あり

1日目:山麓駅から三斗温泉小屋まで(最短ルート)

スタート地点の那須ロープウェイ山麓駅前
すでに街を見下ろせる高さ(標高1390m)

写真で見ると穏やかな天気だが、この日は強風のためロープウェイは運休

まずは駐車場の横にある階段を登っていく

宿泊先の三斗小屋温泉までは4kmちょい
病み上がりには丁度よい距離感

駐車場の最上部にある峠の茶屋

峠の茶屋を過ぎると本格的な登山道

さっきまで晴れていたのに雲行きが怪しくなってきた

あっという間に樹林帯を抜け荒涼とした景色に

対岸の斜面の紅葉が綺麗

峰の茶屋跡避難小屋に到着

強風のため立ち往生ししている人が多い自分もその一人であったが、結論から言えばここが一番風が強く感じる場所だった

朝日岳に登る予定だったが、立っているのもやっとなので三斗小屋温泉への最短ルートを進むことに

ガレ場のため一見滑落が心配になるルートであるが危険箇所は入口の一区間だけなので怖いのは最初だけ

下り始めて5分足らずで危険箇所を突破

期待していた紅葉はすでに散ってしまったようだ

下りきった先に那須岳避難小屋
噂通り使用禁止だった

樹林帯に入ってしまえば先程の強風は嘘のよう

ほとんどは落葉している中にも耐え忍んでいる木々も僅かながら残っていた

道迷うのない一本道
眺望がないので退屈といえば退屈

このルート唯一の見どころ”延命水”

沼原・姥ヶ平分岐付近ではまだ紅葉が楽しめた

三斗小屋温泉まであと少し

三斗小屋温泉に到着

受付を済ませて1日目終了

2日目:三斗温泉小屋から隠居倉、三本槍岳、朝日岳、茶臼岳を経て山麓駅まで

本日は風がなさそうなので前日に歩けなかった稜線を歩くことにする

登り始めるとすぐに温泉神社の鳥居

朝方は冷え込んだらしく今シーズン初の霜柱

さらに登ると源泉
見た目ほど周囲の温度は高くない

煙草屋専用とあるが大黒屋専用の源泉は見当たらなかった

登り始めたばかりだけど、源泉の地点で半分近く登っていることになる

見晴らしの良い所にでたけど、三倉山のピークは雲の中

鎖場かと思ったらただの柵

鎖ゾーンを登りきると、尾根に出る

そして、茶臼岳の登場

ほとんどが落葉してしまったけど、わずかに残るオレンジがきれい
それよりも、山頂付近にかかる雲が気になるところ

沼原方面に池が見えるが姥ヶ平のひょうたん池だろうか?

景色を楽しんでいるうちに隠居倉に到達

相変わらず雲に隠れた三倉山

こちらは三本槍岳

進行方向の熊見曽尾根
尾根のピークは朝日岳

熊見曽尾根分岐から隠居倉方面
緩やかな傾斜で登りやすかった

時間があることだし、せっかくなので清水平へ行ってみる

清水平方面

しばらく考えた後、こちらに荷物をデポして三本槍岳を目指すことにする
この案内によればCTは往復で135分

目的地の三本槍岳
目視ではそう遠くなさそう

その手前の清水平
山の中にあるこういった開けた場所が好き

清水平から見上げる三本槍岳

山頂付近とは思えない景色

三本槍岳へ到達
しかし西側はあいにくのガス

北側の景色はバッチリ

清水平ですらガスってきたので早々に撤退

1900m地点に戻ると三本槍岳のガスが取れていたのでもう少しのんびりすればよかったと若干の後悔

次の目的地は朝日岳

茶臼岳も雲に覆われはじめてる

距離が短いのですぐに到着

山頂からの景色はどの方面もガスガス

三本槍岳
茶臼岳
隠居倉はまだ大丈夫

真側の斜面は地面が露出していて他とは違った雰囲気
奥の尾根は中ノ大倉尾根っぽいので、次の機会に歩いてみたい

風はないし時間もあるがいよいよ天気が心配になってきた
とりあえず峰の茶屋跡避難小屋を目指す

朝日岳、峰の茶屋跡避難小屋間は、荒涼とした雰囲気

眺望は期待できなさそうだけど、せっかく時間もあることだし茶臼岳にも立ち寄ってみる

茶臼岳から朝日岳はよく見えた

見下ろせば紅葉もまあまあ綺麗

一方、茶臼岳山頂は雲の中

月曜日なのに登山者が多い
手軽に登れる山なのがよく分かる

今回は行けなかった姥ヶ平

茶臼岳登頂

せっかくなので山頂駅方面へ向かい時計回りで峰の茶屋跡避難小屋に戻ることにする

那須岳三角点

左にあるのがロープウェイの山頂駅
右へ進めば牛ヶ首、姥ヶ平方面

茶臼岳の南斜面は草原地帯

今年は紅葉する前に落葉してしまったらしい
それでもオレンジがきれい

姥ヶ平にも立ち寄りたかったけど、絶景は期待で来なさそうなのでまた次の機会に

牛ヶ首から峰の茶屋跡避難小屋間はモクモクと湯気が出ているポイントがいくつかあった

高低差もなく歩きやすい
前日の強風時はこちらの道を歩いた方が良かったかもしれない

峰の茶屋跡避難小屋まで戻ってきた
残すは山麓駅まで下りるだけ

あと少しで下山
この辺りの紅葉がちょうど見頃

2日間の山行を通して、紅葉が一番綺麗だったのは山麓駅の駐車場付近
最後にちょうど陽が差してくれた

無事下山
山頂はガスガスだろう

あとがき

1日目は、立っているのがやっとの強風により予定の変更を余儀なくされたが、茶臼岳の荒々しい風を身をもって体感できたのは、今では良い思い出となっている。避難小屋や延命水を経由する最短ルートで三斗小屋温泉へ向かったものの、強風時には姥ヶ平を経由するやや遠回りのルートが一般的らしい。しかも、そのルートのほうが景色に変化があり、より楽しめるとのこと。姥ヶ平には次の機会に訪れることにした。

2日目は風が穏やかだったため、稜線歩きを満喫することができた。全体を通して高低差が少なく歩きやすい登山道だったため、予定にはなかった三本槍岳まで足を延ばすことにした。さらに茶臼岳にも立ち寄ったことで、結果的にしっかり運動量のある山行となった。

このように茶臼岳は、ルート設定次第でさまざまな楽しみ方ができる山である。初心者から経験者まで幅広い方々におすすめできる魅力的な場所だ。



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